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#004 RPA・GAS・VBAの違い、使い分けについて

先日、デザインあ展に行ってきました!
自分が当たり前だと思っていたことが、とても考え込まれて作られているのだと知って驚きの連続でした。体験が多くて楽しい^^

所で、RPAについて調べていると「これVBAで済むんじゃない?」「RPAじゃなくても自動化出来るよね!」という話を良く耳にします。RPAは確かに単なる自動化ツールの1つであり、得意不得意があります。そこで私の解釈ではありますが、簡単に「RPA, GAS, VBA」について違いと使い分けについてまとめます。

上記がそれぞれを特徴を位置付けしたものです。

VBAについて

VBS, マクロや色んな呼び方・種類も若干異なりますが、ひっくるめてVBAとして話をします。良くエクセルのマクロ機能を使う時にVBAを使います。特徴としては、エクセルで行う作業を設定したら自動化出来ちゃうというものです。こういった対象範囲を絞って、細かい作業を集中的に自動化させたい時にはとても効率的と考えられます。

GASについて

Google Apps Scriptの略称ですが、gmailやスプレッドシート等のGoogleのサービスを連携させて自動化することが出来ます。VBAよりは出来ることが広がるのですが、Java Scriptという言語を勉強する必要があり少し大変です。ただ、勉強すれば使えるようになるので、プログラミング言語を触れるようになりたいと思っている人はGASを使って自動化に挑戦するのも良いと思います。

RPAについて

RPAも突き詰めれば様々な種類がありますが、Winactorをベースにお話します。このツールでは、プログラミングの知識が必要なくロボットを作成することが出来ます。例えば、下記のようにシナリオ(ノード)と呼ばれる箱のようなものを用意し、そこに実行することを設定します。

これを実行すると上記の手順でロボットが動き、出したい成果物を作ってくれたり、作業を完了してくれます。更にもう一つの特徴としては、PC上で行う全ての作業が自動化の対象範囲ということです。GASはgoogleのサービス、VBAはMicrosoft Office製品と限られていたのに対して、RPAは自動化の適用範囲が全ツール、webサイト、ローカルファイル等幅が広がります。色んなものを組み合わせることは得意ですが、細かい作業は苦手だったりします。そのため、ロボットを安定させるためにもなるべく手順を簡易化してから設定すると安定すると考えられます。

RPAの一番効果を発揮する使い方とは

ご紹介してきたように、3つ共に特徴の違いや得意不得意があります。RPAを導入するからと無理に業務を合わせに行くのではなく、その業務に合ったツールや自動化の方法を適用するのが良いと思われます。その中でも、RPAをより効果的に力を発揮する方法があります。それは、「VBA + RPA」「GAS + RPA」等の合わせ技です。事前にVBAやGASで出来ることがあれば設定して置いて、RPAで他のツールと繋げたり出来るととても夢広がります。是非、お試しいただければと思います。

次回はRPA検討中の方のために、クラウド型とデスクトップ型RPAの違いについてお話します。

お楽しみに!


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