皆様お久しぶりです、逆雨です
１１月は新弾も無く、１０月がタッグオールスターズだけだったこともあり、しばらくは環境が激変する要因は少ない……のですが、１２月に特大の環境激変要因が登場することはもう全員把握されていることと思います

今回はその環境変動要因のうちの１つ「ポケモンV」の現在の情報について書きたいなと思います
（正直スタン落ちについてはまだ不明な点が多すぎて語れない）

１．そもそもポケモンVとは

ポケモンVはWCS2019で一部（ザシアン、ザマゼンタ）が公開され、その後CL東京2020で５種類のカードテキストが公開されました
ざっくり表現すると「GXワザが無い替わりに、ポケモンGXよりやや基本スペックが高い」といった感じでしょうか
ポケモンGXがポケモンEXに比べて「やや基本スペックが高く、かつGXワザもある」のに比べるとやや抑えめ（ただし基本スペック、特にHPの上昇幅はEX→GXより大きく見える）
ここからは各ポケモンVの能力について考察していきたいと思います

２．セレビィV

セレビィV　HP180
草　ともだちをさがす
自分の山札からポケモンを２枚まで選び、相手に見せて、手札に加える。そして山札を切る。
草無　ラインフォース　50+
自分のベンチポケモンの数×20ダメージ追加

現在判明しているポケモンVの中では最もHPが低いセレビィV
ワザはエネが必要なみちしるべ（アローラロコン）と少し強いがエネの厳しいライオットビート（ゾロアークGX）という印象
正直スタンダードでは若干厳し目に見えるものの、ブルーの探索→ネットボール＋カウンターゲインとつなげることも可能など、見た目ほどは重くない気がします
ただし、オルタージェネシスGX後のアルティメットレイが受からないため、構築単位で対策する必要があると思われます
エクストラでは、カウンターエネルギーから一発で起動できる
スカイフィールド下で210点（＋道具等）まで出るため、ゾロアークにタッチ採用は……あるんだろうか？枠が無理そうですかね？（そもそもカウンターエネがゾロアークGXとアンチシナジー）

３．ビクティニV

ビクティニV　HP190
無　ひろがるほのお
自分のトラッシュから炎エネルギーを３枚まで選び、自分のポケモンに好きなようにつける。
炎炎　エネバースト　30×
おたがいのバトルポケモンについているエネルギーの数×30ダメージ。

トラッシュからのエネ加速に加えて、攻撃ワザが１エネ重いインフィニットフォース（素打点が無くなって色拘束の付いたサイキックインフィニティともいう）
このワザを溶接工持ちの色に与えていいのか？というのが第一印象だったんですが、メインアタッカーとして見ると
トリプル加速エネルギー非対応、ダブル無職エネルギースタン落ちのダブルパンチが厳しくて、（こだわりハチマキのスタン落ちも含めると）現行スタンのサーナイトGXより60点程打点が低くなります
カプ・テテフGXに溶接工使って攻撃すると意外と強い……の延長で見ると強いものの、メインアタッカーの主力ワザとして見るともの足りない気がします。おそらくTAG TEAM達のせいで感覚がバグってるんでしょうけど

４．ケルディオV

ケルディオV　HP210
水　スプラッシュ　40
無無無　しんぴのつるぎ　50+
このポケモンについている水エネルギーの数×30ダメージ追加。

とても難しいカード。何が難しいかって、ここに何を書けばいいかが難しいです
下ワザは水タイプ恒例の「色拘束は無いけど、打点は水エネ比例」するワザ（ハイドロポンプが大体このテキスト）。素打点が高ければ対レシラム&リザードンGXを念頭に置いた採用も考えられたんですが、60点程足りない（ハチマキが落ちるから本当は90点足りない）
特筆すべきはHPで、SMシリーズでHP210以上のたねポケモンはヨワシGXを（スタン落ち）とアクジキングGX（スタン落ち）の２種
要求エネはこの２種より少ないため、比較的扱いやすいとは思うが、良くも悪くも「打点だけ」という印象です
さりげなく上ワザの１エネ40点というのは比較的優秀なんですが、そこに能力を割くなら下ワザでもっとハジケてほしかったですね

５．カプ・コケコV

カプ・コケコV　HP200
雷　スパイクドロー　20
自分の山札を２枚引く。
雷雷無　サンダーボルト 200
相手フィールドのモンスターを全て破壊する。（嘘）
次の自分の番、このポケモンはワザが使えない。

