こんにちは！
RENEW LAB.を主宰している白鳥さゆり（@sayuriiiiinu）です。

今日は、最近の私の脳内の８割以上を占領している新しいチャレンジについて、一体どんなことしているのか、を少しご紹介したいな、と思っています。

『クラシック音楽をこれまで馴染みがなかった人々に届ける』という想い

『クラシック音楽をもっと多くの人に届けたい』

このテーマについては、業界に在籍している人や、関わったことがある人の多くが、一度は考えたことがあるのでは、と思っています。

私ももれなく、その１人です。

私が学生だった10年前は、本当にピアノを弾いたことしかない小娘だったので、考えても考えても良いアイディアが出せず、

「まずはビジネスマンとして誰よりも成長しよう！」と思いで、新卒でリクルートキャリアに入社しました。

営業やマネジメントを経験し、その後会社員を辞めてからも、音大生のキャリア支援や、それ以外にも色々な仕事をする中で、学生時代とは比べ物にならない経験やスキルや知識が身につきました。（それでも全然まだまだ足りない部分はたくさんですが…日々精進です…！）

そして改めて、今年の春ぐらいから『クラシック音楽をこれまで馴染みがなかった人々に届ける』ということに、本気で挑み始めました。

それはもう、10年越しの、並々ならぬ想いです。

『クラシック音楽をこれまで馴染みがなかった人々に届ける』ために必要なこととは

ずばり、「クラシック音楽を手段（ツール）にする」ということに着目しました。

世にあるクラシックコンサートの多くが、”コンサートを開くこと” ”音楽を奏でること” が目的になっています。

それ自体は悪いことでは全然無いのですが、これまでクラシックコンサートに足を運んだことが無い人たちに向けて音楽を届けたいのであれば、

”コンサートを開くこと”  ”音楽を奏でること” を手段にして、
”届けたい人たちに何らかの価値提供をすること（これは各自で設定する必要があります）” を目的にするべき、
だと思っています。

なぜなら、世の中には、楽しいこと、楽しい場所がたくさんあるからです。
映画、フェス、美味しい飲食店、飲み会、テーマパーク、水族館、ショッピング、タピオカ etc.

これらよりも「行きたい！」と思えるクラシックコンサートを作らねばならないし、作るためにはただただ演奏することを目的としていては、これまで馴染みのなかった人たちにはなかなか振り向いてもらえないと思っています。

まず取り組んだこと

ということで、『クラシック音楽をツールとした何かを作ろう！』というところから、私のチャレンジはスタートしています。

そしていま現在、小さな子どもを持つファミリー向けのクラシックコンサートのブランドを、０から立ち上げています。

なぜファミリー向けにしたのか、等はここでは割愛しますね。まずはこんな感じでざっくりと、どんな人達をターゲットにするか、を決めました。

【これまで行ったこと】
・小さな子どもを持つファミリー300世帯へのアンケート調査
・ターゲットとなりそうな世帯のママ達へ直接ヒアリング調査
・届ける価値を言語化し、ロゴなどのクリエイティブに落とし込む
・構成、選曲、編曲、演出などのコンテンツも価値に合わせて作る
・ターゲットとなりそうな世帯をご招待したモニターコンサートの実施
・モニター参加者へのヒアリング調査　etc.

私自身初体験な取り組みも多かったので、本を読んだり、ググったり、有識者からアドバイスを頂いたり、そんなことをしながら進めています。

例えば、アンケートの取り方ひとつにしても、直接お会いしてのヒアリング調査にも、ただやれば良いわけではないので、ちゃんと結果につながるように、できる準備は全て行いながら臨んでいます。

（このへんのアンケートの取り方テクニック、とかは、リニューラボでもシェアしたのですが、メンバーからもけっこう反響がありました。）

お客様となる人たちと向き合い続けて見えてきた、クラシック音楽ならではの強み

↑のように、とにかく「お客様となりえる人たちに向き合いまくる」ということをずっとしてきているのですが、そんな中で見えてきたことがあります。

「クラシック音楽ってすごいやん！」ということです。

クラシック音楽の魅力は十分に理解していたつもりだったのですが、今回の取り組みを通して、大きく２つの良いところに改めて気が付きました。

①クラシック音楽に対して悪いイメージを持っている人がいない

もうこれは、クラシック音楽を届けるにあたってめちゃくちゃプラスなことなのですが、「クラシック聴くと悪いこと起こりそう」みたいなイメージを持っている人が、本当にいないんです。（お子様を持っている世帯だったら特に顕著）

