職業訓練後に気付いた家康とPATAの共通点
WEBデザインの職業訓練を経て、一度はWEB制作の会社に就職するもすぐに辞めてしまった私。
今当時のことを振り返る過程で「家康とX JAPANのPATAには共通点がある」ことに気づきました。
それは、自分の一つの専門性を磨いたところです。
家康のすごいところ
ちょっと説明が必要そうなので、まず家康から。
よく戦国三英傑といわれ、織田信長、豊臣秀吉と比較されますが、最初から最後まで国内の天下統一に一番専念したのは家康だと私は思います。
20代で死去した祖父と父からの学び
これは家康が先祖を反面教師にしたところがあるのだと予想しています。家康のおじいさん・お父さん共に20代で亡くなっています。
おじいさん清康は家臣に殺害されていますし、お父さん広忠は病死とも殺害されたとも伝わっています。
強い絆で結ばれた三河家臣団を作り上げられたのも、健康オタクだったのも、おじいさんとお父さんの死によって学んだからかもしれません。家康は家臣に支えられ、長生きしたことで天下を取り、開幕できたのですから。
遠い異国から宣教師を招いて家臣に入れてみたり、隣国に出兵してみたりなんて、手を広げることはしていないというわけです……。
こんなふうに家康を知ったかぶりで語っていますが、私の彼への知識は生半可なものです。
同じくX JAPANのPATAさんについてもにわかファン四年目なので、本物のファンの方、ご容赦ください。
PATAさんのすごいところ
PATAさんはご本人曰く「本業は巨人ファン、バンドは副業」とお話ししていますが、副業では本当にギター(たまにベース)しか弾いていないんです。
ミュージシャンの方々は、結構趣味がこうじて商品開発とか、写真集とか出す方が多いじゃないですか。
多彩な人はどんどんやって欲しいし、当然すごいと思います。そういう方の方がスポットライトを浴びますし。
けれども今回はそうした道をあえて選ばなかった人に焦点を当てたいので、続けます。
tokyojournalの取材で将来の夢について聞かれたPATAさんはこんなことを語っています。
TJ: 将来海外に住む予定は?
PATA: 明日の飯の予定も立ってねぇからな・・・わかんねえっす。
TJ: 夢は何ですか?
PATA: 死ぬまでギター弾いてられたらいいかなぁ。そんなもんでいいんじゃないっすか(笑)。
TJ: マディソン・スクエア・ガーデンが終わって、これからライブをしたいところはありますか?
PATA: うーん、どこにしよっかな・・・ヤンキース・スタジアム(笑)
TJ: 若いミュージシャンに向けて何かアドバイスはありますか?
PATA: やってりゃ楽しいことあるんじゃない?ってか、keep on rockin’ってことじゃないですかね。
引用元
X JAPANのメンバーともなれば、色んな誘いがあるはずなんですよ。けれど彼は本当にギターしか弾いていない。
これって生涯、天下統一そして開幕のために専念し続けた家康に似ていませんか?
そりゃあ家康は大名ですから、他の生き方ができなかったのかもしれません。
けれど、一つの目標をずっと突き詰める点では両者は似た者同士なんですよ。
こういう人々を見ると、やれリスキリングだとか、ジョブチェンジだとか、巧妙でいかにも"時代に乗れ"的なムーブに流されてガラにもないデザインなんてリスキリングしてしまった自分が恥ずかしくなるんですよね。
必要なのは"忍耐"と考えた
そうして一つのことを突き詰めた結果、彼らのように報われる保証はないです。
けれどどんな道を選んでも、どんな困難に陥っても、何かに対して私たちは忍耐をし続けなければなりません。
劇作家チェーホフは代表作「かもめ」や「ワーニャ伯父さん」で、人生の困難を打開するのは忍耐であるというセリフを、登場人物に吐かせています。
家康とPATAにあったもの。
それは一つのことをやり続ける"忍耐"だと感じました。
極める人はすごい……。
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