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おうちじかんの贈り物


日々を、ぐるりと見渡してみると
いろんな気づきや発見があると思う

少し時を戻して
ステイホームの時期

書き途中だったこのお話
年内に出せて、ちょっとすっきり

あの時間に感じたことや見つけたことが
きっと今のわたしの土台になってる

はいどうぞって

急に時間を与えられたみたいで
最初は戸惑いもあったけれど

少しホッとしたような部分もあって

毎日電車に乗らなくていいんだとか

自分のペースで毎日を送れることに
正直ほっとした

私は自分が思っている以上に
いろんなことを感じやすくて

まだ当時20才なりたてとかだったのに

なぜかいつも疲れていたし
すごく息苦しかったのを覚えてる

果てしなく長かった通学時間は
もうほんとに
エネルギーの消耗が半端じゃなかった

端っこから東京まで電車に揺られて

どこにいても人の多さに圧倒されて

大学に着いたところで
学校っていうよりかは

ずっと駅にいるみたいな感覚で
どうしてもうまく息ができなかった

高校生のときは
大学に行くって選択に疑問すら持たなくて

自分の未来にそこまで興味がなかったのが
正直な気持ちで

その場が楽しければそれでよかった

なんかこう、そのくらい
矢印は自分には向いていなくて

外に外に向いていたな、ずっと。

だからこそずっとアンバランスだった
心も体もチグハグな日々だった

いざ大学に入って
就活や将来についての話をする機会もそりゃあって

当たり前かのように
会社に入ることが前提とされた講義や
先生たちの言葉に

初っ端からものすごい違和感を覚えた

どうして同じタイミングで
同じ方向を向かないといけないんだろうって

そこで初めて、あれ?って
やっと自分の気持ちみたいなのが
動いたのかな

違和感って形で、気づきをくれた

そんな風に
どこか違和感を持ちながら悩んでいて

でもだからといって
自分になにができるんだろうって
ぐるぐる考えていたときに

この、一旦立ち止まる時間がやってきた

だからきっと
ホッとしたんだと思う

学生だったけど
一旦学校に行かなくて良くなったし

学生だけど学生じゃない時間が
本当にひと安心したというか笑

学校があるからとか
疲れてるからとか

何かしらの理由をつけて
隅の方に置いていた
やりたいことひとつひとつを

拾い集めて
紙に書き出してみて

一個一個取り掛かることにした

その作業も
自分で全部好きに決められることも
すごく心地良くて

この時点でワクワクしてた

ここでまず、
わたしはヨガをやってみたんだ

朝起きて
窓を開けて

マットをびゃっとひいて

落ち着く姿勢で、ただ座る

目を閉じて、ゆっくり深呼吸をして
目を開けたくなったら目を開ける

まだ動きたいなとか
伸ばしたいところがあれば

そのままゆっくりストレッチしたり
簡単なポーズをとってみたり

気の向くまま

その日の自分の
心と体に

どんな気分?って声をかけながら

とにかく毎朝
なんとなく続けてみたの

自分の真ん中に戻ってくる時間を
1日のはじめに作るようにした

これがものすごく心地良くて

この期間を通して
初めて本当の意味で

ヨガの時間が

日々の暮らしの中に
溶け込んでくれたんだなと思ってる

特別なものではなくて
運動としてではなくて

呼吸を整えることが
日々の習慣になった

この感覚を忘れたくなくて
純粋にもっと知りたくなって

その年の秋からヨガの勉強を始めたよ

それを仕事にするかとか
学んだ後どうするかは一旦置いておいて

知りたいって思ったその気持ちに
素直でいたかった

なんとなくで選択してきたこと
進路に限らず、いろんなことにおいて
すごく後悔したから

ここから先は
自分の気持ちが真ん中にある選択

結果がどうこうではなく
責任を持って選択しようって強く思った


そして
もうひとつの大きな気づきは

家族とのなんてことのない時間に
すごく幸せを感じたこと

毎日ずっと忙しい家族と
スローな時間の中で過ごせること

一緒に買い物に行けたり
お花屋さんに行って
家の中のいろんなところに飾ってみたり

にゃんとお昼寝する時間がたっぷりあったり

日常の小さなひとつひとつが
ものすごく幸せで、温かかった

この当たり前のようで当たり前じゃない
小さな小さな幸せを大事にしていきたい

それを感じられるくらいの余白や
心と体があればいいなって

私の中の幸せを見つけられた時間だったんだ

仕事がどうこうとか
職業がどうこうではなく

そんな風に暮らしていきたいし
生きていきたいなって

人生において
なにを大切にしたいかがみえた瞬間だった

ひとそれぞれ
みんないろんな形できっとあるよね🪽

今はお空にいるにゃんとも
たくさん遊んだし、遊んでもらったし

本当に良かったなぁって思ってる


暮らしの中に転がってる

見落とししまいそうなくらい
ちいさなちいさなものたちに

改めて愛を持って、向き合うことができて
なにを大切にしたいかがわかった

あの時間で、大切なことを
沢山教えてもらった

余白がないと、きっと気づけなかった

気づけたからこそ

今は自分の大事にしたいことや人たちを
ぎゅっと抱きしめて日々を過ごせてる

そのことに感謝の気持ちでいっぱい

この先も忘れたくない
大事な大事な時間🌼

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