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チームBBQ

チームは現在降格圏に沈み、なかなか苦しい時間が続いている。ピッチで結果を出すためにチームのために何ができるかを考える日々だ。
今シーズンは既に監督交代が2回。半分ほどの選手が前期後期で入れ替わる形となった。チームは20代前半の選手が大半を占めているが、年齢関係なく仲は良いし、練習の雰囲気も決して悪くはない。

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そんな中チームはベテラン組の声かけによってBBQをすることになった。

行き先はウボンラチャタニーのリゾート地、通称パタヤノイ(小さなパタヤ)と呼ばれる湖だ。
小さな船を貸し切り、船内でBBQやカラオケをしたり、ダイビングスポットでは崖から湖に飛び込みをしたり、船内から釣りをしたりしながら約4時間かけて湖を一周した。

サッカーの話から、プライベートな事まで、大自然の中でリラックスして色んな話ができたことは僕自身とてもいい機会だった。
途中船内でローカルゲームに参加した時には、まんまと罠にはまり見事にドッキリにかけられたけれど、こうやって異国の地で受け入れてもらえていることは嬉しい瞬間でもある。

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グラウンドが僕らの仕事場ではあるけれど、それだけではない部分も僕は大事だと思っている。

異国で活躍するのに技術とか言葉とかそういうことは当たり前のように大切なんだけれど、長く活躍している選手を見ていると、その国の文化や考え方、スタイルをリスペクトして受け入れていくこともそれと同じくらい大事なことだなと強く感じる。
これはラオスでプレーした4シーズンで1番学んだことで、長くプロの世界で活躍する先輩と一緒に過ごした時間の中で影響を受けたことだ。それが今になってすごくいい時間だったと思えるようにもなった。

僕自身、まだタイ語は100%は理解していないけれど、話の流れや雰囲気、それぞれの個性や人柄はその場にいれば何となくわかるものだ。まずはその場に行くこと。もっと言えば誘ってもらえる人間であることは大切な要素だとも思う。タイ語は日々勉強中で、相変わらず汚い言葉を教えてくれる先生ばかりだけど、そういう日々の積み重ねが異文化で働くことの醍醐味のひとつでもあると感じている。

現地のご飯を食べて、その国の文化を知り、その国のスタイルの中で生きていくことは、自分の人生を豊かにしてくれるものだと思うし、その積み重ねは結果的にピッチ上にも良い影響を与えるものにもなると思っている。

サッカーだけでなく、人生も楽しむこと。

サッカーと人生を楽しむこと。

結果が全ての世界だからこそ、こういう感覚も持っている事は色んな場面で余裕を生んでくれるのかなと思う。
今シーズンも残り2試合。サッカーができることに感謝して、自分で掴みとったこの瞬間を誇れるように最後までやりきりたい。

ではまた。

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“It’s up to you”

Renshi

サポートは、サッカーを通じての挑戦に使わせていただきたいと思っています。