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もぐらの穴の掘りどころ~自問自答ファッション教室に行ってきた

ついに、自問自答ファッション教室に行ってきたので、その感想を書こうと思います。忘れないうちに、このふわふわしたものを書いてしまわないと……と思う反面、ぜんっぜん消化できていないのも事実。もぐらの穴を掘る場所にアタリをつけてきた、ぐらいの感じなので、さらっと読んでいただければと思います(教室のコンテンツについて具体的には触れません)。

最初にあきやさんに、「長時間話してると最初のころのことはコロッと忘れちゃうので、ここに書いておいてくださいね~」と渡されたメモを今見ると、あきやさんからの宿題だけがいっぱい書かれている……。あれ、なんでこんな話になったのだっけ?(あきやさんの予言通りです)

とりあえず、今頭に浮かんでいる感想のようなものをとりとめなくまとめてみたいと思います(今日は深堀しない方向で)。たぶん、下にも書きますが、メンバーによって展開は色々なんだと思います。


あきやさんすごい👀

教室の感想、といったらまずはこの一言につきます!

パワフル:
もちろん、あきやさんには初めてお会いするわけなので、こちらは「わー、本物だ~」的な感じでふんわり・そわそわスタートするわけですが、まあパワフル。本当に長時間てんこ盛りのコンテンツなのですが、疲れ知らずでずーっと引っ張って行ってくれます。それでいて、暑苦しく語るわけでもなく(ここ大事)、本当に楽しそうにいろんな角度からファッションと人間についてお話してくれます。こちらも、一緒になって疲れ知らずに最後まで走り抜けられるのですが、終わるころには、脳天から煙出そうな感じで燃え尽きるので、帰りの電車の中でも音をたててボーっとしている状態です。

迫力:参加者が数人なので、わりとこじんまりと近い感じでお話できるのですが、150㎝台前半の座ってる私からだと、立ってるあきやさん、大迫力。新しいエンフォルドのお洋服が映えます。近くで観れるから、へーこんな素材なんだとかそでのカット大胆!とか、自分でアイロンでこの張りいけるんだとか、今日は〇はサイドなんだなとか、動くと一緒にスカートがゆれて、面白い形の裾からかっこいいブーツが見え隠れとか、ホウホウと色々みていて楽しいです(ちゃんと授業は聞いてますよー)。

エンターティナー:もちろん、興味のある人が集うお教室なわけだけど、お休みいれるタイミングとか、最後の時間調整なんかもうまくて、ばてない、飽きない。みんな適宜糖分を摂取しながら、メモをとり課題に取り組んでいるうちにあっという間に時間が経ちました。先生としての技もすごいなあ。

ことばのちから・場のちから

教室の内容としては、自問自答の考え方・やり方の説明と、各人の得意不得意、自分がなにものであるのかということを考えていく、ということなのだと思います。最初は靴、コートは最後と同じように、まずは自分がどんなものなのかを掘り出すことが先。小さいフレームに閉じ込めていないか、それは無難だからとか、周りからのあらまほしい何かではないか。言葉にまつわる気持ちの動きを大事に見ていくことになります。

コンセプトを自分で考えたときって、自分に都合の良い自分の中のエリアしか探っていないのだな、と思いました。聞いただけでいらっとする言葉とか、自分にはないけどうらやましいなあと思っている性格とか、普段から自分の中の明るいところに置いておくのって結構ストレスですもんね。無意識に影の押し入れの方にギュッと詰め込んでみないことにしています。
 「うらやましい」というのは自分にそれがないからではなくて、自分の中にそれがあるけれど、十全に発揮できていないとき感じることなのかな、と思っています。いいかげんいい年なので、普段の生活でうらやましさに振り回されることは少なくなりましたけど、それはきっと理屈でコンパクトにして、影の押し入れにしまっているだけど、自分がなにものであるのかを教えてくれる大きなヒントなのかもしれません。

