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病児保育あれこれ

娘が熱を出した。のちにRSウィルス感染症だと判明する。

1ヶ月前に風邪をひき、そのときは夫が半休を取って病院に連れて行ったり、病児保育室手配して連れて行ったり、私が迎えに行ったり、タクシーと自転車を駆使して頑張った。病児保育室2日目の迎えに行くと「食事を取らないので手に負えない」旨を伝えられる。仕方がないが翌朝判断しようと思ったら、高熱でむしろ悪化していて、病児保育室はキャンセルして家で面倒をみることに。締め切りが手に負えなくなった私が泣きつくと、夫が職場から帰ってきてくれた。この週はここまでで夫はまる2日会社を休んだことに。私もなんだかんだで半休+丸1日看護で休んでいる。ついでに娘の風邪がうつったのか、喉がやられていて、その前から煩っている咳ぜんそくと相まってえらいことに。

その2週間後、保育園の先生が「咳がひどい、明日は病院へ連れて行くべし」と言う。早速、夫に連絡。夫が午前休をとって病院に連れて行くことに決定。

さて、その夜のこと。泣き出した我が子、身体が熱い。熱を測るといきなり39度。おおう。先生の観察眼よ。

病院の予約は入れていたので、連れて行ってもらい、訪問型の保育でその日はしのぐ。39度台から熱は全然落ちない。あんまりにも熱でつらそうなので(一瞬、けいれんみたいになったりしていた)ほとんど寝ずの番。夜中に何度か娘が私の布団によじ登ってきて、頭だけのせてはあはあ言っていた。その晩は深夜は私、明け方に夫に起きてもらって、なんとか寝た。翌朝、あき待ちをしていた病児保育室から空きが出たと連絡があったが、熱は高いし、今日は無理だろうと判断して、1日家で面倒をみる。

その翌日、さすがに仕事がしたかったので、病児保育室に連れて行くも、あんまりにもはあはあしてるし熱も高いので、病児保育室のほうで、診察をしてもらい、血液検査までしてもらって、RSだと判明。「水分を一応取ったので」と帰宅扱いにならなかったが、「明日はおうちで看てもらった方が…」とやんわり対応を断られる。ついでに、「点滴とかしてもらった方がいいかも」といつも行ってる小児科受診を勧められる(病児保育室の階下には総合診療所があるが、小児科専門医ではない)。

それで電動自転車に乗って、20分ほど爆走して小児科へ(結構遠いのだ)。この日はちょうど、夜診療のある日で助かる。自転車に乗って疲れたのか、娘は病院で41.2度を記録。診療前に水をがぶ飲み。そのおかげで、わざわざ小児科まできたのに、点滴はしてもらえず。(だったら階下の診療所で解熱剤だけ処方してもらえば良かった…。)

翌日はまた、訪問型の保育。私も少し寝る。夜中の対応は全然起きられなくて夫に任せてしまう。夫も大変だ。

ここで土日になり、夫は仕事が休み。私は多少仕事ができそうと思うも、熱っぽくてあまりできず。結局身体を休めることに専念。娘の熱は少し下がった。金曜の夜に咳がひどくて、吐いたりもしたので、肺炎やら気管支炎やらを疑う。土曜に再び小児科へ。いつも通り簡単に済まされそうになるも、なんとかねばって、血液検査とレントゲン写真を撮ってもらい、肺炎と気管支炎になりかけという診断と抗生物質をもらう。

翌月曜日。熱は下がっているが、とりあえず病児保育室対応。最初は隔離、途中で一般室へ。RSは年少の子ども(2歳以下)では激化しやすいので、隔離対応なのだ。この日は食欲はまあまあ、でも一日中寝ていたらしい。とりあえずこうした回復期が病児保育室的には、適した受け入れ児なのだろうなと思った。(私はこの日、仕事の打ち合わせ。自分的には充実感のある日になった)

翌日は午前中は寝ずに、午後長めのお昼寝をとり、しっかりご飯も食べた。さすがに長患いで、前回、こうした回復期をぞんざいに扱ってさっさと保育園に送り込んで治りきらないうちにRSをもらってきたのもあって、今回はあと1日お世話になることにした。ちょうど、昼に飲まなきゃいけない抗生物質もこの日までであった。

病児保育室の使い方

病児保育の使い方は難しい。

我が居住地の病児保育室は受け入れ制限みたいなのはないのだが、「病児保育室 受け入れ」と検索すると、「回復期の子どもに限る」みたいな病児保育室がおおい。急性期の子は難しいのかもしれない。でも、我が病児保育室はそこの注意書きはない。

訪問保育に来てもらった人が言うには「熱が40度とかでも平気で食べるし遊んでるお子さんもいるんですよ」ということなので、そういう食べたり飲んだり遊んだりできる子は、急性期と呼ばれる時期でも受け入れてくれるのかも知れない。

病児保育室でやんわり断られたのは「ずっとグッタリしていて、飲み食いできないとお呼びだし対応になりますよ」ということだった。(本音としては途中でお呼び出し対応でもいいから、2時間でも3時間でも預かってもらって家で休みたい…みたいな状態だったのだが。)

うちの子は、今までのところ、具合悪いときは、とりあえずグッタリして、飲み食いできないかんじなので、急性期は病児保育室はなかなか利用しにくい選択肢だということがわかった。回復期はありがたく利用させてもらおう。

回復期というのも難しく、あんまり元気だと「早く卒業して空き待ちの子に譲ってください」ってなるし、加減が難しい。「大事をとって」の1,2日が大事だったりする子もいるだろう。そのあたりは、病児保育室のスタッフさんがやっぱりやんわりと諭してくる。明確な基準があるわけじゃないし、最終的な判断は親が下すのだけど、前日までは「空き待ちの子がいる」という話を一言もしなかったのに、元気になったとたん言われたり。

それにしても訪問型の保育はしかし、カネがかかる。そして、昼間はともかく、夜も看護はしなきゃいけないので、親は子どもが病気になると、夜の世話だけでも負担だ。ついでに、うつる。感染する。

子どもを産む前は、「とはいえ、がんばれば予防できるんじゃない?」と軽く考えていたが、ばかだった。具合が悪い子は、心細さ倍増で「ママ~」ってくっついてきて離れない。このべったりの接触でうつらないわけがないだろう。吐瀉物の処理やら、鼻水の処理やら。はなから諦めて、マスクなんてつけなくなった。

そんなわけで、私、RSにかかっております。「ちいさい子は重篤化するが、大人はたいてい罹ったことあって免疫があるから軽い風邪症状で済むらしい」って…。私は「たいてい罹ったことある」群に入らなかったのか、産後以降続いている不調のせいか、高熱は出るし咳も鼻水もすごいし、頭痛はするし、娘の後追いで症状が出ています。やれやれ。

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