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株主が経営者に叱られる? と ボールウォッチャー

ろくすけさんが先日ご出席された #日本電産  さんの株主総会。
その様子をブログでご紹介されています。

質疑応答編で、株主から経営陣への質問に対する答えがライブ感たっぷりに紹介されています。

質問した株主が、会長の永守さんに叱られたそうです。永守さんは経営者であると同時に大株主なので、株主が株主を叱る、でもありますね。

この質疑応答編は、続きがあるようですので、とても楽しみです。
発信してくださっている ろくすけさんに深く感謝です。

ボールウォッチャー

ディフェンスがボールウォッチャーになっていましたね。

サッカーの失点シーン。それを振り返る際に何度も聞くコメント。
ボールウォッチャーになる、とは、こんなことを指します。

ボールウォッチャーとは、ボールだけを見てしまい、マークといった他の行動が疎かになっていまうことを指します。基本的にディフェンス側の選手が、ボールに気を取られマークしている相手選手から目を離してしまうような状態で使われます。

https://tele-saka.com/ball-watcher/

ボール「だけ」を見てしまって、ボールを触る「人」を見ていない。そういう状況ですね。ボールを動かすのは「人」なのに。

もちろん、ボールを見ていないと良いプレー、守備はできないでしょう(サッカーはズブの素人ですけど)。だから、ボールも見る、でも同時に、「人」も見る。

株式投資でも同じことが言えるのではないか、と。

永守さんに叱られた質問の株主さんは

ボールウォッチャーならぬ プライスウォッチャー 

価格、株価「のみ」を見て、「人」や「事業」はほとんど(全然)見ていない。

あの頃、僕もプライスウォッチャーだった

数年前インデックスファンドをポートフォリオの中心に据えていた頃、僕は確かに「プライスウォッチャー」でした。ファンドの基準価額ばかりを、せっせと見ていました。

5年前に、インデックスファンドへの追加投資を凍結しました。

今でもインデックス運用のファンド、ETFがポートフォリオの約半分を占めています。基準価額、株価も見ないというわけではありません。
でも、
価格「のみ」に関心を払うプライスウォッチャーとは違うぜ!
って思っています。

”長期投資家は「長期調査家」”

転機の一つだろうな、って思っているのが6年前に出会ったこの本です。

このスライド。

https://www.jpx.co.jp/equities/listed-co/award/nlsgeu000002dzl5-att/01_nakagami_shiryou.pdf

ウォッチじゃなくて調査。

ウォッチャーじゃなくて investigator

investigator の中に investor が入っていますもの。

自分で調べる。「見てる」と「調べる」の違いは、っていうのは、ありますけれど、少なくとも株価、価格の動きだけを追っかけているだけでは「調べる」じゃないだろう、それはプライスウォッチャーだ! 僕はそう思います。

調査、調べるのが楽しくなってくると

自分で色々と調べたり、分析するようになって、変化が出てきます。

その一つ。それは「出口」への興味が薄くなっていく。「出口」とは、資産を現金化することを指します。もちろん、いずれは保有資産を現金化していくことになると思います。自分で調べて「この会社、この事業はいいじゃないか!」と感じられる株式を売却して現金にするのは残念だ、もったいない!そう思うんだろうな、と。

依然保有しているインデックスファンドにはその種の思い入れが無いので現金が必要になったらそっちから先に現金化していくことになるだろう、と思っています。

何が言いたいか、というと、ですね、
自分で調査、調べるのが楽しくなってくると、

一生、投資家でいたい。

その想いが強くなってきます。

investigator な  investor でありたい、って。

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