短命美容師の生存戦略 カワシ

個人美容室経営&某大手ヘアカット専門店店長だから伝えられることがある。 ht…

短命美容師の生存戦略 カワシ

個人美容室経営&某大手ヘアカット専門店店長だから伝えられることがある。 https://stand.fm/channels/6157269aafa93b18fca757b3 ラジオやってます、このネタをnoteで読めるようにしていきます

最近の記事

期待を持って育成してはいけない

今日は「期待を持って育成してはいけない」というお話をしていきたいと思います。 新人の育成やお店のナンバー2の育成など内容は異なりますが、お店を営業していくのにあたってスタッフの成長は必要不可欠です。 例えば、新人が入ってきたらどれぐらい仕事ができるようになるのか期待しちゃいますし、仕事を一通りこなしてしまうスタッフには期待をして候補としてナンバー2に上がってしまう。 仕事をしていく中でやっぱりスタッフに期待というものはしてしまうものなんです。 ー期待と理想を履き違えているー

    • 自分視点で相手の役割を決めろ

      今日は自分視点で相手の役割を決めろというお話をしていきたいと思います。 最近、新しいコミュニティを結成したのですが、それが意外と面白くて、これからどんな活動をしていくのか楽しみなんです。 そのコミュニティはですね、店長メンバーの中でも特に発言があるメンバー5人で構成されているんです。 店長メンバーのコミュニティが悪いというわけではないのですが、半数があまり発言をしないタイプなので、何を考えているのか、意見があるのかないのか正直わからないんです。 そんな状態で何か議題を出して、

      • 100点の結果を出す人は出世できない

        今日は100点の結果を出す人は出世できないというお話をしていきたいと思います。 先日、会社の新年会があったのですが、そこでマネージャーとディレクターの話が面白かったんです。 その話とは店長にはおおまかに二つのグループがあって一つは自分たちと思考が似ていて、運営の組み立て方や指導の方向性などある程度の道すじが読めるタイプのグループAです。 このタイプにはミスが起こりやすい所などなんとなくわかるので、事前にアドバイスができるそうです。 もう一つはもっと考えて具体的に内容を共有し

        • チームの在り方

          今日はチームの在り方というそんなお話をしたいと思います。 低価格サロンは基本カットのみを提供しているお店です。 なので、理容師と美容師が働いています。 ただ、お店の登録を理容所と美容所に分けているので一緒に働いているというわけではないです。 そうなると必然的に会社の中で理容チームと美容チームの二つに分かれるんですね。 で、エリアのNo.2にディレクターがいるのですが、彼は理容師なので理容チームをディレクターがまとめる形になります。 一方、美容チームは店舗数も多く店長の数は単

        期待を持って育成してはいけない

          会社はあなたを守れない

          今日は「会社はあなたを守れない」というお話をしていきたいと思います。 先月の終わりのことになりますが、年に一回ぐらい来店されるちょっと困ったお客様とのお話になります。 お客様の何が困るのかというと、口調が強く、何に苛立っているのかわからないのですが会話にならないのです。 これではまともなカウンセリングができません。 オーダーの確認をしようとしても「いいから早く切れ!」の一点張りです。 技術者に対しても「下手くそ」「プロ失格」などの言葉を施術中に言ってきて担当者は精神的に疲れ

          会社はあなたを守れない

          目標を立てられない人

          今日は「目標を立てられない人」というお話をしていきたいと思います。           何か物事を進めていく時ってゴールがありますよね。 しかし、低価格サロンでは毎日数をこなすことで手一杯で毎月目標を決めて行動するというのはなかなか難しいのが現状です。 なので、エリア全体で何か新しいことを取り組む時にはただやり方を教えるだけではなく、店長の手腕として目標を立てさせて意識的に取り組ませたりもします。 今年の春に値上げをしたので値上げによる失客を最小限に抑えるために、接客に対して

          「もったいない」を言わせろ

          今日は「もったいない」を言わせろというお話をしていきたいと思います。 日本に住んでいるなら当たり前ですが、勤労の義務があります。 これは国民が自らの勤労によって、生活を維持していく義務のことです。 自分で会社を起こしたり、雇われたりと働き方は色々ですが、大抵の人が働いていますよね。 美容業界で見てみますと美容師の多くは雇われている方が多いかと思います。 この雇用が多い美容業界の嫌いなところは技術者が安く見られているところです。 好き勝手に美容師を使って捨てられるという時代は昔

          「もったいない」を言わせろ

          保身は首を絞めているだけ

          今日は「保身は首を絞めているだけ」というお話をしていきます。 僕が任されているお店はよく言えば「少数精鋭」の低価格サロンです。 一人一台ユニットがありそこで仕事をしています。 各店舗3、4台ユニットが配置されているのでスタッフ数も3~4名といったところです。 なので、公休の組み方はシフト制にしてあります。 シフトを作る上である程度ルールは必要ですよね。 そのルールがまずは希望の休みは3日程度にすること。 そして、土日祝日は希望休がなるべく被らないように予定を組む事です。 万が

