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ブルートゥースイヤホンの充電残量

電車に1時間乗る事がある。
スマホいじったりKindleで読書したりぼーっとしてるとあっという間に目的駅到着なんてことになる。

ブルートゥースイヤホン着けてスマホから音楽なんか聴いちゃってさ。生意気にも。
このまえ充電忘れてて、電車に乗った途端に残量が10%の表示が。

こりゃ途中で切れるぞ。どうしよう。
そうだ、電源切れてもこのまま耳に入れて耳栓の役割をしてもらおう。
満員電車内で孤独を味わうのだ。

隣にすわってる女性が寝だして肩によりかかってきた。
ちょっと動くと分かってくれるのかまっすぐに直ってくれる。

でも一度睡魔に襲われるとなかなかシャキっとはならないものだ。

繰り返し繰り返し寄りかかってくる。
だからといってグイッと押し返すのも悪いし。

ということで早い段階で諦めることにしました。

ゆっくりお休み。朝のひと時、僕があなたの枕になって差し上げましょう。

でも冷静に、客観的に見るとあいつ女性だからって肩貸しやがって、おっさんだったらマイケル・ジャクソンのスリラーバリにデンデデデンってやるくせによーと聞こえてきそうなので、ここは充電きれたイヤホンに想いを託し、知らぬ存ぜぬを決め込もうじゃないか!と決めた途端女性は降りました。

旅立ちの朝。

そして今日も1日が始まる。

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