糞ゲー

レースレポート:東日本ロードクラシックE2(14周回/84㎞)

目標:勝つ

レース直前にガーミンペダルのクリートを挟み込む部品が破損し、挙句ポケットの中でサイコンの電源が切れたのでデータはワフー、及びストラバを参照します。

久々のレースだが、1週間前から調子自体は悪くないことが分かっていたので普段は絶対にしない勝利宣言をして出走。
序盤からアタックの打ち合いになり、逃げがちょくちょく決まりかけるもすぐに集団に声をかけて潰す。2周目で日体大の渡邉さんがペースを上げ、これに誰も反応せず逃げが決まる。さらに横浜高校の林君が心臓破りでアタックしジョイン。2人とも調子がかなり良いのか、後ろを気にせずグイグイと踏んでいく。
自分はまだ先も長いし無理する必要はないと静観。ただあの2人の調子からしてそのまま逃げ切りそうという懸念はあったので、集団全体で追走の意思を取れるようにペースを作る。しかし誰も脚を使いたくないのか、先頭を牽きたがらないので仕方なく自分がペースを作る。結果として4周目後半で吸収。もう少し泳がしてもよかったかもしれない。

心臓破りはパワーが出せないのでひたすらペースで登りたいものの、実力が拮抗してる集団内で無駄なアタックが散発し、それにいちいち反応する選手が出てくるので処理が追いつかない。仕方がないので後ろに下がって暫く省エネ走行。そのタイミングで集団も落ち着きを見せ始めた。しかし何もせずに先頭に押し出されてしまうあたり、間違いなくL4やL5の領域では余裕度がある。しかし心臓破りではポジションを上げることが出来ないほどパワーが出せず、逃げを打つことは不可能だと断定し作戦を集団スプリントに切り替える。
後ろで休んでいる間に1人単独でのアタックが決まっていたらしく、いつのまにか30秒の差がついている。単独らしいのであまりペースを上げる必要はないと思ったが、集団は逃げを捕らえたいらしくペースを上げる。この動きから集団が活性化。またしてもアタックが頻発する様になる。

残り3周。ポジティーボの鳴海選手がペースを上げ、そこに誰かはわからないが2人(後々わかったのは半澤さんとりゅーじさんの二人でした)がジョイン。自分は成瀬選手の後ろにいたが、このタイミングで肝心の脚と勇気がなく動けず。確実に決まるだろうなと半ば諦め、どうやって吸収するかを考える。
理想は集団の力が強くなるリフト坂、もしくはバックストレートからホームストレートにかけての小周回エリア。いつでも捕まえられると踏んでいたが、思ったより集団がまとまらない。逃げのメンバーを完全に把握できていないものの、麒麟山とROPPONGIの2チームが集団を明確に抑えていたのでこれはヤバいとペースを作る。とにかく踏むしか勝ち筋は残されてないので、心臓破りで起こるであろうアタックに対応できるだけの脚を残して詰めにかかる。

結局10秒差程度までしか詰まらず、心臓破りで少し後ろに下がってしまう。そのタイミングでアタックが掛かる。メンバーは渡邉さんと林君の2人。すぐさま追うがあと数メートルが詰めきれず。ここで追いついていたら結果は大きく違ったかもしれない。
追いつけないので諦めて後ろに下がりスプリントに備える。ホームストレートは向かい風なので後ろから行くのが理想だった。残り300で仕掛けて、集団の頭で先頭を捉えかけるも逃げの3人及び追走2人にはギリギリ逃げ切られた。そして最後に諦めて踏みやめたところをROPPONGIの菊川さんや増子さんに差され8位。

総評:心臓破りで踏めないという、明確な弱点を晒け出していた割には何とか位置取りで対応できてはいた。先頭を牽く際も省エネを決め込んでいたので、結果として心臓破りとリフト坂でどれだけ耐えれるかというレースになっていた気がする。

それにしても省エネを決め込んでいた割に強いメンバーでの逃げを追えないほど脚が無く、纏まらない集団の力に頼るという分の悪すぎる博打に勝ち筋を見出すしか無い程にはフィジカル面では弱かったように思う。結果として重要な最終盤での逃げメンバーの把握を疎かにしたこと、最後の最後に数メートルを詰めて追走2人に追いつけなかったことが最大の敗因だった(追いついていれば6人でのスプリントになっていた可能性大)。
clipにて集団のペースを見たところ、E1よりも大体10から15秒ほど遅い程度。展開を作れる人数、メンバーの質を考えると、集団にいるだけでは省エネが出来ない厳しいレースだったように思う。その中でもどうすれば脚を残せるのか、優位に立ち回れるのかを考えられていた事はここ暫くで明確に成長した点だと思う。

フィジカル面での課題点
・1分の出力。ここの余裕度が低すぎて、結果的に自分の強みを活かせず防戦一方だった。
・体重の増加。カーボローディングでかなり増えていたとはいえ、体重が68キロを超えているのはやはりよろしく無い。再会した人に決まって「肥えた?」と言われるほど太っていた。

レース展開の課題点
・無酸素域に入る時間を少しでも減らしておくように走れていれば、また違ったかもしれない。

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