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10月月報~苦手に手が出ない日もある

あっという間に11月に入って、断服式で残しておいた秋の羽織ものは、一切着る機会がなく冬の断服式を迎えています。このところ仕事が忙しかったので、情けない振り返りですが、眺めてみるといたしましょう。相変わらずとりとめもなく色々書いています。


9月の月報での自分への伝言

さて、先月の申し送りはなんだったかというと

・自分の好きな人を10人あげて自分のYAZAWAについて考えて、noteを書く
・トレンチコートを修理できるか調べる+新調することも考えて試着のための下調べをする。確実に着る機会は1月~3月に数回あるので、計画的に
・毛玉になりにくいニットについて調べる(冬用)
・ダウンロングコートの下調べをする
・試着の旅をやってみる(たぶん最初は玉砕するだろうけど)⇒大当たり

9月の月報

ということでした。上から順にみていきましょう。

自分の好きな人を10人あげて自分のYAZAWAについて考えて、noteを書く

これは、あきやさんからの宿題の一つ。10人あげられなかったけど、とりあえず暫定にマッツ・ミケルセンを買い物のご意見番になってもらおうと思ったので、こんなnoteを書きました。我ながらバカバカしいぐらい自分からかけ離れたお人だけど、まあ楽しいからいいやと思っているところ。一応目標は達成。ちなみに自問自答ファッション教室で好きな人?といわれて出てきた唯一の人は下に登場する日本画家の山口晃さん(自分でもなんでこの人が出てきたのかよくわからんのだけど)。

トレンチコートの話

これはちょっと事態は複雑で、まずクローゼットから出して状態をみたところ、襟や後ろは大丈夫だけど、袖は両方擦り切れ、正面に染みがぱぱっと飛んでいる(これはいつ付いたのだろう…外でコーヒー飲んだとき?、立ち飲み屋にいったときか?)。クリーニングやさんでこれは落とせないだの、そではどうだの言われるのを考えたら、ちょっとうんざりしてしまって、結構長く着たから、思い切ってしっかり自問自答して選ぶ方向で行こうかなあと考えているところ。とはいえ、試着の旅に出たときにはどのくらい直してもらえるのかは聞いてみようと思っています。
 仕事で必要なので、早々にある程度真っ当なものを手に入れる必要あり。下調べをはじめたところ。

毛玉になりにくいニットについて調べる

素材が大事なのはよくわかっているのだけど、微妙な色合い(2本どりで編んだみたいな奴)のフワッとしたニットがすきなのですよ。これが安いと確実に1シーズンで毛玉だらけに。11月の断服式で未練たらたらの毛玉ニットに引導を渡すと決めたので、これから買うニットは、慎重に3枚分の値段でもいいものを買おうと決意。とはいえ、まだ具体的に気になるものは見つかっておらず。

ダウンロングコートの話

写真を撮る趣味があるので、雪景色の写真を撮る(雪の中何時間も突っ立ってる)、海の写真を撮る(明け方の海や夜の星空撮影は極寒)ために、6、7年くらい前にユニクロの極寒地仕様のダウンコートを購入しました(通販オンリーのもの、4万超した記憶)。とても着やすくて、フード付きであったかく、着ぶくれてる感じがせず(大事!)、愛用していたのですが、一昨年端っこが切れて、ダウンが漏れ出てくるのをテープでとめて着ているという事態になって、困っていました。今年の春に寒い国への出張が決まっていたので、昨年新しくユニクロのダウンコートを購入しました。が、サイズ感がちがって着ぶくれ感が強いのです(大き目サイズにしたのだけど、標準サイズ以外は通販オンリーなので試着できなかった)。これでカメラとレンズのいっぱい詰まったリュックをしょうとぱっつんぱっつんなシルエットで、あーあという感じです。出張先で撮った写真はなるべく自分が映ってないものを報告書につかったぐらい。

今年はどうかと、ユニクロのダウンコートを眺めてみたのですが、昨年と変わらず、安いのはいいのですが、自分の体形だとモコモコしちゃいそうなシルエットです。初代を見つけたときのような、海外仕様のオンライン限定品も出ていないようです(見るの遅いだけかもしれないけど)。ウルトラライトダウンだとちょっと寒冷地はツライですしね。あと、去年急ぎで薄いダウンを買ったのですが、黒のダウンがまあ似合わない。なんかおじさんぽくなっちゃうのですよね。ZOZOTOWNで試しに「ダウン、フード付き、ロング丈、レディース」でひくと、噂の水沢ダウンにはじまって、ガチアウトドア系が10万円台ででてきます(ちゃんと高い方から見てる)。希望のふんわり薄手で着ぶくれない、ってなかなか難しい。いくつか見当はつけたので、試着の旅に出る予定。

試着の旅をやってみる(案の定玉砕した😢)

