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スゴい「投資家」

noteかな、twitterかな、昨日出会った記事です。

実は、僕も昨年の11月、50歳になりました。

記事のタイトル「50歳になり、迷いも惑いもなくなりました」。迷いも惑いもなくなった、ですって?スゴいな、と思い記事を拝読しました。

記事を読み終えて、池田さんはスゴい「投資家」だと感じました。

えっ?特に投資先なんて書かれてないよ!?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。それは投資を狭く狭く捉えているから、ではないでしょうか。

要するにすべては「選択」なのです。
広い意味での投資とは「現在の資産(時間、才能、お金)を投下することで、将来的により大きな資産(時間、才能、お金)を得ようとすること」です。

15歳から学ぶお金の教養 先生、お金持ちになるにはどうしたらいいですか?(著・奥野一成さん)

「お金を使って何をするか」という選択が、君の未来を形作っていくのです。

14歳の自分に伝えたい「お金の話」(著・藤野英人さん)

投資と聞いたら、脊髄反射的に「株式投資」「投資信託」とかを連想していると、投資を誤解してしまう恐れさえあると思います。

お金に限らず、自分の時間、能力、スキルはもちろん、想い「こんなことをしてみたい」「こんな未来であってほしい」、それらを含めて、それをどこに投じるのか、それを選んで決める行為。これが「投資」だと僕は思います。

そして、藤野さんが言われるように、その投資が未来をつくっている。

池田さんの記事を読むと、いろんなモノを買うに加えて、いろんなコトにお金だけではなく自分の時間や想いを投資されたことが感じられます。そうした投資がつくった未来が「迷い、惑いが無い」境地なのだろう、と思ったのです。

僕は50歳になりましたが、迷ってますし、惑ってます。それは僕のこれまでの「投資」が少なからず影響しているんだと感じます。これまでのお金や時間の使い方が今をつくっている。とすると、これからのお金や時間の使い方にもっと工夫を加える、自分の想いを込める、とか、そんなふうに「投資」が変われば、僕も池田さんの境地に達することができるのかもしれない。なんてことも思いました。

池田さんの記事の中で印象的だったのが息子さんのお話でした。池田さんのご判断を「投資」と呼んだりしてはいけないのかな、とも思います。

でも、子育てって「投資」だと思うんです。なぜならそれが未来をつくるからです。

田内学さんの記事も昨日読みました。

カネ経済しか見ていないから、GDPに含まれない子育ては生産性がないとみなされ、子育てをする主婦は労働参加率には含まれない。

子育ては「投資」です。過去のこれまでの「投資」がつくった未来が「今」なわけです。したがって、今の、これからの「投資」が未来をつくることになります。これまで通りの「投資」を続けていたらどんな未来になるのか、なってしまうのか。つまり、子育てはとてもとても大事なスゴい「投資」。

子育てに生産性が無い。そんな短期目線のカネ経済が「投資」を歪めてきたし、このままではさらに歪め続けるでしょう。

子育て、教育、特に若い人たちに対する教育がスゴく大事な「投資」であり、その「投資」のつくる未来が20年後、30年後に実現するのです。

どんな風にお金をつかうのか、どこに時間を使うのか、どの会社の株式を買うか、どのNPOに投資するか、それらの選択、行動にどんな想いをのせるのか、こめるのか、もっとちゃんと「投資」しなきゃ、とあらためて感じました。

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