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FM PORT1回忌~ラジオ漂流記~

FM PORT(正式名称・新潟県民エフエム放送)が閉局して今日で1年。
23時間ぶっ通し聴取をし、閉局に涙を流し、あの記事を書き殴った日から1年です。

思い出や、その後について少し書いていきたいと思います。

PORTの出会いは試験放送からでした。
何曲かJ-POPが流れ、途中でコールサインや技術情報アナウンスが入り、また曲に戻るという内容だったと思います。

残念ながら試験放送の内容は残していないですが、試験放送時の技術情報アナウンスだけは残してありました。
この時、受信報告書を送ったのですが、送り先が違ったのか、今も返事がないのは根に持ってます。同封した切手どこに行ったし。
貴重な開局前ベリカードがそのまま幻になりましたからね。

当時は中学生だった事もあり、周りよりはラジオを聴く程度。
それも、深夜放送や遠距離受信が中心であった為、FMについてはそこまで熱心なリスナーではありませんでした。
時折夕方の豊さんのラジオを聴いたり、夜の垂れ流し番組を聴いていたような記憶があります。

時は経ち、大学生活を終えて新潟県に出戻り。
そこから更に数年が経過し、今の会社へ勤めるようになると、徐々に移動時に聴く物が手持ちの音楽からラジオになって行きました。
そのラジオも、当時はFM新潟メインでした。 PORTは『入らない』と思い込んでいた為避けてましたね。面倒くさくて。
そのうち、普通に入る事が判明し、徐々にPORTに移行していきました。

特に夜勤中心になると、会社終わって家に帰る朝の時間帯は面白いテレビやっていないので、ラジオ中心の生活に移行していきます。
夜起きて、ミュージックコンボイを聴いて、朝帰る時にモーニングゲート・ミントコンディションを聴く…的な。
移動時にfour seasonsを聴いたり、ビートコースターを聴いたりで、全部通して聴いてた番組は帰ってきてそのまま流してた22時台の番組や23時台のS-POPくらいだったのでは。

出勤が無い日もコンポで垂れ流したりして、たまーーーに思い出したかのようにメッセージを送ったりしてました。
計4,5回程度採用されたでしょうか。 没になったのは殆どが20年6月30日に送ったメールだと思います。


さて、そんな一人暮らしを彩った音であった、時刻アナウンスが無くても時計代わりになっていた、PORTが潰れて以降の話。
とにかく、寂しくて悲しくて、何より空しくて。
ナビゲーターの声は勿論、何気なく聴いてたジングルやFM PORT WEATHERやTRAFFIC INFORMATIONのBGMが恋しい…。

録音を聴き続ける事は可能ですが、そうも言っていられない。
ここからはまた新天地(といっても全部PORT前より存在する)を探さなくてはならない。
PORT組の他局番組(JIN’S RADIO SHOW、四畳半スタジオ、SUNNY SIDE、10分間のアルデンテ)が出揃ってからは、それらがやっている時間帯はなるべくそれらを聴くようにしてます。
それ以外の時間帯、移動中はBSNにしたり、FM新潟にしたり、時にはNHK FMにしたり。
家に帰ってからはradikoプレミアムでTBSラジオ、α-STATION(京都)、Inter FM辺りを聴く事が多かったです。
これで分かる通り、とにかくラジオ迷子になってました。
面白い番組、聴ける番組はどの局にもあるんですが、
その辺の事考えずにとりあえず流しっぱなしに出来る局って本当に貴重だったんだなと、改めて思いました。

そんな中、一つの定住地を見つける事になります。
FM KENTO 』です。
新潟市中央区をエリアとしたコミュニティFMであり、プログラムの99%が音楽垂れ流しという、ある意味とんでもない放送局です。
勿論夜間や日中ミュージックバードを垂れ流してるコミュニティFMは多数ありますが、わざわざ自社制作してコミュニティFMとして機能してない放送局は他に聴いた事がありません。
詳しくは以前書いた記事 『 FM KENTOという新潟が誇る海賊局みたいな放送局 』 に書きましたのでよろしければぜひ。

