『音楽』part2 隠れた名曲紹介
はい、こんにちは〜☀️
前記事で日本のロックバンド"FoZZtone"を紹介しましたが見ていただけたでしょうか? アレを書いたキッカケというのはですね。昨日、作業用BGMとしてitunesのライブラリ内からランダム再生で曲を聴いていたらたまたま彼らの音楽が流れてきて、マイブームが再燃したからなんですよ。そのマイブームの余熱を利用して、書いてみたのがあの記事です。地味に私の投稿の中で最長の文字数だったのですが、まだ発散しきれていないので勝手に延長戦に入ります。
今回は"FoZZtone"の隠れた名曲をご紹介してみたいと思います。隠れた名曲の定義というのもイマイチわかりませんが、非シングル、非リードトラックの中から3曲ピックアップしてみました。『チワワ』『blow by blow』『She said』の3曲です。それぞれバンドの初期・中期・後期のアルバム曲ですね。そしてバラード系にしてみました。どれも良い曲なので、ガチファン方々には"隠れてねぇよ💢"って言われちゃうかもしれませんが改めて魅力を再発見する機会として、せっかくなんでお付き合いいただけると助かります。
毎日更新を維持したいので1日1曲づつ投稿する方が、ネタが温存できて有利ですが後先考えないのが美徳なので一気にご紹介いたします。色々聴けた方が楽しいしね!
『チワワ』
一曲目はミニアルバム『景色の都市』収録の『チワワ』です!これが彼らのデビュー作ですね。正確にはメジャーデビュー前にミニアルバムが3作あるんですが、現在手に入りやすい初期作は『景色の都市』ということでどうか🙇♂️
このミニアルバムは、タイトルやジャケット(なんと渡會氏の直筆なのだ万能すぎる)からわかる通り、都市をテーマにした曲が並んでいます。都市といってもナチュラルボーンシティーボーイorガール的な感じではなく、地方から上京したときの情景を歌ったものが多いです。
初期の代表曲『elevator』なんかは、地元を離れて東京で一人暮らしを初めた経験がある人にとってはクリティカルヒットすると思います。完全に余談ですが、映画クレヨンしんちゃんの”オトナ帝国の逆襲”の有名なワンシーン、ひろしの回想の前半部分(若い頃のシーン)で泣く人はこっちでも涙がちょちょぎれるでしょう。
『チワワ』に話を戻しますと、この曲はミニアルバム中の静の役割を果たしています。何でチワワなのかは私もわかりませんが、聴けばなんとなくチワワ感は感じ取れます。(投げやりだけどホントにそうなんだから仕方ない。)
バスケットシューズの鳴る音のサンプリングから始まるこの曲からは、学校での青春時代を感じさせられます。冒頭のフレーズなんかたまらなくエモくないですか?こんなステキ経験したことないですが、死ぬほど優しいメロディと相まって涙腺が緩んでしまいますよ🥲
メロディの話を出しましたが、基本的にはJポップ的にいうAメロ部分(浅くー閉じたってところ)を強く押し出しているものの、曲の中盤と終盤に意外な展開があるため一辺倒にならず、いつでも新鮮な気持ちで楽しめます。
『blow by blow』
ロマンチックすぎませんかこのプロポーズ!! アフリカで蝶が・・・というフレーズはバタフライエフェクトをモチーフにしていますね。詳しく説明すると長くなっちゃうのでググってほしいのですが(複雑な解説からは逃げるの巻)、最近だと"シュタインズゲート"等のSF作品でフィーチャーされる現象ですね。「蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象へ影響を与えるか?」という気象学者のエドワードローレンツの問いかけが有名なようです。
そんなバタフライエフェクトを日本の諺「風が吹けば桶屋が儲かる」と掛けたのがこの曲の歌詞ですね。公式YOUTUBEアカウントから引用すると、
とのことです。渡會氏のもつ温かみと同時にどこか掴み所のないミステリアスさが感じられます。
サウンド面に関しては、素人がごにょごにょ拙く紹介するよりも"ギターリフがすんげえ"の一点推しが、この曲を勧めるには的確だと思います。竹尾氏がこのリフを弾くだけで、しばらくフレーズが頭から離れないくらいの感動があります。
この曲に関しては、公式で音源が上がってなかったので、ライブ版のリンクを貼ってみます。音源に関しては、ミニアルバム『LOVE』に収録されているので是非ともゲットしてみてください。これが彼らで一番有名なディスクだと思います。
たしかサブスクになかった気がするから、CDを見かけたらゲットしようぜ!これの一曲目がこのバンドの代表曲だと思う。
『She said』
これはFoZZtoneのキャリアの中でも屈指の名曲だと思います。ランダム再生で流れてきたのはこの曲でした。
とくに作詞面が凄まじいです。人間ってここまで自分の心の暗い部分に向き合えるものなのかと驚きます。そして向き合うだけでなく、冷静な視点でその心理の正体分析し、メロディを乗せるための詞としての出力までやってのけるのは、少し怖さを感じるほどです。
明日が来てしまうのが不安で眠れない夜のあの感じがビックリするぐらい高解像度で言語化されています。けれど決して暗いだけの歌ではありません。私はこれを聴いた時、自分がなんとなく、訳も分からず抱えてたモヤモヤした何かの輪郭が少し掴めた気がしてホッとしましたし、誰かの救いになり得る楽曲だと思います。
そして、詞の中に出てくるSheの台詞の温かさや、語り手である主人公のお人好しさの独白のような部分についても、誰もが共感できるような優しさに満ちているのでじっくり歌詞に注目してみてください。どちらかと言うと人間関係に不器用な人に刺さるかも知れません。
また、曲の後半にちょっとした仕掛けのある歌詞なので、通しで聴くと思わず胸が熱くなると思います。
こちらも音源版はYouTubeにないのでライブ版のご紹介です。音源に関してはアルバム『Reach to Mars』収録です。彼ら自身が最高傑作と評価する作品なので、初めてならこの作品から入るのがおすすめかも知れません。
これはサブスクにあった気がする、何かしらのサービスやCDでスタジオ版も是非聴いてみよう!!そして歌詞カードで泣こう!
(今回も地味に長え、3分割しておけばよかった😭)
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