人生100年時代の心身の健康資産の維持について
私は40代であるが、人生の折り返し地点に来てみると、所謂老後があまりに不透明であることに気づく。
細る年金への期待、長くなる労働期間、時代環境の変化に伴う軋轢によるストレス、そして、日々の生活実態を省みることにより、老後があまりに不透明だと気付く。
日々の生活は、拘束時間次第でワークライフバランスにばらつきがあるが、毎日リフレッシュできるほど充実してはいない。
夕食後にソファーに横になると、いつの間にか睡魔で夜遅くに目が覚める。
子供達は既に寝ていて、一人寂しいリビングで、つかのまの夢から目覚めたときには、脳がその日一日を整理してくれていることに気づく。
睡眠不足がメタボリックシンドロームに繋がり、更には心筋梗塞や脳卒中になりやすくなることは、特定保健指導により聞いている。
レム睡眠とノンレム睡眠を意識して、質のよい睡眠を貪りたい一方で、朝目覚めるのはとても早い。
そういう毎日を過ごしている中で、週末の過ごし方がとても大事になっている。
水泳に行く前は億劫な気持ちもあるが、泳いでいる間は瞑想しているのに久しい。
そして、子供がテニスをしている間に公園をジョギングするのはとても苦しい苦行になっているのだが、終わった後の爽快感は言葉では表しにくい程である。
運動が糖分を消化し、脂肪分解までやってくれるだけではなく、有酸素運動は、海馬さえも維持してくれる、という。
そして心身のリフレッシュをして深い睡眠を得て週明けを迎える。
このルーティーンを続けていれば、人生100年時代恐れるべからず、とさえ思えてくるほど気分がよくなっている。
つまり、一週間はぐだぐだでも、週末にリセットできるルーティーンを続けていくことで、心身の健康資産を維持・向上させることが、人生100年時代を迎えることの基盤だと思えるのである。
細る年金や長い労働期間についても、心身の健康資産次第でなんとかなるさ、と言えることが大事だと思う。
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