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第二外国語の選び方【春から大学生になるあなたへ③】

おはようございます、カメリアです。

フォロー、そして投稿へのスキ、ありがとうございます。


明治大学を含め、進路が決定したみなさん、おめでとうございます。

こちらの記事では、明治大学文学部史学地理学科に所属する私がどのように第二外国語を選択したか、そして第二外国語の選択で迷っている大学生にアドバイスできることを書きます。

先に述べておきますが、言語学に長けているわけでも二外ガチ勢でもない大学一年生が書いていることをご了承ください。ただ、入学手続きとともに第二外国語を決定しなければならない中でできることを、リアルな体験とともにご紹介できればと思います。

また、私はロシア語を選択したので、ロシア語についても触れようと思いいます。



第二外国語、何を選ぶ?

「もう決めなきゃいけないの!?」「大学が配布している二外紹介だけじゃ不安だな…」

上記は、手続き前に第二外国語の選択を迫られた時の私の心情です。だって、入学はまだ先じゃないか!おい!

同じような気持ちの方も多いのではないでしょうか。

実を言うと、選択肢の中にロシア語を見つけた時点で、第一希望はロシア語に決めていました。もともと興味分野のひとつであったことと、おそらく選ぶ人が少ないから希望が通りやすいだろうと思ったからです。

また、ロシア語選択者の中には、「好きなフィギュアスケート選手のインスタグラムを翻訳を通さずに読めるようになりたい」「ロシア美人を口説きたい」「ロシアの音楽家について研究したい」など、様々な観点からロシアに興味を持っている人がほとんどです。

このように、興味のある分野やきっかけのある方は第二外国語は決定しやすいと思います。

そのような興味分野やきっかけがはっきりとしていない方、またはっきりしていても決めかねている方へ、第二外国語を選択する際の観点をいくつがご紹介します。


①言語習得の難易度・相性

言語習得の際にぶつかる壁として考えられる要素は、文字・発音・文法・単語の長さなどでしょうか。そして、日本人であれば、日本語への変換のしやすさ、また耳なじみがあるかどうかも重要でしょう。たとえば中国語は文字になじみがある方でしょうし、ドイツ語なら同じゲルマン系言語だから英語と発音が似ている、といった具合です。

さらに、自分に相性の良い言語かどうかも判断要素のひとつでしょう。

ただし、この観点はそれぞれの言語について多少なりとも知識が必要です。全部調べるのは結構面倒くさいですね。

文法・発音・単語・男女比率そして後述する雰囲気について、明大メディアさんがTwitterで傾向を紹介しているので、参考になると思います。ちなみにその記事にロシア語は存在していません。悲しいですね。

②単位取得の難しさ・クラスの雰囲気

言語によって単位取得が簡単だったり難しかったりします。また、教室の雰囲気もだいぶ変わってきます。これは先輩に話を聞くしかありません。

たいてい外国語は普段のクラスごとに分けられます。文学部だと西洋史専攻は八組、といったように専攻ごとにクラスが分かれるので、たいてい同じ学科や専攻で固まります。自分と同じ学科・専攻の人に話を聞くとよいでしょう。

ちなみにロシア語は選択者が少ないので、学部が違っても先生は一緒だったりするので情報収集には困りません。ロシア語選択者を見つけられればの話ですが、、、

単位取得の難しさは、言語の難易度と必ずしも一致しません。先生が厳しいかどうか、そして先生の授業に自分の理解度が追いつくかどうかです。

あの先生は遅刻に厳しい、嫌みが多い、三欠で期末試験資格がなくなる、発音に厳しい、などさまざまです。逆にゆるい先生もいます。

ただ、文学部について言えることは、全体的に言語を重視する雰囲気があるように思われます。私は西洋史専攻なので、授業や研究(といいつつ進んでいません!)で外国語文献を使うことが多くあります。たとえば英語文献を扱う原書講読という講義では、先生がドイツとポーランドの国境問題についての論文を選んだので、英語だけでなくドイツ語にも触れることになりましたし、授業内でドイツ語選択者はぜひ辞書を持ってくるようにと言われていました。これはほんの一例ですが、そういうこともあります。

③就職後に使えるかどうか

これは私が高校三年生の時に調べたことです。新しい言語を学べることにわくわくしていた私は、どうせ学ぶなら仕事でつかえるくらいになりたい!と思い、世界でよく使用される言語を調べました。

当時、私はスペイン語を学びたいと思いました。理由は、公用語としている国が多かったからです。スペイン本国はもちろん、1492年のトルデシリャス条約やそれ以降の植民の歴史によって南米の多くの国がスペイン語を公用語としています。海外で活躍したい!と思ったらスペイン語を使いこなせる人材は重宝されると考えました。

また、日本国内で仕事をするにしても、英語以外の外国語が話せることはアドバンテージになります。たとえば、だいぶ前にはなりますが、東京都内でビックロがオープンした時、会話可能な外国語の国旗を記した名札を下げた店員が外国人観光客の接客を行っている様子がテレビに取り上げられていました。もちろん一般企業で働く際の取引や交渉で外国語を使用することもあります。

まだ入学前ですが、将来を見据えて外国語を選択するのも一つの手です。


よく中国語は簡単だ、これからは中国語が世界の公用語に加わるかも、と聞きますね。それもあって中国語を選択する人が多いように感じます。ドイツ語、フランス語は根強い人気がありますね。韓国語、スペイン語も選択者が多いです。アラビア語、ロシア語は学部によって選択できなかったりします。

どの言語も一概に難しいとは言えません。


ロシア語って難しいの?

結局何語がいいの?どんな風に選べばいいの?という問いに対して明確な答えは設けませんが、少なくとも私が一年間履修したロシア語については語ることができるので、書き記します。

ロシア語と言えば「ハラショー!」ですね。えりちかわいい。

また、顔文字にも使われています。

(´・д・`)←口の部分は「ダー」と読みます。アルファベットではDに相当します。

そう。ロシア語を学ぶ際にぶち当たる最初で最難関の壁は「キリル文字」です。ロシア語では、23文字のアルファベットではなく33文字のキリル文字を使用します。

しかし、難しいのはそこだけです。キリル文字さえ読み書きできるようになれば、あとは講義を真面目に受ければ単位は取れます。格変化や品詞に性別が存在するのはなにもロシア語だけではありません。また、英語と違ってロシア語は単語の並びに寛容で、動詞の変化も比較的覚えやすいです。

なんといってもクラスの人数が少ない上に親身に教えてくれる先生ばかりなので、まじめに受ける環境は十分に整っています。

その他、明治大学のロシア語授業について疑問があれば、私のTwitterのDMか質問箱でよろしくお願いします。


慎重な選択を

「なんでもいいや!」と思う前に、時間があるなら一通り調べてみたり先輩に聞いてみるなどの情報収集を行うことをおすすめします。特に文学部では一年生・二年生での第二外国語の学部講義は必修です。出席が足りない・期末試験で点数が取れないなんてことになると単位を落とします。そうなると同じ授業を次年度もとることになります。特別な事情もなく、再履修に憧れがないのであればぜひ一発でとりましょう。


改めてになりますが、質問等あれば私のTwitter(リンクつけてあります)のDMか質問箱によろしくお願いします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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