「なんとなく良いものっぽい」みたいなイメージを、世の中の人は持っているんですよね。

一方で、コンサート自体に敷居の高さや、退屈さ、堅苦しさ、というイメージを持っている人は多かったので、このへんは ”コンサートを開くこと” を目的としたコンサートが溢れていることから生まれた弊害かな、と思います。

ただ、何度も言いますが、クラシック音楽自体に、悪いイメージを持っている人は、本当にいないのです。

子どもが生まれるまでクラブで踊り狂っていたママが、「子どもにクラブミュージック聴かせるなんてありえない！でもクラシックは聞かせたい！」なんて言っていたりするぐらいでした。笑

②クラシック音楽自体に固定されたイメージがついていない

どういうことかというと、例えば、今回ファミリー向けにコンサートを作る中で、ジブリやディズニーは鉄板で親子や喜ぶので選曲する、という選択肢もあるのですが、選曲は絶対にしないと決めています。

理由は「ジブリやディズニーにイメージを乗っ取られてしまうから」です。

ディズニーやジブリの威力ってすごくて、その曲を演奏した瞬間、そのキャラクターの世界観にガラッと変わってしまいます。（アンパンマン然り）

これから立ち上げるコンサートを『妊娠したときにパパママが第一想起する（真っ先に頭に浮かべる）音楽ブランド』として育てていくことが目標なので、ディズニーに世界観を乗っ取られてはいけないのです。

それを演奏した瞬間「ディズニーを演奏する、生演奏団体」になってしまうからです。（これが悪いことと言っているわけじゃないです。私が目指すゴールと合わない、というだけで、子どもは100%喜んでくれるので、ジブリやディズニーは適材適所で絶対に利用したほうが良いブランドです。）

ディズニーランドに、急にアンパンマンが現れたら、めっっっっっっっっっちゃ違和感じゃないですか。
だから、私が立ち上げているコンサートも同じで、それぐらい、個として強いものを目指しています。

逆に、クラシック音楽ってどうでしょう？

乗っ取るほどのこれっていうイメージを世の中で持たれていないので、これから新しいチャレンジをしようとしている人には、ツールとしてめちゃくちゃ使いやすいんじゃないかな、と思います。

それこそ、ディズニーランドのショーとかでもクラシック音楽はよく使われています。（＝ディズニーランドにアンパンマン現る！みたいな違和感が生まれないということです。）

映画とかにもよく使われますね。

ということで、クラシック音楽は、最強のツールだな、と思っています。

白鳥のチャレンジこそが、RENEW LAB.で取り扱っているメインテーマ

ざざざっと、本当に概要だけ、今わたしがしているチャレンジについて書きましたが、この過程や、私が得た学びを全部公開しているのがリニューラボです。

これから、このチャレンジは、サービスの正式リリースを迎え、多くのファミリーに届けるにはどうしたら良いのか、利益を出すためにはどうしたら良いのか、みたいなことを考えていくフェーズに移ります。

アイディアベースのものから、深く考察したこと、何かを試した結果、まだ外には出せない情報まで、これからも全部リニューラボにシェアしていきたいな、と思っています！

コンサートの現場も、毎回メンバーには公開していきます。

今週の日曜は、リニューラボのメンバーたちと、私の家で、その新しいチャレンジについてあーだこーだと議論しながら飲む、という飲み会が開催される予定だったりもします。笑

誰もがチャレンジできる、誰かのチャレンジを応援できる、そんな場所

「こんなことやりたい」「これを変えたい」という想いは、大なり小なり誰しもが持っていると思います。

そのアイディアの種を無かったことにせず、誰もがチャレンジへの一歩を踏み出せる背中を押すことを、このリニューラボでできたら、と思っていたりします。

一方で、「全員がチャレンジすべきだ！チャレンジのみが正義！」みたいに思っているわけではなく、シンプルに「チャレンジを見ていたい！応援したい！」という人も、リニューラボにはたくさんいますし、大歓迎です。（ROM専の方たくさんいます！）

音楽業界は特に、ともすれば周りの目が気になってしまったり、これまでの慣習を守りすぎてしまったり、という独特の雰囲気があります。

ひとりぼっちでチャレンジすることが難しかったり、新しい何かに対して「これいいよね！」と声を大にして言いにくかったり、そんな環境を変えたいと思っている方はぜひリニューラボに入ってみてください☆

私は今日も、クラシック音楽業界をアップデートするために、チャレンジしています。

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