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コモンズ30ファンド ウオッチ #5 2023年4月末

コモンズ30ファンド の月次定点観測の第5回です。

前回の定点観測はこちらです。

定点観測に入る前に一つご紹介させてください。

先日、コモンズ投信の伊井さんにインタビューの機会を頂きました。↓のポッドキャストでその模様をお届けしています。「投資」についてさまざまなお話をいただいています。ぜひお聞きください!

後編は来週お届けの予定です。お楽しみに。

では、月次レポートです。

https://www.commons30.jp/pdf/fund30/report202304.pdf

ポートフォリオと上位10社

2023年4月末のポートフォリオ、上位10社です。

「新規組み入れ投資先 なし」とのことですので、2023年4月末の投資先は30社と推測されます。

個々の投資先についてのページ。


「コモンズの視点」が明瞭に示されています。いいですね。「企業との対話」とのリンクもご覧になってほしいですね→こちら


上位10社のTOPIXとの重複を見てみました(TOPIXのデータは このETF  を参照しています)。上位10社のTOPIXでのウエイトは6.0%。TOPIX 上位30社に含まれているのが4社、100位までに広げると9社です。

未来コンセプト別のウエイトの推移です。

運用報告動画、最新版です。

こちらの動画では、投資先の1社、信越化学工業さんについてコメントされています。

月次レポートでは、信越化学工業さんのほか、ホンダさん、コマツさんについて「ピック!」されています。

目指すモビリティでは、パワーユニットのカーボンニュートラル化、リソースサーキュレーション、エネル ギーマネジメント、AD/ADAS(自動運転/安全運転支援技術)、IoTコネクテッド、を5つのキーファクタ ーと定めています。

事業環境自体は前年の旺盛な建設鉱山機械需要に比べると、今年はその反動もありやや弱含むことが見込ま れます。ただ、地域別や製品別では強弱入り混じった状態であり、同社の成長ストーリーは揺るがないと考 えます。

主に塩化ビニル樹脂事業を手掛ける米国シンテック社の業績は、北米における塩ビ市況の上昇を受 け、年度の前半に大きく伸長しましたが、年度の後半にかけては市況下落の影響を受けました。 また、もうひとつの柱となる事業である半導体シリコン事業についても、年度の後半にかけて顧客の在庫調 整の動きが見られ、需要回復までは少し時間がかかりそうです。

それぞれの投資先のコメントについて強調されているフレーズです。投資先の株価(市場の評価)については特に触れられておらず、事業の内容、業況、未来について説明されているのが特徴です。企業価値の変化を見極めようという姿勢を僕は感じます。

受益権総口数の推移

受益権総口数は、投資信託に資金が流入しているか、流出しているか、を示しています。資金が流入する、継続的に資金が流入している=受益権総口数が継続的に増え続けている投資信託は、その投資家(受益者)からの信頼を継続して得ている、その信頼が深まっていると推測することが出来ます。コモンズ30ファンドの2017年12月末以降の月次の推移です。

2021年3月以降、26ヶ月連続で受益権総口数が前月末比増加、つまり、ファンドへの資金純流入が続いています。次回、27ヶ月連続に挑戦、です。

レポートではこんなコメントも述べられています。

当ファンドは開始してから15年目を迎えていますが、3月末時点で171ヵ月の運用期間のうち約90%の期間 に相当する156ヵ月で資金流入(お仲間の皆さまからの資金流入増)となっています。単純計算で1年のうち 11ヵ月で資金流入が続いていることになります。それを15年近く!10年を超えてもなお、運用成績がいい 理由はここにあります。多くのお仲間の皆さまからの積立投資による継続的な資金流入がこの運用成績を支えているわけです。

パフォーマンス


パフォーマンスについて、ローリングリターンに注目します。

5年、10年です。

ローリングリターン 5年/10年

まとめてみると、こんな感じです。

ウエルスアドバイザーさんのデータです。


バックナンバー

過去の記事は下記のリンク先でも格納しています。


月次の定点観測を始めた理由

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