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結い 2101 ーアクティブファンドを眺めてみよう #34

アクティブファンドを眺めてみて、そのファンドから

「企業価値を探究しているか?」

そんなオーラが感じられるかをメンバーの皆さんにお尋ねするシリーズの第34回です。

これまでの眺めてみた軌跡を収載したマガジンは こちら です。

今回眺めてみるのは

結い 2101

です。

この投資信託を運営するのは鎌倉投信さん。2010年3月29日に設定された投資信託です。

7月に第14期決算が終わりました。その第14期の運用報告書が閲覧可能になりました。

https://www.kamakuraim.jp/_files/8-348/yui2101_14_report_all.pdf


交付目論見書

鎌倉投信は「結い 2101」を通じて、拡がる皆様との「わ」に心から感謝しながら、“結い” を感じて いただける「場」でありたいと願っています。

どんな会社に投資するのか、を「特色」で述べられています。

● これからの日本に必要とされる企業

● 顧客・消費者、社員とその家族、取引先、地域、自然・環境、株主等を大切にし、持続的で豊かな社会を醸成 できる企業

● 優れた企業文化を持ち、人財を活かす企業

● 循環型社会を創る企業

● 日本の匠な技術、感動的なサービスを提供する企業

投資哲学です。

投資は”まごころ”。それを循環させるのが「金融」の役割、役目。これが鎌倉投信さんの投資哲学です。

https://www.kamakuraim.jp/_files/1-/yui2101_koufu.pdf

受益権総口数の推移

受益権総口数の推移が「企業価値を探究しているか」否かとの関係は直接ありません(個人の考えです)が、ファンドへの受益者の支持を窺うことができるものと考えています。また、コンスタントに口数が増加しているファンドの方が市況にかかわらず「良い会社に投資できる」可能性が高いものと推測しています(個人の考えです)。

「企業価値を探究している」それがしっかり感じられるファンド、そうしたファンドがしっかりとした受益者の支持を得ていれば、相乗効果があるのではないでしょうか。

2018年9月末以降の月末時点の数値の推移です。

青く塗った月が前月末よりも受益権総口数が減少、ファンドから資金が純流出となった月になります。この1年では流出の月が多くなっています。

第14期末の保有資産(上場株式) 2023年7月

結い 2101では株式を上場していない会社 5社の債券も組み入れていますが、以下のまとめは、上場株式のみを対象にした分析です。ウエイトも保有する全ての上場株式の評価額合計を分母にしています。

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