軽くおさらいすると、
ニュースが週5回(月水2回、金1回)、天気予報週2回(月水1回)、新潟市の広報番組週5回(月曜更新、火-金再放送)、人間が喋る番組2個(金曜1時間×2)。それ以外全て実質フィラー。
メインプログラムであるFUTURE TRAXは世紀末メリケンHIPHOPを中心とした、およそメジャーとは言い難い洋楽中心。
1ゾーン30分・1日4回あるSOUL PROGRAMは、その名の通りSOULを中心とした、上記より親しみやすい内容。
ジングルが流れるだけで曲紹介も無し。CMは基本的に日中の毎時59分に1分流れるのみ。

正直、前述の通り、FUTURE TRAXで流れてる世紀末メリケンHIPHOPはまるで興味がなく、むしろ嫌い寄りなんですけど、
それが流れ続けるのでそれ以上にもそれ以下にもならないんですよね。
人間が話す番組ってどうしたって好き嫌い興味の有無が出来たりしますけど、音楽が流れるだけなので、ある種一定なんですよね。
とりあえず音が欲しい時にぴったりなんです。だってつまんないも糞も無いから。

あとPORT一周忌の記事でここまで枠を割く理由が幾つかあります。
・What's UP NIIGATA CITYのジングルが、FM PORT NEWSと一緒
・中越クリーンサービスやセコム北信越のCMなど、一部のCMでPORTみを感じる事が出来る
・WEATHER INFORMATION(天気予報)のBGMがちょっとPORTみを感じる事が出来る
というわけで、垂れ流しに出来るという意味ではPORTの後釜を担っています。

この1年間、漂流した結果はこんな感じです。
・平日出勤時はFM新潟・JIN’S RADIO SHOW、NHK FM・ミュージックライン
・休日出勤時はFM KENTO
・平日帰路はBSN・近藤丈靖の独占ごきげんアワー→帰宅後はTBS・伊集院光とらじおと→TBS・ジェーンスー生活は踊る→TFM・ALL TIME BEST→BSN・四畳半スタジオ
・休日帰路はFM新潟・CITY GIRLS MUSIC、BSN・立石勇生SUNNY SIDE
・その他タイムシフト等で(時々)聴く番組…深夜の馬鹿力、BSN・佐藤智香子10分間のアルデンテ、FM新潟・国分太一RADIO BOX、FM愛媛・My PLAY LIST、FM横浜・Come On!カモン!モーニング等

寝る時に、radikoプレミアムのタイムフリーで流す番組はこんな感じ。寝る時は時間を気にしたくないので、垂れ流し番組のタイムフリーを聴くのが一番です。
・α-STATION…α-MEZAMMIN' JAZZ、α-MIDNIGHT JAZZ、OLD PAL
・FM COCOLO…World Jazz Warehouse、
・northwave…Soul Essence、JOYOUS JAZZ、
・CRT栃木放送…アナログ専科、ジャズ倶楽部
・FMとやま…Old Mellow Days、Key Rei Jazz Midnight
・TBS…CITY CHILL CLUB

そんなわけで、ラジオ中心の生活になりつつあった時にPORTを失った影響は大きいですが、そのおかげで更にラジオについて考えさせられたと思います。
体験したくなかったですが、この貴重な体験をもとに、
「 好きな番組は通常回をどっかで録音しておけ 」(最終回や閉局前になるとどうしても雰囲気が変わる)
という事を声を大にして伝えていきたいですね。
特にほとんどの人が録音してないであろうコミュニティFMの番組が好きな人。 PORTは言うても県域局ですし、radikoのタイムフリーがあった為録音も容易でしたが、コミュニティFMはそうもいかないので。

以上、ライトリスナーの1年間ラジオ漂流記でした。 俺でさえこのように迷走してたんで、ヘビーリスナーの心中たるや想像を絶すると思います。
長くなりましたが、これからも重くならない程度に、ラジオを愛し、聴いていきたいと思います。 PORTよ、永遠なれ。

サポート頂けると、恵まれない大人にワクチン(リポD)を買ってあげる事が出来るので、気が向いたらよろしくお願いします。