          保身は首を絞めているだけ

          「技術者の目線」

          今日は「技術者の目線」というお話をしていきたいと思います。 これは美容師なら誰もが通る道です。 しっかり認識しないと指名はまず取れないものと考えてもらってもいいぐらい美容師にとって大事な事なので今回スキを押してくれたら意識してみてください。 「技術者の目線」とはまず何なのか?というと技術者の能力、技術や知識にあたります。 技術や知識を説明、表現する時にお客さんや後輩のことを考えて、相手の目線に立てているかどうかなんです。 これを理解するのとしないとでは失敗することが一目瞭然

          だからあなたはチャンスを捨てている

          今日は一度しかないチャンスに向き合っていない美容師というお話をしていきたいと思います。 最近のクレームでお客さんには悪いですけど、これは良いクレームだなと思ったことがあったんですよ。 そのクレーム内容なんですけど 「以前にもサービス、対応でご連絡させていただきました。 しかし以前と変わらず少ししか切らず、他のスタッフより明らかに切ってもらえていない。 当該のスタッフに伝えても顔が曇るなどされるので施術直しは伝えていません。 こうしたケースではこちらが利用店舗を変えるしかない

          だからあなたはチャンスを捨てている

          美容師を続けたいあなたへ

          今日は美容師になれた君へとエールを込めてお話をしていきたいと思います。 国家試験に受かり、美容室に入店しそろそろ夢の美容師生活が現実の現場によってぶち壊されてる頃ですかね。 現場の先輩たちが言いたくても今はパワハラや何とかハラスメントで言いたいことも言えないそんな世の中なので今回は代弁したいと思います。 「美容専門学校で習うことは試験対策」 まず一つ目、学校で習ったことは全く役に立ちません。 なので学校で習ったことを盾に身を守ることは意味がないので今すぐやめてください。学

          美容師を続けたいあなたへ

          「平均点」を狙うな

          今日は「平均点」を狙うなというお話をしていきたいと思います。 新年度が始まり、人の出入りがある季節からもだいぶ時間も経ちましたね。 夏が過ぎると一つまとまった感がある時期だと思います。 新人が入ってきたり、中途採用の人が入ってチームに馴染み活気が湧きますよね。 しかし、いいことばかりではないのが人と人の関わりです。 新人さんが入ってきたら研修で一から教えて、スタッフの人数として数えられるの何ヶ月後になることやら。 中途採用さんは能力がある分、クセがあるとチームにうまくまとまる

          「敵を見誤るなよ…」

          今日は「敵を見誤るな」というテーマでお話ししていきたいと思います。 QBハウスさんが4月から1200円から1350円に値上げをすると前にお話をして、「安さ」でたくさんのお客さんから「選ばれる」側をやめて、値上げをすることにより現状のお客さんをふるいにかける「選ぶ」側になっているとまとめさせていただきました。 このタイミングでのQBハウスさんの値上げは理美容業界に多大な影響を与えたと思います。 電気代の値上げがかなり痛手になっている理美容室は今後、低価格サロンも含め「ならうちも

          共感性?いっそ協調性?

          今日は「共感性?いっそ協調性?」というどこかで聴いたことがあるフレーズから、リーダーにとってここは気をつけた方がいいよというお話をしたいと思います。 チームで動いていると、どうしても人と人なので多少なりとも「イザコザ」はありますよね? だいたいの「イザコザ」はお互いが理解しようと思わず衝突してしまうのが主な原因なのです。 しかし良いか悪いかは置いといて、よくわからない行動をすることは誰でもあると思います。 頭の中身がまったく一緒な人なんて存在しないので自分の考え以外の行動を

          選ぶ側と選ばれる側

          今日は「選ぶ側と選ばれる側」というお話をしていきたいと思います。 2023年4月からQBハウスさんが1200円から1350円に値上げをしました。 前回、前々回の値上げは2014年、2019年の消費税が上がった時に合わせてでしたが、今回は社会全体で物価が上がっていく中、突然の値上げ発表でしたね。 値上げの理由としては「スタッフの待遇改善や人材育成に力を入れるため」などとしています。 ー低価格サロンの今後ー これを受けて、低価格サロン界隈はざわついております。 低価格サロンは

          忘れることの大切さ

          今日は「忘れることの大切さ」というベテランな人ほど耳の痛いお話をしていきます。 2023年になり、2025年問題まであと2年を切りました。 2025年問題とはざっくりまとめると日本の人口の年齢別比率が劇的に変化して超高齢化社会になって社会にさまざまな影響を与える問題のことです。 ー理美容業界での2025年問題ー 理美容業に関して言えることは、人材不足、顧客の減少は避けて通れません。 遅かれ、早かれこの問題はやってくるので、どう対応していくのか今のうちからやっていくしかあり