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みんなでみんなの“現在地を楽しむ”料理イベント「ええかげん食堂」

※この記事はがんばれば5分で読めます。

「ええかげん食堂」とは?

〜はじめに「ええかげん食堂」とはなにか説明します〜


ええかげん食堂は、「ちょうどいいかんじ」をみんなで楽しむ料理イベントです。

例えば料理するとき、
「レシピ通りの材料を揃えなければいけない」
「調味料はレシピ通りでなければいけない」‥‥

ぼくたちいつも、どこかで思いつめてしまいがちかも。

この食堂では正解や究極を追い求めることはありません。

まあこれくらいでいっか!
これはこれでアリやねえ!

偶然できたものやその人の現在地を、みんなで笑いあえる場所がつくりたい。

そんな思いから「ええかげん食堂」は始まりました。

ええかげん食堂の様子


運営チーム「ええかげんで委員会」 メンバーに、立ち上げ当初の想いをきいてみた。

〜食堂立ち上げ当初、メンバーそれぞれが考えていたことについてインタビュー形式でお伝えします〜

おでん鍋に映る3人

Q. 「食での場づくり」を実験的にやってみようと思ったのはどうしてですか?

堀井「食を通して生まれる、人同士のコミュニケーションに居心地の良さを感じていたからです。美味しい食べ物を囲むことに身分も肩書きも価値観の違いも関係ない!! 食卓を囲むそれぞれが一人の人間として肯定されながら、みんなで時間が共有できる『食』にはどこまで場所をつくりだす力があるのか試してみたくなったんです。」


Q. 食堂立ち上げ当初、どんな人に参加して欲しいと考えていましたか?

鈴木「私はソーシャルアクションに挑んでいる、もしくは何らかの活動を始めたい若い人に来て欲しいと思っていました。
私を含め、私の周りの環境にいる人が、その人の思い描く理想状態と、実際にその人が生み出せている価値とのギャップに苦しみ、自分自身に押しつぶされることってあるなと感じていました。
きっと誰しもが『もっといい世界になって欲しい』と思っているはずなのに、今日もどこかで泣いている人がいる現状。そんな社会に対してチャレンジする人が活動の足を止めてしまうことがないようにしたいんです。

堀井「ぼくは一人暮らしの学生に来て欲しいと思っていました。夜、一人でご飯を食べる予定だった人がふらふらっと食堂に訪れて、料理をつくるところから誰かとコミュニケーションが取れる環境に入り込める。そんな機会を生み出せたらいいなと考えていました。」


Q. 運営チームの名前である「ええかげんで委員会」ってすごくいいネーミングですね笑

堀井「ありがとうございます! 世の中でいわゆる「食堂」を運営している団体ってどんな名称なのかなとか考えてはいたんですけど、最初に頭の中に降ってきた「ええかげんで委員会」が忘れられず、、」

鈴木「ふーみん(堀井)めちゃ推してたよね笑   私もこの名前が持つある程度の脱力感やダサさが気に入って、そうしよう!ってなりました。いま改めて考えてもキャッチーで覚えてもらいやすいし、それこそ「ええかげん感」が出ていて相応しいネーミングだと思っています。」


Q. ええかげん食堂を開催するスペースを選ぶ際、明確な基準はありますか?

堀井「実はまだこれといった基準がなくて。大人数で開催する際には作業スペースが大きいこと、食器洗い場がいくつかあることが条件にはなるんですけど、使うスペースに合わせて開催規模や使い方を変えていくことができるのではっきり言い切れないんです。‥‥あ、利用するための費用ができるだけ抑えられるハコは理想です笑」

鈴木「あと、そのスペースを運営されている方・団体がサポートしてくださるスペースがあれば最高だよねって話してたよね。現在、私たち学生の力だけで理想的な食堂をつくることには限界があります。そんな中、「ええかげん食堂」の思いに共感して応援してくださる方のありがたさをひたすら感じていて、、 イベント当日の現場サポート、SNS等での発信・広報サポートまでお願いできるスペースさんは単純にものすごくありがたいですが、そもそも『食堂はそこにいるみんなでつくるもの』をテーマにしている以上、関係人口が増えたり、関係してくださる方との距離感が近くなることはすごく大切に考えています。」

※デザイン視点からの企画を担当するあやのちゃんは卒業制作等のため、現在委員会お休み中です。


これからのええかげん食堂

食堂の内では、みんながそれぞれの好きなことを、好きなように追い求めていてほしい。

例えば、
「誰かと一緒に夜ご飯を食べたい」
「自分の好きなレコードをみんなに聴いてほしい」
「和食に合うお酒を見つけたから共有したい」

そんな日常のささいな「したいこと」を持ってこれる場所をつくり続けたい。

そのためにも、ええかげん食堂は「人とのつながりを生む」ことを第一の目的に置きません。

この食堂の最大の価値は、そこにいたそれぞれが自分の中で決めること。

今のところ関西の学生が参加者の大半を占めていますが、これからは属性偏らずに、だれもに寄り添える場所になるような「開かれた食堂」になることを目指しています。

油が跳ねていい感じ

※現在ええかげん食堂では、運営のお手伝いをしてくださる方、コラボしてくださる方・団体を募集しています。
興味を持ってくださった方はお気軽にメッセージいただけると嬉しいです。



第1回の様子については、立命館大学新聞社さんに取材してもらったものをご覧ください↓


今後もええかげん食堂をよろしくお願いします!
2024.3.20

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