今回私が押し入れから引っ張り出してもらったのは「色気」。自分で考えたコンセプトにはそんなもの欠片もいませんでした。自分がどんな人か考えるときは自分の友人を思え、というのがありますが、私の尊敬する友人たちは、男女問わずみんな華がある人が多いな(もうひとつは自分のことをネタに笑えるというのもあるのだけど)、うらやましいなあと思っていたのをすっかり忘れていました。「色気」か~。そんな成分が自分にあるのだろか。まあでもきっと干からびてるかもしれないが何かあるに違いない、と信じて
色々取り入れていこうと思っているところ。

他の方の感想にも毎回書いてあると思うのですが、何人か集まって一緒にこれをやる、というのが考えていた以上によかったです。お悩みも、仕事も年齢も、使えるお金も時間も、住んでいるところもみんなバラバラなんだけど、隣のヒトの話を聞いていると思い出す言葉が増えるのですよね。全然違う話をしているのだけれど、「あ、それとちょっと似た話なんだけど」というセリフが飛び交いました。ある悩みについては、あ、それはちょっと条件がちがうけど同じようなことがある、というのがどんどんつながっていって、なるほどそんな感じに私たちは謎の気遣いをしているのだな、とか居心地悪さを感じているのだなというのがわかって、自分のケースだけじゃなくて問題の構造がわかる、みたいなことが何度もあって面白かったです。もちろん、「え、そんなの別にいいじゃん」みたいにあっさり言われたりするのもあってこれもよい。あきやさんとマンツーの講座やお買い物もすごくいいなあと思うけれど、教えてもらうってだけでないものがこのスタイルはよいなと思いました。

質問タイムはふに落ちるための時間

基本の説明が終わった後(既に5-6時間経過)、あきやさんに質問できる時間があるのですが、これが大事。最初に全体の流れを聞いた時、自問自答のやり方を聞いてその内容についての質問だな、と簡単に考えていたのだけど、これがちがった(もちろん基本的なことでわからないことは聞けばいいのだけど)。自分の身の回りのファッション関係で困っている・うまくいかないことを相談する形で、この数時間にならったことをどう実生活に適用するのかを説明してもらえるのです。色々聞いて、そこで自分で問題を説明しながら、「あれ、これってさっき言ってたあれでは」と気が付く感じ。
 さらっと頭にいれた概念を、使用可能な形に自分に落とし込むことができます。で、この時間がまた仲間がいることが生きる時間でもあります。ふむふむPDCAねと思っていただけじゃなくて、なんでそうしないといかんのかとか、ここが滞るとこうなるとかを教えてもらえるので、こう腑に落ちるわけです。

教室2回目というガールズも多いと聞きましたが、受講済みのヒト向けにコンセプトのアップデートを軽くした後にこの部分を重点的にやるコースがあると(ほとんどあきやさんをかこんでのお茶会のような気もする)、軌道修正やステップアップによさそうだなあと思いました(すでに妄想)。人生色々な局面がありますから、環境がかわったことによる悩みなんかも相談したいですよね。

ちなみにあきやさんからの宿題は?

すでに長いので、宿題の行方についてはゆっくり実践してアウトプットをしていきたいと思っていますが、自分のためにここにリストしておきます。明確な宿題だけじゃなくて、ヒントなんかも含めて

  • 部屋の真ん中に姿見をおいて、秋冬もの、全部着てみる(断服式)

  • 自分の好きな人を10人あげる(自分のYAZAWA)

  • 夏の服について振り返ってプランを練り、3月にむけてプランナーに書いておく

  • できれば月1で試着に行く

  • 仕事用のスーツはワンピース+ジャケットをトライ(試着の旅)

  • 靴がおちついているなら鞄を探しに(試着の旅)

  • コートの袖はなおしてもらえるかも(お店に問い合わせ)


とにかく楽しかったです。またあきやさん、一緒に受講したお3方とお会いしたいなと思っています。ありがとうございました。


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