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辛味の効いたエビチリ 開栓3日目のヴーヴレ・スパークリングワイン

2日前に開けたヴーヴレのスパークリングワインが残っていたので、それに相性のよさそうなものがないかなとスーパーの惣菜コーナーを歩く。ちょうど良さそうな辛味の効いたエビチリを発見。ロワール川沿のヴーヴレで作られる白ワイン、スパークリングワインは魚介や甲殻類に合わせやすいとされる。スパークリングの泡の刺激は中華の香辛料の刺激とも相性は悪くないはずだ。

辛味の効いたエビチリ

さて、開栓3日目のヴーヴレ・スパークリングをひと口。以下は開栓日のテイスティングコメントだが、泡立ち、果実味ともに落ち着く。泡の刺激が落ち着いた分、果実味をしっかりと捉えられる。開栓直後と3日目のものを飲み比べたとして、後者の方が好きという人もたくさんいそうだ。

ドメーヌ・デュ・プティ・コトー, ヴヴレー・メトッド・トラディショナル

ドメーヌ・デュ・プティ・コトー, ヴヴレー・メトッド・トラディショナル, 2,970円  
Domaine le Petit Coteau, Vouvray Methode Traditionnelle, Les Tuffieres Brut, France,
グレープフルーツ、花梨のフレッシュな果実香、明瞭にセルフィーユ、ハーブ、柑橘果皮などのビターなフレーバー強い。
果実味は中庸で柔らかい蜜のニュアンス、トップから強めに苦味が全体を支配し余韻まで徹底的にドライ、酸味は中庸、シンプルでフレッシュな果実味とキッチリとドライな風味。

辛味の効いたエビチリの余韻にワインをひと口。

エビチリとヴーヴレ・スパークリング

大人向けか、エビチリには辛味がしっかりも効いている。とはいえ、辛味でエビの風味が分からなくなるほどではなく、ちょうど良い刺激になるようコントロールされている。辛味が広がった後にじんわりとエビの旨味が広がる。ワインを口に含んだ瞬間は、少し強めに効いたワインのドライでビターなニュアンスが口内を支配するように感じるが、すぐにエビと辛味が追いつき、興味深い相性を見せてくれた。なかなか良い相性だが、期待通りといったところか。数年かけて熟成したヴーヴレの落ち着いた果実味に、この辛味とエビの旨味を合わせてみたい。
相性: ★★★☆☆

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