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三陸の未来を、行政職員はいかに描きつつあるか

 昨日は、宇和島から盛岡へと移動しました。宇和島は日中は暖かかったのですが、さすがに盛岡は昼間も雪がちらついています。盛岡に向かったのは、今年四回目となった「三陸創生実践塾」の構想発表会に参加するためです。
 実践塾では、三陸沿岸市町村の若いリーダーたちが集い、これからの三陸に必要な行政施策を一年かけて練り上げました。この日、発表されたテーマは下記の通りでした。「人材」「交流人口」「ブランド化」といった点が、三陸で引き続き課題であることが分かります。

1.宮古市 「農+水産加工」から生まれるアイデアと働く場の創出
2.大船渡市 若年層のUIターン人材獲得に向けた官民連携
3.久慈市 体験型観光による交流人口の拡大~あまちゃんの街から体験の街へ~
4.陸前高田市 地域ブランド米「たかたのゆめ」による産業振興
5.釜石市 社会減から社会増へ~複合的施策を構築する
6.大槌町 若者が興味を持ち、魅力を感じる漁業を目指す!

 昨日は、宇和島市の復興計画策定委員会に出ていたわけですが、一方で岩手県は、復興実施計画が今年度で終わることになります。そして三陸鉄道が今年、全線開通され、ラグビーワールドカップが釜石で開催。復興の区切りを象徴する三陸防災復興プロジェクトも6月からスタートします。
 同時に、三陸は復興という特殊な時期を終え、新しい発展に進むことになります。この三陸をリードするのは、三陸沿岸各地域の民間と行政の若手たちとなります。幸いなことに、民間には肚の座ったリーダーが多数います。そしてこの実践塾を通じて、行政にも民間に負けて劣らぬリーダーがいることを実感できました。
 三陸の未来が明るいことを、確信した一日となりました。

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