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好記録の優勝

世界陸上の200mで男子は歴代3位、女子は歴代2位の好タイムでそれぞれ優勝した。男子の19"31も、女子の21"45もそれぞれ自国の記録を更新している。男子の米国記録は19"32で、M・ジョンソンのアトランタ五輪でマークしたタイムだ。胸を張ったあの独特のフォームを何となく覚えている。

男子の200mといえば、ウサイン・ボルトの19"19が世界記録である。もう超えられないのでは?というタイムに0"12迫った。無理だ無理だと思っても、迫りくると「あれ?行けるのでは?」という気になってくる。トラックやシューズの進化とそれを使いこなす人間の技で、まだまだ記録が伸びる余地があるのかもしれない。

これで、100mも200mも男子はアメリカが表彰台を独占した。やはり自国開催で、ここに照準を合わせてきた選手がどれだけいたことか。3位の選手も19"80でハイレベルだったと、解説の朝原さんがコメントしていた。むしろ、3人の実力はそう変わらなかったはずだったのに、ゴールした時に案外差がついたなと思った。今日はライルズの日だったのだろう。次、記録を更新するのが本人とは限らない。

100mは一瞬で勝負が付く競技だが、200mはカーブを抜けるまでのワクワク感と、誰が最後まで持つのか?というハラハラ感が楽しめる。もちろん400mや800mも楽しいが、距離によってこんなにも見え方が変わるのだなと改めて思う。

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