見出し画像

#149 ネットバンクを渡り歩いてきたわたしが、auじぶん銀行から「みんなの銀行」に乗り換えた話

 わたしのメインバンクは永らく、auじぶん銀行だった。名称がじぶん銀行の頃から使っているので、通算すれば10年以上のお付き合いだ。他にもソニー銀行、セブン銀行、楽天銀行の口座を持っている。それぞれ、何かしらの魅力を感じて口座を作ってみたが、今となってはいったい何に惹かれたのか、思い出すことができなくなっている。

 ネットバンクというのはどこも、最初は顧客を呼び込むために金利や手数料をお得に設定して、口座や取引が増えて経営が軌道に乗ると、それらの条件を渋くしていく。だから今になって振り返ってみても、当時なぜその口座を作りたかったのかがわからないのだ。

 おそらく、一昔前はコンビニATMからの引き出しにかかる手数料が馬鹿にならなかった(スマホ決済がEdyとiDくらいしかなかった、お金は現金で持っていなければ、まともに暮らせない時代の話だ…)ので、それが無料になることが一番の関心事だったと思う。

 しかし時代が下り、今や決済の主役はスマホである。特にApple PayやGoogle Payなら、クレジットカードやデビットカードの番号を晒すことなく決済できるうえ、顔認証や指紋認証を通さなければ使えない。利便性に優るだけではなく、いやむしろ、セキュリティ面において現金や物理カードと比べておおいに優っているというわけだ。

(もし、その仕組みに興味があれば、Apple PayGoogle Payのサイトを参照してほしい。身近に使える決済手段で最も安全だと分かるはずだ。ただし、スマホを失くした場合の備えも十分にする必要がある点には注意されたい)

 となれば、銀行もスマホで完結する方が良い。更には、アプリの使い勝手が良ければさらにいい。auじぶん銀行は「スマホで完結」を掲げている。実際に使ってみると、ほとんどの手続きがアプリ内で完結できる。ネットバンクに契約して、いざアプリを入れて使ってみると、残高確認はできるが手続きに入るとWebサイトに飛ばされる、ということも多いなか、最初からスマホユーザーに焦点を絞っていたauじぶん銀行の完成度は高かった。

 そのため、一時的に他の銀行に浮気しても、結局はauじぶん銀行に戻っていた。そもそも、ろくに貯金もできないわたしには、金利がどうとか関係ないし、auじぶん銀行のバーチャルデビットカードはApple Payに登録できるから、ごくたまにしか使わなくなったATMで手数料が何回無料だとかも、あまり気にしない。いま求めているのは使いやすいかどうか、それだけなのだ。

 しかし、そんなauじぶん銀行にも不満はあった。対応するサービスが増えるにつれ、アプリが複雑になっていくのだ。何度かデザインをリニューアルした結果、使い勝手の良さは現在でも維持されているが、わたしは銀行のアプリに投資信託やFXや馬券の購入など、求めていないのである。

(もっとも、auじぶん銀行アプリはそれでも良く整理されている方だ。スーパーアプリ化を標榜しがちなQRコード決済アプリの多機能化に伴うUIの酷さに比べたら…)

 さあ、ここからが本題だ。気になるネットバンクが現れた。ふくおかフィナンシャルグループ傘下の「みんなの銀行」である。

 その概要は上記リンク先の記事が分かりやすいが、わたしを惹きつけた点は「とにかく使いやすいサービスを"一から作った"」というところだ。

 既存銀行もアプリやWebから、インターネットバンキングを行うことはできる。ただしそのほとんどが、既存のシステムを稼働させながら追加や改修をしなければならないわけで、既に膨大となっているサービスのあれやこれやと整合性をとり、問題なく動くようにすることだけでも一苦労なのであろうと想像する。特にメガバンクは、過去に複数の銀行が合体した産物なので、それはさぞかし大変であろう。がんばれみずほ銀行。

 話を戻すと、みんなの銀行は「キャッシュカードすら発行しない」(現金はセブン銀行ATMからQRコードを使って出金可能)という、明快なスタンスが素晴らしい。もうあれは使わない代物なのだ。よく分かっている。そして、アプリの分かりやすさや体験に相当な拘りを持っている。それがどのような姿勢で行われているかは、みんなの銀行公式noteの、以下の記事でお分かりいただけると思う。

 ここまで書くからにはもちろん、アプリをダウンロードし、口座開設の申し込みを行なった。わたしがスマホで本人確認を行うことや、ネットバンクの申込みに慣れているということもあるかもしれないが、アプリのダウンロードから口座開設、auじぶん銀行からの資金移動、デビットカードの発行とApple Payの登録まで、90分ほどで全てが終わった。

 途中「本人確認が混雑しています」というメッセージが出ている間の待ち時間があったので、スムーズに行けばもう10分ほど早かったのかもしれない。いずれにせよ、銀行口座を開設するのに要した人生最短記録を、ぶっちぎりの速さで更新した。

(わたしは普段使いのスマホがiPhoneなので、Apple Payと書いているが、もちろんGoogle Payにも対応している)

アプリのデザインが最高にいい!

 この画面キャプチャ一枚でも、伝わるものがあるのではないかと思い掲載してみたが、いかがだろうか?ゴチャゴチャした要素の一切ない、シンプルでモダンな印象を受けるのではないだろうか。

 操作のほうもスマホユーザーなら説明不要の明快さである。先ほど、「一から作った」という言葉に惹かれたと書いたが、まさに期待した通りのアプリであった。わたしはもう、明日には会社に連絡して給与の振り込み先口座をみんなの銀行に変えるつもりである。それくらい、一瞬で惚れた。

 余談だが、メガバンクに何となくの安心感を覚えていてネット専業の銀行は不安、という方へ。度々起こるメガバンクのシステム不具合は巨大化の産物であるため、こうした新銀行の方がむしろ安定しているとわたしは考えている。そしてもちろん、銀行であるからには当然ながら預金保険制度の対象である。

 さあ!ここまでお付き合いいただいた皆様に、お得なお知らせです!(突然の笑顔)お得なキャンペーンのご案内でございます。

お待たせいたしました!
お待たせし過ぎたかもしれません!

お得に口座開設!
口座開設時に紹介コード入力で1,000円プレゼント

公式サイト:
https://web.minna-no-ginko.com/about-us-others

ダウンロード:
https://app.adjust.com/1z17imp

紹介コード:zcxRTsgB

口座開設後、支店選択・ATM暗証番号入力後に紹介コード入力画面が表示されます。
※金額は現時点。適用条件はコード入力時の注意事項をご覧ください
みんなの銀行お友だち紹介プログラム参加者によるご案内です

で、こうなります。

詳細は公式のキャンペーンページも確認してね。

 なんだお前!結局金儲けの犬かよ!とお思いになられた場合はもちろん、紹介コードなどスルーしていただいて構いません。でも、長々と書いたみんなの銀行への感想は本音です。メインバンクとして使うかどうかはさておき、何か魅力を感じる点があったなら、公式サイトや公式noteを覗いてみてください。

この記事が参加している募集

私のイチオシ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?