見出し画像

五輪カラーのようにCMYKが重なりすぎてもはやモノクロに感じられる東京の夕暮れ.もはや何が見えないのかが見えない.

 こばやしです.

 僕にはフィジカルに一人でいる時間が何よりも大切な気がしていて,よく夕暮れ時に都心を散歩したりすることがよくあるんだけど,2021の2020東京五輪が見えない今日,昨日は昼夜五輪工事で月日が経つ東京ベイエリアの空気感を感じたくて,豊洲・有明と虎ノ門・丸の内へ自転車を進めてみた.路線バスやタクシーが何食わぬ顔でTOKYO 2020ラッピングで街中で風をきっているなか,どこかがおかしいと感じながら.

画像1

 仮囲いの五輪キャラクターたちが道ゆく車に嚮後を尋ねるように.

画像2

 目紛しく開発が進む周辺地に,来る一年後に希望を託すように,

画像3

 ふとしたとき 五色に溢れる一年後が脳をよぎったり,

画像4

 上を見上げればもやしのようによく伸びる物体と狭くなる空が見えるんだけど,換気塔に力強く貼られたポスターが排気と共に昇華してしまいそうな脆さを感じ,

画像5

 もはや何を見ればいいのかが見えてこない街.雑踏感がどこかへ行ってしまった,ごくその瞬間を切り取られていてそれが信じがたいんだよね.

画像6

 皮肉にも もうそこにいてはダメだ,という焦燥感.

画像7

 ハードは徐々に正常に時を刻みつつあるなあと感じながら,

画像8

 なんともこの時代に生きているのは奇跡だなあという感覚が日に日に上書きされてゆく.

画像9

丸の内で君には何が見えているんだい.

画像10

画像11

 CMYKを弄る程度で2020を誰も知らなかったことになるのかなあ.そんな空気感を,徐々に正常な時を刻みつつある東京に感じている.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?