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誰でもできる。出世する人の考え方

自社では4〜5行の銀行さんと取引があり、営業担当の方が時おり来られます。

今まで、おそらく数十人の営業マンに会ってきましたが、その中でも抜群にすごい!!と思った人がいます。

今回はその営業マンについてお伝えします。

厳しい金融業界

まずは銀行業界について少しだけご紹介しましょう。

銀行の営業マンの世界、ドラマで半沢直樹が有名で見たことがある方も多いかもしれません。
ドラマはもちろん大きく脚色されていますが、全く的外れとも言えないそうです。

銀行の営業マンの出世競争は非常に激しいもの。

銀行は常に新しい商品やサービスを開発し、顧客のニーズに合わせた提案を行う必要があり、営業マンは常に自分自身のスキルを磨いて、顧客との信頼関係を築くことが求められます。

営業成績や顧客満足度など様々な指標で評価されるので、出世競争は非常にシビアなものなのです。

3年ごと異動が必ずあり、派閥争いや支店間争いもあるのだそう。

そして、結果的に40歳代で出世コースから外れている人は、グループ会社や取引先に出向することになるんだとか。

生産性だけではない、本当に大切なこと

さて、冒頭にお伝えした抜群にすごいと思った営業さんの話。
仮にAさんとします。

Aさんは会社を救ってくれる提案を何度も出してくれ、心から感謝しています。

その後昇格して本社に異動になりました。他の方に聞いたら、そこは出世コースのど真ん中らしく将来の経営幹部候補だそうです。

彼の昇進の話は当然だなと感じ、そして、感謝している方の昇進にうれしくなりました。


かつてAさんは次のようにおっしゃっていました。

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銀行の営業マンは覚える知識、身につけるスキルが本当に多い。
しかし昔と違って働き方改革で、生産性が重要になる。
そのため多くの営業マンが生産性をいかに上げるのかを求められるし、努力している。

しかし僕は生産性だけが重要だとは思わない。仕事の成果は以下の式なので、特に20代の内はいかに時間を投下できるかで、決まると思う。

仕事の成果 = 生産性 ×  投下時間

僕は時間の投下を誰よりもしているので、同期の中で一番結果を出せている。
なので将来出世できると信じてる。

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私が「この人すごい!」と感じていたのは、

・金融に関する知識量
・税制や法律に関する知識量
・中小企業の経営課題の認識
・顧客企業の現状と方針の理解
・誰も知らないやり方や方法を、知っていて提案もらう

ということだったのですが、それには十分な時間の投下があったのですね。

天から与えられた才能や運ではなかったんです。

答えはとてもシンプルでした。

成功のカギは「コツコツ」

時間とスキルの関係について、「10,000時間の法則」というものが有名です。

ある特定のスキルを習得するためには、約10,000時間の練習が必要とされる

という考え方。

マルコム・グラッドウェルの著書「アウトライアーズ」で紹介され、広く知られるようになりました。

スポーツ選手や音楽家、プログラマーなど、多くの分野でこの法則が当てはまるとされています。

1日8時間働くと、10,000時間は約4年半です。

キャリアアップやキャリアチェンジを目指すなら一定量の時間投下が絶対必要なのです。

すぐあきらめる人
すぐやめちゃう人

は、ゼロからまたスタートになってしまうのですよね。

1万時間も必要ないという人もいますが、
ここでのポイントは時間の量ではなく
継続は力なり!
ということです。

成功している人は、特殊な能力があるわけではなく、やり続ける力があるかどうか。
コツコツ取り組むことが欠かせません。

経営の神様 松下幸之助氏の言葉にもあります。

「決してあきらめない。成功するまで続けていく。そうすれば、やがて必ず成功する」


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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