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Trust the Process

12月にもなり、部の年間予定表のスプシは崩壊しそうなほど重くなり、外は意外とあったかくて、合格報告をもらってガッツポーズをする。
そんでもってやっぱり沖縄の人たちはあったかかった。

突然だけど、

NBAが好き。
NBAは良くも悪くもビジネスチックで、冷たいし、お金は動くし、そして素敵な言葉が生まれる。
マーケティングが上手いんだよね、チームもリーグも。
(強引な文章ですまん、わがままでごめん。)

バスケするだけじゃなくて、そこにドラマを作る、ストーリーを作る。そこを重視するんです。
ヒーローはもちろん生まれるし、ヒールって言われるような悪役も人気。
つまりキャラ立ちも重要なんですわ。もちろんリーグにその選手が残れるかどうかは実力主義でしかないけど、リーグとしてはファンを作ってファンをアリーナに呼ばないとだからね。

今回は二つ、俺の好きなキャッチコピー?考え方?を書こっかな。

「Trust The Process」

俺がNBAを見始めた2016年ころ、順位表やその日の試合結果をいつ見ても、いつも最下位のチームがあった。
Philadelphia 76ersというチーム。

10勝、、72敗!?
NBAは殺伐な世界だなあとドン引きした。(この弱さは実際稀に見る弱さ。)

そんな時に、76ersが掲げてたスローガンが「Trust the Process」。
まあポジティブというか、都合の良いスローガンだね。だけど俺は好き。

どんな瞬間も過程だ、俺たちは絶対に上に行く、だから信じろ、俺たちについてこいと。数年後みてろよ!と。
ファンと自分達と他チームへの力強いメッセージ。
結果2020シーズンにリーグ1位。プレイオフで優勝できるほどNBAは甘くないけど、信じ続けた結果としては十分すぎる。

辛い時にこそ、この言葉を思い出したい。NBAでやっぱかっこいいのはスーパースターと同じくらい、リーグに食らいつくアンダードッグ達。
過程を信じるてことは、頑張ってる自分を信じるてこと。認めること。

俺は中学生のバスケ部を指導しているんだけど、一年前、本当に命をかけた試合の采配に臨み、そして負けた。
その時思ったことが「ここまで頑張ってきたのに。」でした。
絶対に言ってはいけない言葉。

ここまで頑張ってきた生徒たちの努力を否定するような思考に至ってしまった自分を、今ならぶん殴ってやる。
俺はあそこまで練習して、戦い抜いたあいつらを誇りに思う。あいつらの過程を俺が1番愛さなければならなかった。

なぜだか、スラムダンクの「俺たちは強い!」て声が遠くから聞こえてきた気がする。

Mamba Mentality

もう一つはコービーブライアントのメンタリティーを表した、Mamba Mentality。

コービーブライアントは、言わずとも知れた、NBAのレジェンド。歴代最高の選手(GOAT)論争は色々あるけど、とりあえずかっこいい。それだけで良い。

このメンタリティーがどんなものなのかというと、「より良い自分になり続ける」ということ。

彼はかなりのストイックな男だった。
アキレス腱を切った後のフリースローは2本決めてからベンチに下がったし、怪我だらけの晩年の引退試合で60得点、誰よりも朝早く体育館には彼がいたと言う話もよく聞く。

かなり周りからは色々言われたキャリアだったけど、結果と自身の一貫したスタイルで黙らせた。

俺は生徒達に日々成長を求めている。
その日の120%を続ければ、いつの間にかそれが次の日の100%になるからっていってる。
俺もできてないことだけど、できてないからこそ、それが絶対に彼らのためになると思うから。

そんなコービーブライアントはヘリコプター事故で2020年に亡くなった。
亡くなった日は大学の自習室で泣いたなあ。

絶対に

マンバメンタリティーはこれからも受け継がれる。俺もそれを体現したいし、大切な生徒達にも少しでもそれを伝えておきたい。
俺なんかについて来てくれる生徒であり、これからあと何年やるかも分からないコーチ業、部活を通してバスケ以外にも少しでもより良い人間になってもらいたいんだ。
俺が伝えられるものは全部伝えるよ。

明日もより良い明日にしていこう。
そのためにしょうもないと思うかもしれないプロセスを歩もう。
じゃあまたね。

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