家のお祓い

今回、家のお祓いを頼まれて、現地に向かいました。

家のお祓い、と一言で言っても、家を建てる前の更地の状態でお祓いする場合、地鎮祭(じちんさい)をすることもあれば、
新しく家を借りたり、買ったりした場合に、一部屋ずつお祓いをすることもあれば、
様々な事情があって、いわば『事故物件』となった家やアパートなどのお部屋のお祓いもあれば、
家を解体する前に、お祓いをすることもあります。

今回は、今住んでいる家のお祓いを依頼されたので、現地まで車で移動して、お祓いをさせて頂きました。

初めていく場所なので、だいたい約束の時間より早めに着くように向かいます。

今回、住宅地の中にあるそのお宅にたどり着き、ご挨拶をしてお宅の中に入ると、家の中で犬を飼っておられて、その二頭が、まるで何かを訴えるかのようにずっと吠えているのが印象的でした。

今回のお宅の入り口に貼って頂くために、用意してきたお札を準備して、用意して頂いたお酒とお水、お塩とお米を台の上に一緒に備え、お経を上げ始めましたが、

その間、ずーっと二頭の犬は吠え続けてました。

お経の後、御祈祷に移り、お札に魂入れをしたり、お住まいになっている若いカップルに対しても、しっかりお祓いさせて頂きました。

ご祈祷の時は、唱える文言も大きく、音もなったりして賑やかなのに、不思議なことに、ご祈祷の時は二頭の犬は一度も吠えませんでした。

正直、お宅に一歩足を踏み入れた時、頭が重苦しく、ドンヨリとしていて、犬の声も随分と刺さってきて、とてもイライラしてしまっていました。

犬の声に負けず、御祈祷を始めて、最初の時は滑らかに進められず、もう一度最初からやり直しました。

すると、ある時から、雰囲気が変わり始め

『スパーン』と家の中が明るくなって、空気が軽くなった感じがしました。

お札の魂入れと、お住まいになっているお二人のお祓いが終わった後に、一部屋ずつお祓いをして行きました。

その場合も、押し入れや流し台の下の扉などまで開けて頂き、スッカリお祓いをさせて頂きました。

家の中が終わったら、今度は外回りもお祓いをして、その時にはお塩とお米、お水やお酒を家の四隅に撒いて、その後、車のお祓いや物置の中もお祓いをさせて頂きました。

全て終わった後は、汗びっしょりでしたが、空気も軽くなりお住まいになっている方の表情も明るくなっていたので安心しました。

これから、この家で暮らしながら、仲良く幸せに過ごして欲しいと願いながらのお祓いでした。

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