見出し画像

親の「心配」と「信頼」~ワタナベマホトさん児童ポルノ製造容疑の被害者の親御さんについて~

今回15歳の少女へわいせつな写真を要求したとして児童ポルノ製造の疑いがかかっているYoutuberワタナベマホトさんの件について
被害にあった少女からのお話で「もう大人になるまでYoutubeは見てはいけないと親に言われた」というようなお話がコレコレさんの生放送にて聞かれました
それを聞いた瞬間、「ええ、それは流石にやりすぎじゃない?別にYoutube見てるだけなら無害なのだし」と思ったし、そう感じた方も多かったのではないかと思います
ここに子供時代じゃわからなかった親の気持ちがあるなぁって、まだ親になって3年しか経っていない親3年生の若輩ながら、感じたことを書きたいと思います

私は子供~独身時代、母に心配されるのがあまり好きではありませんでした。
何故なら、「それって私の考えや行動に信頼ができないってこと?」と感じていたからです
なので過ぎた心配に関しては「もっと私を信じてよ!」とケンカになったことも何度もありました
多分私が少女の立場なら、きっと少しは「もっと私を信じて欲しい」とやはり反発したい気持ちになったと思います
親の心配がゆえの、行動への制約が嫌だったんですよね
でも今なら、その親御さんの気持ち、わかります。

自分が10か月お腹で一緒に暮らす大切な妊娠の時期を過ごし、死ぬかなって思う位の陣痛を乗り越えてでも「会いたい。顔がみたい」と、その一心で出産の激痛に耐え、出会えたわが子。
もう可愛くて愛おしくて仕方ないです
きっとそれは成長しても変わらないと思います
その我が子が、性的犯罪に巻き込まれた。Youtuberが言葉巧みにわいせつ画像を撮らせて送らせた。
もう犯人自分が殺してもいいかなって位の気持ちで、許せないと思います
少女は自分が悪い、自分が恥ずかしい、自分が汚いと思われたらどうしようというような言葉をおっしゃっていたそうですが、娘を持つ親として、親御さんはきっとそういう風には全く考えないと思います
むしろ、そそのかして写真を撮らせた犯人に対する憎悪だけはめちゃめちゃあると思います
そして警察へ一緒に行って、しかるべき行動をとった後、きっと私も親の立場なら似たようなことを口にしてしまうかもしれません
でもそれは、子供を信頼していないからではなかった、と今ならわかります

子供が可愛いんです。もうとにかく大事なんです。
幸せでいて欲しいし、笑っててほしいし、傷ついたり悲しい思いをしてほしくない

私の母が一時言ってました。私が傷ついて傷ついてボロボロになっていた時に「もう家から閉じ込めて出したくない」と。
あの時はよくわからなかったその言葉の気持ち。
今ならわかります。
大切な我が子が傷ついてるのが可哀想で、自分も同じ位辛く感じて、傷つけた他人やもう外部の世界丸ごとにもう関わってほしくなくて、出た言葉だったのでしょう
それ位、親って子供のことを愛してるんですよね
だから、こんな風に娘の心を傷つけたYoutubeとかネット自体がもう許せなくて、子供にYoutubeに関わって欲しくなくて、「もうYoutubeを見てはダメだよ」という言葉が、口から出るのでしょう
きっと今も「自分に何ができるだろうか」「どうしたらこの子の心の痛みがとれるだろうか」「どうしたら少しでも笑ってくれるだろうか」って考えているんじゃないかと思います
そして「どうして犯罪に巻き込まれていることに気づいてあげられなかったのだろうか」と自分を責めて…。

私も子供を持つまで知らなかった感情がいっぱいありました
言葉にしてみて改めて、「うーん、子供ができる前の私がこの文章を読んで、伝わるかなー」とちょっと今怪しい気持ちです(苦笑)
言葉って意外と心を伝えられる便利な道具のようで、完全にそのまんまを伝えられないツールなのかもしれません
(勿論私の文章力不足はありますが・苦笑)

あとは…子供がもう成人していたりしたら、親のそういう気持ちに対して「どんだけ子供大好きなんだ!(笑)」っていう風に思うかもなぁ…

なんというかもお、我が子って違うんですよ。我が子ってめっちゃめちゃ可愛くてキラキラしてるんですよ。宝物なんですよ。
「目に入れても痛くない」って本当です。

きっとミニマム娘が目に入ってゴソゴソしていても「何やってるのよ~でてきなさいよ~」って笑ってそう
「病気を代わってあげたい」って本当です。
娘が重い病気にかかったら、本気で代わりたいですし、治るんだったら臓器なんでもあげます
子供が笑っていてくれるためだったら、何だってできます
親って、そういう生き物なんですよね
子供が親のことをすごく大好きなのと同じか、それよりも大きいかも?って位の気持ちで、親って子供のことが大好きなんですよね
どんな悲しいことからも、守ってあげたい。守ってあげられたら…そんな風に、きっとこれを読んでいる貴方の親御さんも思っているのではないでしょうか


最後に。今回被害に遭われた少女と、そしてそのご家族には心から1日も早い事件解決と、そして少女の心の痛み、ご家族の心の痛みが1日でも早く、少しでも心がラクになれる日が来ますよう心からお祈り致しております
今とても自分を責めているという被害に遭われた少女に伝えたいです。
貴方は性犯罪の被害にあっただけで何も悪くないのだから、自分を責めないで、と。

もし心に響いたならば……投げ銭のひとつやふたつやみっつやよっつ!!よろしくお願い致す!(笑)