一応、DPt以降で「サンダーボルト」というワザを持ったポケモンは居ないようです
一言で言うとシンプルに強い（いや、２文節やん）
HP200（ゼラオラGXより高い）で3エネ200（ゼラオラGXより高い）、さらに逃げエネ０（ゼラオラGXはじんらいゾーン）とまさに非の打ちどころのない性能
しかも３エネ200点というとタッグボルトGXと同等であり、それを（デメリット付きとはいえ）通常技で打てるというのは非常に大きいです。サーナイト&ニンフィアGXやルカリオ&メルメタルGXに対して「エレキパワー足りない問題」を解決するカードになる可能性があります
ネックとしては、「どーやってエネつけるのか」という点
ゼラオラGXは特性じんらいゾーンがあるため、ワザを使わなくても仕事ができるのですが、カプ・コケコVはそれが無いのが気がかり。それでも逃げエネ０担当として最低限の役割が果たせるので、やっぱりシンプルに強い
フルドライブのエネの新たな付け先になれるか（と考えると、今度は電磁レーダーに非対応な点が少し気がかり）

６．レジロックV

レジロックV　HP220
闘無　レイジングハンマー　30+
このポケモンにのっているダメカンの数×10ダメージ追加。
闘闘無　がんせきタックル　190
このポケモンにも30ダメージ。

失礼な話ですが、このポジションにレジロックがいるのが若干違和感
おそらく五竦み（ってなんだ）にしたかったためここには闘が入らざるを得なかったのだろうとは思いますが
ワザは最近頻繁に見かけるげきりん（レシラム＆リザードンGX）と自傷付き３エネ190点
ただのげきりん、ただの190点と侮るなかれ。闘タイプといえばディアンシー◇や格闘道場、エクストラではストロングエネルギーもあり打点が伸びるのが特徴。素打点90のげきりん、って考えると結構強そう
惜しいのは逃げエネが３であること。４だとムキムキパッドにも対応しており、半分レシラム＆リザードンGXが完成していた

７．？？？

Zacian V
Brave Blade  230
During your next turn, this Pokémon can't attack.

This Pokémon is published at WCS2019. 
In this movie, we can find that the Pokémon has an Ability.
英語疲れたのでやめます、無理、誰だよ Pokémon の e の上に点乗せたやつ

WCS2019で一部テキストの公開されたザシアンV（剣咥えてる方）。ワザ Brave Blade は打点230で「次の自分の番、このポケモンはワザが使えない。」とまんまフレアストライク
エネルギーはゲームのネタバレ防止の観点から伏せられているものと思われますが、要求エネは３か４ではないかと思われます。（３エネの可能性も捨てきれないが、カプ・コケコVとの比較を考えるとおそらく４）
映像を見た感じおそらく特性を持っていて、見える範囲では「１ターンに１回使える」「山札から～し、～につける」「この特性を使ったら、あなたのターンは～」という英語の記載が見えるので、おそらく「ターン１かつ使用したらターンが終わるタイプのエネ加速特性」を持っているのではないかと思われます。３行目がイマイチよくわからないので、もしかしたら大外ししてるかもしれません

Zamazenta V
Assault Tackle 130
Discard a Special Energy from your opponent's Active Pokémon.

同じく同時に公開されたゲンシフラダリ……もといザマゼンタV
打点130と特殊エネ破壊を持っているので、感じとしてはジュカインGX(SM7b)のおんそくぎりに近いんですかね。
ジュカインGXのおんそくぎりが草１エネ起動だったことを考えると、おそらく要求エネは２（有色＋無色or有色＋有色）。
上はおそらく特性（ワザの可能性もある）で、「Prevent all（全てうけない）」「from your opponent's Pokémon ～」との記載から、特定の種類のポケモンから、ワザのダメージか効果、あるいはその両方を防ぐものと思われます。（映像は公式HPから見える範囲を参照しています）
ちなみに通し番号は139/202（海外ベース）（大体ちょうど2/3あたり）
SM1SやSM1Mでカード番号が前から2/3辺りに位置しているタイプっていうと鋼タイプで、剣や盾をモチーフにした Pokémon ということもあり、鋼タイプの可能性はそこそこ高いのでは無いかと思います。（個人の見解）

また、ザシアン、ザマゼンタに関しては、英語版で公開されたときに「Basic」の文字が見えなかったこと、現時点で公開されているポケモンVが全て「たね」であることから、ソルガレオやルナアーラと同様に進化ポケモンである可能性もあります。（ホントにわからん）

いずれにせよ、まずは11月15日（金）のソード、シールドの発売、そして11月末以降の新レギュレーションを楽しみに待ちたいと思います