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縁ある場所にいく

3月便り。
インドネシアでの3シーズン目が終わり、改めてこんなにも長くこの国でプレーできたことは、良いサプライズだったなと思っています。

外国人枠の争いはどの国でもシビアなもので、結果が出なければ半年でクビは当たり前。単年契約の終わりに契約更新を掴んだり、移籍やステップアップしていくというのは外から見るより遥かに難易度の高いことだなと、実際にプロとして10年目の年を迎えて感じているところです。

プロの世界である以上、結果が全てだし、ビジネス的な側面も当然あるだろうけど、自分でコントロールできること、そうでないこと、タイミングとか運とか、色んなことが重なって契約に至るんだなと。

僕自身は、ここまでプロとして生き残ってこれたのは、自分の技術と努力があって、周りの人のサポートがあって、必要としてくれるチームがあったからこそだと捉えていて、好きなことややりたいことを仕事にして生きいくのは簡単なことではないけれど、色んなことが噛み合う瞬間を常に探し求めながら、粘り強くやり続けた先に縁が巡ってきたのだと思っています。

自分でコントロールできることに最善を尽くした上で、必要としてくれるチームと“ご縁”があったからこそ。
チームがなかなか決まらない時期には、「ご縁があるところに行くようになっているから大丈夫」と言い聞かせ、だからこそ自分ができる最高の準備を常にしていようと自身を鼓舞しながらやってきました。

ものは考えようですが、そう思うようになってからは、より自分のコントロールできることに意識がいくようになったり、コントロールできないことに意識がいかないようになってきたなと。
チームが決まってからも、調子が良い時も、メンタル的にきつい時も、淡々と自分のやるべきことに立ち返り、日々やり切ることに焦点をあてて積み上げる。
その日々の積み重ねの先にこれまでのキャリアが付いてきたのだと思っているし、これから先も自身と向き合い、目的と目標を持って積み上げていく先に自分の道を切り拓いていけるのかなと思った31歳の春でした。

日本の寒さと花粉に絶賛苦戦中ですが、何年かぶりに見れるであろう桜も楽しみに、また次の目標に向かって挑んでいきたいと思います。

ではまた。

“It’s up to you”

Renshi

サポートは、サッカーを通じての挑戦に使わせていただきたいと思っています。