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「私だけの問題じゃない」ジェンダーバイアス体験を言葉にする意味【ウェビナーコメント集】

『女だから』『男だから』がきゅうくつだと感じるすべての人へ。

6月18日、ジェンダーバイアスを「Rethink」するウェビナーを実施しました。ライターの大木亜希子さん、桃山商事代表の清田隆之さんと共に語り合った1時間。参加者からもたくさんのご意見や感想コメントが寄せられました。

※動画は一部抜粋

今回は、ウェビナー中にご紹介できなかったコメントも紹介。ぜひ動画とあわせてご覧ください。

最近体験したジェンダーバイアスは?

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ウェビナー冒頭のテーマは「最近体験・目撃したジェンダーバイアス」。参加者のみなさんからも、以下のようなコメントが寄せられました。

女性だと文系が強い、男性は、理系が強いという性別と学力。リケジョという言葉が存在する点にも違和感。
私がビール、彼がレモンサワーを頼んだのに、店員さんが彼の前にビールを置く。

声を上げにくい、セクハラの悩み

ご自身の体験談を語ってくださった大木さん。中でも、セクシャルハラスメントについては、参加者からの共感のコメントが多いトピックでした。

昔、取引先の人たちにカラオケに誘われ行きました。プールがある豪華なカラオケだったのですが、そこにいた女性は全員水着に着替えさせられました(カラオケに完備されていました)。嫌だったのに、得意先なので断れず。
会社の女性の新入社員が、先輩社員の女性に「昔の人はセクハラの認識もないから嫌な発言とか無視するのが1番」と言われたそうです。そうアドバイスした女性の先輩は、年代的にそうするしか自分を守るしかなかったのだろうなと悲しくなりました。女性が声を上げなければいけないとは私には言えませんでした。

男性も「男性らしさ」にモヤッとしている

現在、双子の育児に励む清田さん。子育てをする中で、男性と女性の非対称性を感じた経験を語りました。そんな中、参加者からも男性へのジェンダーバイアスにモヤッとした体験コメントが挙げられました。

男性は、一発芸やれとか言われて辛そうだったな
パパ友(フリーランスのカメラマン)が「平日に公園で子どもと遊んでいると、無職なのかしら?的な周囲の年輩の方たちの視線を感じる。一方、ママ友からはめちゃくちゃ褒められて、それもそれでちがうよなと思う。単に普通に育児しているだけなのに」と言っていました。

あの時、どう返したらよかったんだろう?

言い返したいけど、言葉が見つからない。ジェンダーバイアスを含む言葉を投げかけられ、返答に悩んだ体験もコメントで語られました。

女性です。離婚した時、身近な人に「女性なのに、傷物に」といわれました。慰めの言葉だとは思うのですが、モヤモヤしました。なんと回答すればよかったのでしょうか?
妊娠した時、義父に「できれば男を産んでほしい」と言われ衝撃を受けました。田舎だったので長男が家を継ぐという意識がまだあるみたいで。もめたくなかったので、言い返せなかったのですが、言い返すべきだったんでしょうか?夫の実家に帰るたびに、思い出してモヤモヤします。価値観が違う人に何を言っても無駄な気もします。

◇◇◇

大木さんは清田さんの著書『さよなら、俺たち』を読んで「これは私だけの問題じゃないんだなって思う、それだけでちょっと頑張って生きてみようかなって」と思ったと話しました。

この言葉の通り、「私だけの問題じゃない」と認識することで、自分を責めるのをやめたり、一歩を踏み出したりできることがあると思います。ウェビナー参加者のみなさんの言葉からも、そう思えた人がいるのではないでしょうか。

あなたの感じる『女性らしさ』『男性らしさ』のモヤモヤも、共有してみたら「私だけの問題じゃないんだ」と思う人がきっといるはず。だからこそ、まずは言葉にしてみませんか?

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