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プロセカというボカロに縛られた音ゲー

個人的な話。
最近プロセカやめました。
理由としては単にとてつもなくつまらないから。

いやね?コンセプトはめちゃくちゃ面白いですし、ボカロ界隈と音ゲー界隈どちらも大好きですから初めは期待してたんです。
でもいざ蓋を開けてみるとなんだこれ感。
キャラとかストーリーとかは正直最初から関心が薄かったので評価できませんが、音ゲー部分だけで見てみると本当に出来が悪く感じました。

私がよくプレイするのはArcaeaやDeemo、Phigrosといった所謂ガチ勢のそれなりに多い音ゲーです。

特にメインとしているArcaeaではプロセカを始めた当初比でポテンシャルが10.9→11.85と1程上がりました(Arcaeaにおけるポテンシャル1は雲泥の差がある)し、PhigrosではLV15クラスの譜面でも一応ある程度叩けるようになってきました。

それ故にどこかつまらなくなってしまったなと。ある程度の階段配置や高速トリル、運指の工夫が出来るようになった今だからこそそのように感じました。もう非公開にしてしまいましたが、(見難い/醜い)難易度表も作ってましたが、やはりシステムが似ているDeemoやPhigrosと比較しても譜面を叩く楽しさは無かったなと。

確かに音ゲーに競技生を持たせ、それを身近にしたのはプロセカでしたし、有名なボカロPの曲や神話入りしている曲を音ゲーとしてプレイできるのはそれはそれで良い試みです。が、あまりにも肝心の音ゲー部分がとてつもなくつまらない。

個人的に1番気に入らなかったのはmaster譜面の音取りと認識難でした。別にそれ単体がおかしい程度ならどの音ゲーにもあるんです。Arcaeaだって存在しない10分のリズムとかありますし、背景と同化してノーツがやたら見にくいなんて事もあります。とはいえそれは滅多に見られるものではないですし、背景との同化はともかく視認性の悪さなんてものはArcaeaの個性であるわけです。

PhigrosやDeemoも同じように、コンセプトとしての認識難はあるわけです。

しかしプロセカはコンセプトとしての認識難より、ただ難易度を上げるためだけに認識難が存在していました。特にLV31以上になるとノーツの大きさがやたらと変わり、見ていて疲れる譜面ばかり。譜面研究をする気にもなれないようなお粗末な譜面がゴロゴロ転がっていました。

そりゃターゲット層は音ゲー初心者でボカロが好きな人をメインに考えられていますから、expert譜面の完成度はそれなりだとは思います。というか叩いてて1番気持ちがいいのはexpertのLV28〜30でした。ここぐらいのレベルはそれなりの地力を持つ人ならかなり楽しいんじゃないかなと思います。

しかしmaster譜面はそうもいかず。音取りの違和感、やたらと多用される認識難、後述の判定のズレなどが顕在化し、とてもじゃないですけどプレイしていて楽しいと言える代物ではありませんでした。

後はUIの完成度の低さもそうです。私はプロセカでAPを狙うことはありませんでしたが、やはりどこでgradeが出ているのかが分からないのは大問題だったと思います。今でこそ表示を多少変えるなりのアップデートはされましたが、依然として音ゲーとしてのUIは微妙だなぁと感じます。

あとは先程チラッと話した判定のズレ。スライドの終点判定やフリックは他のノーツに比べて若干遅く反応させないとgradeが出ます。これが良くない。というか論外です。こんなことをするのなら終点判定は無い方が良かったです。PhigrosやArcaeaのロングノーツ、ホールドノーツのような挙動の方が遥かに良かったと言えます。とにかくストレスの原因となる要素が多く、上手くなればなるほどイメージと乖離した動きをしなければならないのが苦痛でした。

ではこれを如何に改善するか。となると、もう難しいなと。ノーツの種類と判定変えます!なんて滅多に出来ることじゃ無いですし、譜面もUIもプログラムも一から作り直しです。
それ故にプロセカが進むべき道はアイドル音ゲーとしての覇権を取る以外に無いのかなと。そのために出来る事はユーザー満足度を音ゲーとしての根本的な部分以外で最大化すること。これだけです。

私個人としてはプロセカは潜在的には花形や金のなる木を通り越して問題児、それも衰退期に入ったとみて良いと思います。それ程までに問題点を放って置きすぎたかなと。

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