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動物と暮らすという事⑤

めちゃ若い時のレオ👍

投薬治療が決定したものの、そもそもクッシング症候群の治療薬が少ない事や副作用が多い事、投薬量の微調整やACTH試験のモニタリングなどホルモン治療の難しさが今後の課題となった。

実は一つ懸念がある。
ACTH刺激検査だが、かなり身体に負担が掛かっている気がするのだ。
元々脳からホルモンを出せ出せ!と命令され、副腎がせっせとホルモンを出している状態で、さらにその命令を試験薬で投薬し採血するのだ。

初めての検査の後、グッタリして帰ってきたレオを見てかなり心配だったのだ。
この検査を投薬量が検査数値規定内に安定するまで、複数回行わなければならない。
また必ずこの検査とセットで血液検査も必要である。
検査項目も多くALPや肝臓の酵素、糖など一般的なものとリンパ球、単球数、好酸球数、好中球数、ナトリウムカリウムは必須要項それ以外にも幾つか項目はあった。
(一回の検査でACTHと一般血液検査で約¥17000ほど、これを安定するまで数回。先月には3回も検査している。それ以外にも膀胱炎の検査、治療やお薬など他にも諸々かかっている。これは懐も痛かった。)

アドレスタンというお薬に決まったが、この治療薬の添付文章や、専門家の解説書を読んでみたが、やはりデメリットも大きく、ちょっとした量でクッシング症候群の反対の病気であるアジソン病(副腎機能低下症)になってしまうそうだ。
この病気になってしまうと、クッシング症候群よりもコントロールが難しいらしい。
(実はこのアドレスタンも大変高価である。最小量が一粒5mgで¥180 でレオは1日1カプセルなので、1週間で¥1300ほど、こう見ると大した額では無いが今は最小量という事だが、後々増える事、治らない病の為一生飲み続けるとなるとかなりの額になると思われる。大型犬に至ってはさらに一回の容量も増える為、オーナーの負担は大きい。)

まずは恐る恐る1日1カプセル(SIDで)5mg最小量からトライ。
効果が出れば、直ぐに飲水量が減るらしい。
1週間後にACTH試験
結果はpostが48.5→24.7
やった!下がってる!
しかし臨床症状は余り変化していなかった。
お水は良く欲しがっている。
基準値は18以下
獣医はもう少し投薬量を増やし、post値を20前後までを目安にしましょう。と
ただし5mg→10mgは個体的に変化が大きい為、1日おきに朝1カプセル(SIDで)5mgと朝、晩で2カプセル(BIDで)10mgにしましょうと。

これをまた1週間。
しかし体調は変化せず。数値も20.4。目標値ではあったが臨床症状は変化がない為、思い切って1日2回で10mg(BID、朝、晩5mg)にした。

直ぐに変化が出た。
あれだけごはんをモリモリ食べていたのに、食欲が低下したのだ。飲水量も150mLまで減った。(体重1kgあたり100mL以内が適正、レオは2.8kgだが300mLを超えて飲んでいた。)

ただ私としては食欲低下が心配だった。

ごはん大好き❤おやつ大好き❤なレオが欲しがらないのだ。
体調に変化が出てから、ご飯も手作り食をプラスしていた。
いつものカリカリに人参やブロッコリー、小松菜、お芋類、きのこやささみ、豚ヒレやもも肉も時にはプラスした。りんごやバナナもおやつに。
私の自家製甘酒や糠漬けも少しだけ。
食べることを楽しんでもらいたかった。
(因みにクッシングの子はアブラナ科のお野菜はダメみたいでした。レオには今はあげていません)

それが一気に食べなくなってしまったのだ。

今までが異常な食欲だったのだと、自分に言い聞かせていたが、やはり心配になってしまった。

⑥へ続く



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