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高速でトラブった時に

3年ぶりに規制のないGWが訪れているので、様々な場所へ観光や行楽に出かける人も多いことだろう。高速道路の渋滞もそれなりにしていたようなので、やはり人出はここ数年よりも多いと推測される。

一方で、久しぶりに運転することで、トラブルに巻き込まれることもある。たとえば、高速道路で車が故障して止まってしまうケースである。車が動かなくなってしまった時はパニックになることだろうが、まずはこの手順を思い出して実行するのがよい。

先日も高速道路のトンネル内で電話をしながら待っている人を見かけた。三角停止掲示板や発煙筒はなく、ハザードランプが点灯しているのみだったが、電話している人はガードレール外側にいたので、最低限の安全確保ができていた。目の前で100km/hの物体(車)が動いているところである。生身の人間の安全を最優先に考えるべきである。

ところで、昔、タイヤがバーストしてしまったことがあった。起きた時は、明らかに何かがおかしい…という感じだったが、とりあえず走れていたのでしばらく走っていた。どうしよう、どうしようと頭の中で思っていたが、とりあえず最寄りのPAまで行くかと思い、数kmはその状態で走っていたように思う。異変に気が付いた周りの車が知らせてくれたが、自分でも当然わかっていたので、有難いがそれには応えずに走り続けていた。

ようやく最寄りのPAに付き、ロードサービスに電話をした。15分程度だったか、そこまで時間はかからずに担当者が駆け付けてくれた。事情を話すと、自走できるならPAまで運転してきたことは大正解だったといわれた。やはり、止まってしまうことで周りを巻き込む事故に繋がるし、最悪の場合は命を失っていたかもしれないとのことだった。焦ってはいて、むしろ止まる選択肢が思いついていなかったのはあるが、不幸中の幸いで大惨事にならなくて済んだのは、今でも良かったなと思っている。

「起こるはずがない」と思っていることが実際に起きてしまうと、冷静な判断ができなくなる。楽しいことをしている最中になかなか考えたくもないが、特に遠出する時などは不測の事態が起こるかもしれないと、頭の片隅に置くだけでも、咄嗟の行動が変わるかもしれない。久しぶりの楽しい連休を悲劇にしないためにも、そうした心がけは必要ではないかと思う。

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