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うどん県で知ったマーケティングの重要さ

7月に香川県丸亀市のお客様フォローのため飛行機に乗って伺ってきました。

香川県は「うどん県」で有名です。車で走っていると、どこを見ても、うどん屋さんばかり。

タクシーの運転手さんが、嘘か本当か、信号機より多いって言っていました。

早速、あるお店に入って食べてみました。

丸亀製麺や、はなまるうどんのようにセルフで天ぷらをとるスタイルのうどん屋さんです。

かけうどん(小)は280円

驚きの安さとクオリティ!とても美味しかったです。昼時少し前から、駐車場に入りきらないくらいお客様がひっきりなし。

かなりの人気店でした。

讃岐に丸亀製麺がない理由

讃岐うどんで全国区といえば丸亀製麵。

香川県丸亀市には、丸亀製麺がないそうです。このことに私は知らなくて、びっくりしました。

それどころか、香川県に丸亀製麺は1件しかないとのこと。国内外に1,000店舗もあるのに、讃岐うどんの本場香川県には無いのです。

なぜなのでしょう?

ホームページを見ると

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店名・社名の由来は、運営会社トリドールの創業者・社長である粟田貴也が2000年に丸亀市を訪れており、うどんを出来立てで食べさせる製麺所に客が行列している様子を見て、丸亀を冠したうどん店を発案したことから。
粟田は実父が香川県坂出市の出身で、幼い頃から讃岐うどん文化に慣れ親しんできた。
さらに、讃岐うどんの本場、香川県のうどん屋さんへの配慮から、香川にはなるべく出店しないとしており、一方、災害時の支援などで、丸亀市に多額の寄付をしているそう。
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とのこと。知らない方も多いのではないでしょうか。

讃岐うどんのマーケティング手法


画像引用:丸亀製麺

前述の通り、香川にはうどん屋さんだらけ。昔から町中にはセルフ形式のうどん屋さんがありました。

それが、たった20年前に創業した丸亀製麺によって、一気に全国に知られるところになり、さらに世界中に広がったのはなぜか?

讃岐うどんの本場でもない
歴史もない
ノウハウもない

そんな丸亀製麺がなぜ1人勝ちなのか?

この違いが生まれたのは、マーケティングだろうと思います。

丸亀製麺のマーケティング戦略は森岡毅(株式会社刀)さんの事例としても非常に有名です。

「すべての店で、粉から作る」という独自の強みを前面に出し、

「出来立て」「素材」の売りをシンプルに強調


さらには

・社員の意識改革を実行
・お客様に感動体験を提供することを徹底
・顧客回転率(=店舗の活気)が高まるオペレーション

など。

普段当たり前に利用していますが、素晴らしい仕組みになっています。

丸亀製麺が全国に広がったマーケティング秘訣はこちら↓
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/00236/

美容業界でもマーケティングを活用しよう


昔から香川県中どこにでもある街のうどん屋さんが、マーケティングの力で世界に。

美容室も昔からどこにでもありますね。信号機より多いのもうどん屋さんと同じ。

どこにでもあるからこそ、マーケティングを学び、独自の強みを前面に出し、プロモーションを強化し、ブランドを構築しなくてはいけません。

さらに社員教育、オペレーションの改善などを積み上げ、お客様にもっともっと喜んでもらえる美容室になりたいものですね。


店舗運営においてまずは

●お客様は誰で、何を求めているか
●我々がお客様に提供できる価値は何か

この2つの問いに真剣に向き合う必要があるのです。

自分たちの都合ではなく、常に「お客様視点」が重要。

あなたのお客様は、どんな方ですか?

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