Assistance物語 第2話

お待たせしました。2話目です。

1話を知りたい方はこちら。

「第2話 変化、挑戦、混乱、そして三大事件」

クリエイター集団に身を置いてからというものの、メンバーの少なさは自分が入った当初から問題でした。そこで初代代表T氏は行動を起こします。
初代代表は行動力のある人であり、数多くの手段でメンバー集めをしました。そのお陰でメンバーは徐々に増えていきます。
今思えば「WARAIコミュニティ」初期メンバーは初代と何らかの繋がりがあったりします。

 自分は副代表として相談に乗ったり、今後の活動について話し合ったりしていました。代表の相談役でありつつ自分の活動を行うという所に楽しさがあったのです。

そう、部活以上に……。

結果として、私は活動のきっかけとなった部活を辞めることになったのです。原因は一部の同期との不仲。表向きは忙しかったからということになっていますが。
環境が悪い所に居続けることは耐えられませんでした。Assistanceの方がより好きなことができるという環境があった。
少なくとも当時はそう思っていました。

そしてついに迎えたAssistanceとねこクリエイティブLabの合同イベント。
大阪の「きっとみつかるカフェ」を貸し切って行われました。
入念な準備をして行われたそれは、ある意味成功を収めたと言っていいでしょう。

その一方で初代代表が辞任するきっかけになったのもこの会がきっかけでした。

当時代表が呼び込もうとしていた福祉関係の方々。もとはと言えばAssistanceは福祉関係のことをやろうとしていたらしく、今回の会で福祉関係の学生を引き入れようとしていました。

ですが、それは失敗に終わります。「Assistanceの福祉系学生集まれ〜交流会」は参加者ゼロで新春イベント内での開催中止となったのです。

当たり前かもしれませんが、学生クリエイターを集めるサークルに福祉系学生が入ってくるかと言われるとその可能性は低かった。

代表はおそらくこう考えたと思います。
自分がやりたいことをしたい。
福祉関係の活動が彼にとって本当にしたい事なのだと。

2018年2月22日に開催された合同イベントから2ヶ月後、T氏はAssistanceを去っていきました。

初代代表が去っても、勢いはまだありました。

その理由は二代目代表の存在です。T氏に代わって代表となったK氏はT氏すなわち、初代代表とは違った柔和かつ柔軟な発想からサークルをまとめ上げ、自身も後にフォロワー1万を達成するなど最高の代表でした。

もっと評価されるべきなんだよなぁ、これは。

Assistanceは小説、イラスト(LINEスタンプ)だけでなくメディア運営にも力を入れ始めます。
が、長くは続きませんでした。

<全50回放送された「Assistance Style」>
SHOWROOMで配信が始まったこの番組。当初は複数人での配信を想定していましたが、メンバーとの都合が合わず、私一人で運営していく形に。
たまにゲストを呼んで、ヘルプをお願いしてみたり試行錯誤しましたが、半年で終了となりました。
現在でも、アーカイブは一部Youtubeにあります。検索したら出てくると思いますのでここでは貼りません。

<その他メディア運営>
全3回のAssistanceラジオ、不定期投稿された「AssiTube NEWS」などYoutube上での挑戦を続けましたが、いずれも短命で終わりました。

以上のように、メディア運営は迷走してコケたわけです。他にもこんな挑戦をしました。

<パワプロサークル パワフルゲームズカレッジ>
パワプロサークルを作ろうという某会社の意向に沿った形でパワカレサークル、のちの某会社公認サークルを目指し設立された学外サークル。
パワプロ、パワサカを遊ぶ仲間を募集し、メンバーに引き入れていきました。しかし、目標としていたパワカレサークル同士のリーグ戦は実現せず、パワカレ公式サイトも終了してしまう事態となり、サークルは形骸化しました。現在はDiscordと公式Twitterが存在するのみです。

これも挑戦としては、コケたということになります。

初代代表というかじ取り役を失ってAssistanceは試行錯誤を繰り返していきます。

まず、これまで存在していた団体をまとめ、総称し、「Assistanceグループ」とします。その中に「ねこクリエイティブLab」、「パワフルゲームズカレッジ(準協力団体)」、「Assistance Game Club」を参加団体として入れました。

また、Assistanceグループとしてイベントに参加。

<つくろか! 図書館から始まるものづくり百鬼夜行>

小説や、イラスト、水中ドローンの展示などを行いました。


元々のAssistanceは活動名を「関西クリエイター団体Assistance」へ名称変更し、メディア運営活動を縮小しつつこれまで通りの活動を続けていく。

そのはずでした。

<三大事件>

Assistanceを語るうえで忘れてはならない件があります。その名も「Assistance三大事件」以下、概要です。

・Nの変

所属クリエイターN氏が音信不通となり、その対応をしたスタッフ間での問題。期日までに回答がなかったということでN氏を脱退させたが、実際はタイミングが悪く、連絡できなかったというだけであり、スタッフ側の結論を急ぎ過ぎた上で起きた残念な事案。

・NETWEA事件

Assistanceの新HPを無料作成して頂くという案件があり、NETWEAさんに依頼をしていた初代代表T氏。それを二代目代表のK氏に引き継いだが、期日になってもHPが作成されていないことが判明。NETWEA側は意味不明な供述を繰り返して苦し紛れの弁明。結局のところHPは完成したが、内容は酷い有様で新HPとしては使用できないという判断をスタッフにより決定。
旧HPをそのまま使うに至った。なお、現在NETWEAの行方は知れない。

・Tの乱

Assistance突然の脱退から解散までに起こったT氏との諸問題に関する事案。
以下、起こったとされる概要。

・脱退後、TwitterでのAssistanceに対する上から目線ともとれる意見。
・団体Lとの入会騒動
・業務提携と称したAssistanceのプロジェクト強奪(ideeLabo)
・Assistance資金源として回収したお金が団体Lに流れていた件。
・Assistanceの元代表、と自身を誇示するような発言

以下の事案(Tの乱)に対し、二代目代表は真摯に対応したとのことですが、心の内では怒り心頭であったでしょう。本当にお疲れ様です。

そんなこともあってか、二代目代表は同じ代表の椅子に座るのは嫌だ、という話になります。そこで代表からAssistanceグループの会長に就任します。

ここでまた混乱が起きます。
代表が会長に昇格するということは代表が居なくなるということ。
既存メンバーとの繋がりは強固になっていた一方、新規メンバーの獲得には苦戦していた「関西クリエイター集団Assistance」。世代交代という意味も込め、後継者としてSさんを擁立しようとしますが、難航。

話し合いの末、代表代行としてSさんを擁立し、私が副代表という体制に落ち着きました。

内部が混乱し、二代目体制後半はサークルの活性化が進んだとはいえませんでした。

3月23日で二周年を迎え、二周年記念オフ会を開催し、決意を新たに……。

と言いたかったのですが。

Assistanceは活動への悩み、不安、不明瞭さが、ごまかしの効かないレベルとなり衰退が加速していきます。


次回
Assistance物語 最終回「さらば、Assistance」

さようなら、Assistanceグループ。

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