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ヌーベルバーグに憧れて

先週は、『赤い風船』に限定して、僕のコレクションをご紹介しましたが、

僕が好きな映画は、なにも、ラモリスの『赤い風船』だけではありません。

『パンダコパンダ』をはじめとする、スタジオジブリのアニメはもちろん、

『カモメ食堂』をはじめとするあのシリーズも、僕はやっぱり好きですし、

それから、小津安二郎監督や、山田洋次監督の、一連の名作も好きですし、

かつての松竹やATGをはじめとする、アバンギャルドな秀作も好きですし、

アメリカンニューシネマや、ジャパニーズホラーも、実は結構好きですし、

古き良きハリウッドの名画や、ミニシアター系の洋画ももちろん好きですが、

僕が特に好きなのは、いわゆる、ヌーベルバーグと呼ばれるフランス映画です。

ヌーヴェルヴァーグ(フランス語: Nouvelle Vague)は、1950年代末に始まったフランスにおける映画運動。ヌーベルバーグ、ヌーヴェル・ヴァーグとも表記され、「新しい波」(ニュー・ウェーブ)を意味する。

ウィキペディアより

新しい波。1958年ごろからフランス映画界に現れた一群の若い映画監督、およびその作品傾向をさす。ストーリーにこだわらず、映像の主体性を重視するなど、旧来の映画作法の打破を試みた。ゴダール・トリュフォーなど。

デジタル大辞泉より

今日はそんな映画の中から、僕が集めた映画のチラシを、ご紹介したいと思います。

まずはじめに、先日亡くなったジャン=リュック・ゴダール監督の映画のチラシから。

ヌーベルバーグの記念碑的な作品です。
ゴダールと言えば、アンナ・カリーナ。
政治色の濃い、実験的な作品もありました。

と言うわけで、僕も今日は、ゴダールをオマージュ&リスペクトして、実験的な試みを。

まずは普通に、愛猫キキと映画のチラシを。
次にこちらは、モノクロ(白黒)バージョンで。
そしてこちらは、モノクロの古いフィルム風に。
そしてこちらは、ジャズのレコードジャケット風に。

と言っても、ゴダールには遠く及ばず、僕のこうした試みは、単なる遊びに過ぎませんが。

味気ない僕の青春時代に、華を添えてくれたゴダールへ、惜別の念と哀悼の意を捧げつつ…。

続いて☟こちらは、『地下鉄のザジ』の映画チラシと、我が家の愛猫(名前はメル)です。

なんだか興味津々で、ザジをじっと見ています。
と思いきや、いきなりそっぽを向きました。
それもつかのま、プイッといなくなりました。

と言うわけで、ザジもメルも、どちらも自由奔放で、気紛れなお転婆娘ですが…。

そこがまた、楽しくて、面白いところでもあり、可愛いところでもありまして。

この映画の不思議な魅力は、ある意味、猫の魅力に似ているような気がします。

ルイ・マル監督のスラップスティックコメディです。

ところで今日は、他にもまだまだ、ご紹介したい映画のチラシがあるのですが…。

たとえば、フランソワ・トリュフォー監督や、エリック・ロメール監督の作品も。

それから、ジャック・ドゥミ監督や、ジャック・タチ(ユロ伯父さん)の作品も。

そして、ジャック・ドゥミ監督の奥さんであるアニエス・ヴァルダ監督の作品も。

けれども今日は、縦に長くなりそうなので、この続きは、次の機会にいずれまた。

二人のT監督のチラシを見る、我が家の愛猫ハクです。
ジャック・ドゥミ監督のカラフルなミュージカルです。

ところで僕は、若い頃、ヌーベルバーグのような映画を撮りたかったのですが…。

(高校時代の卒業文集の寄せ書きにも、夢はヌーベルバーグだと書いています)

結局のところ、その夢は叶わないまま、この年齢になり、今に至るわけですが、

(それでも、画家になる夢や雑貨屋をやる夢は、叶えることが出来ましたが)

その代わり今は、ブックカフェをやりたい夢が、僕たちを突き動かしています。

さながら、心の中に打ち寄せる、ヌーベルバーグ(新しい波)のような烈しさで。

そして時には、さざなみのような静けさで、僕たちを、優しく包んでくれるのです。

かつての僕が、ヌーベルバーグに憧れたように、今は二人が、ブックカフェに憧れて。

そんな夢の途中経過や、お店の未来予想図も、折を見て、ご報告出来ればと思います。

P.S.  ゴダールやロメールの映画が観たくて、僕が時々利用するのが、☟こちらです。

iPadで映画を観ながら、ミニサイズのミニシアターへ、行った気分になってます^ ^

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