自問自答ファッション教室で、「捨てる」と「試着」が苦手とわかってはいたのだけど、「試着」がこんなに苦手だとは思っていなかった👗
 今回は苦手な試着のさらに下見に行ったのに、なにもできずに帰ってきて、とりあえず得意なコンセプト活動をしたお話をちょっと下に書きます。
 ファッションが大好きで素敵な試着を着々とこなして、自分だけの服に出会えた物語を毎日のように眺めているのに、全然だめなので、どうしてくれよー、という情けないお話です。


先日、都内出張があって、午後の比較的早い時間に仕事が終わったので、少し山手線内側をプラプラしようという気になりました。

美術館は月曜日が休みなのですよ。

最初に思いついたのは、ムーンプランナーの前の冊子からのウイッシュリストに入っている、「ここへきてやむに止まれぬサンサシオン ジャムセッション石橋財団コレクション×山口晃」という展覧会に行くこと!だったのですが、残念ながら月曜日は美術館はお休みなのだ。

今回はこのポスターに入っている絵を特に見たかったので、是非行きたかったのです。山口晃さんというと、こまっかい現代の洛中洛外図みたいな絵を描く人で、色々と面白いのですが、以前山崎山荘美術館でみた「チェンバロを弾く高山右近」という、どちらかというとこのポスターみたいな感じの絵が好きで、楽しみにしていました。

久しぶりの銀座だったのだけれど

お休みなのは仕方がない。じゃあせっかくスーツも着ていることだし、銀座にコートやジャケットの試着の「下見」に行こうかなあという気分になりました。今日はスーツに合わせた少し踵のある靴ですけど、まあ何とかなるでしょう。

学生時代は結構よく行く街でしたし、あんまり何も考えていなかったのです。スタバで作戦会議したほうがいいかなあとうすうす考えてはいたのだけれど、今日は美味しいお茶と香水の香りを確かめるのが目標、それ以外は「下見」でいいやとまずはお茶を求めて数寄屋橋を出たのでした。

割とオールドファッションなティールームが好きなので、なんとなくWestか風月堂あたりで飲めたらいいなあとプラプラと無計画に歩き出したのですが、再びお休みと行列。平日でも並ぶのかWest。久しぶりにあそこでゆっくりコーヒーをのみたかったんだけどな。頭が学生時代になっているので、最近の銀座わかってないんだなあ、とこのへんで気が付く。

なぜか気分は下向きに

このお茶が飲めなかったのが悪かったのか、なんか気分は下向きになり、そのままなんとなく裏をとおって交詢社通り、みゆき通りを資生堂方面にむかって歩いていくと、まあ有名ブランドの路面店がたくさん。みんなドアに人が立ってるよ……となんとなく気おくれしてきて、いつも気になっていたお菓子やさん(空也もなかとたちばなのかりんとう)もちゃんと開いてたのに、すっとのぞいてみる勇気がでず、ただただ歩きまわる羽目に。どうした私(食べ物屋に積極的に行けなくなるのは自分的には危険信号)。

資生堂もせっかくだからパーラーに寄ろうかなと思ったのに、一人でいってもなあとやたら後ろ向きな気分(レストランとか入ったこともあるのにね)。カフェ・パウリスタさんですら満席……なんかもうだめだーとなって、予定の香水も見ずに、ハンズのスタバにとりあえず入って一息。頭を冷やしました。(この時点で1.5万歩ぐらい歩いてる)やっぱり試着って苦手だなあ。誰かと一緒なら……でも自分の体形とか考えるとあんまり解決には...…そして色々思い起こす過去の暗い記憶(とことん、ネガティブ)。

せめてコンセプト活動を

こんなグルグルで、なにもできない自分にうんざりした上に、これで何もせずに帰ったらほんとにダメダメだ、とせめて何かしようと思ったところで思い出したのはエルメスのギャラリーのエレベーターに山口晃デザインのカレの絵が見られるというツイート。

確か入り口は違うんだったよな、とおそるおそるソニー通り側のエレベータにいって、ギャラリーに行きたいのですが?と尋ねるとさっと案内してもらえた。で、さっそくそのエレベータのガラス窓の向こうに原画の染付が進んでいく様子がみられる(1階は線画のままでギャラリーの階でフルバージョンが見える)のを堪能して、ギャラリーのフロアに上がったのでした。ギャラリーの展示(環境問題に関連するアート。特に海岸を再現したものがやりきれないのだけれどきれい)は色々面白かったし印象深かったです。帰りにエレベータの中の写真を撮っていいか確認して(他の人もいたので端っこから)ちょこまかと写真を撮ったのでした。よく頑張った私。正面玄関からはいらなかったから試着は無理だったけど。

まあ、よく考えてみたら、松屋とか三越とかからのぞいてみればもうちょっと気楽だったと思うのだけれど、なかなか思うようにはいかないものデス。こういうビビりのJJGもいるよ(いい年こいて)。

ちなみに、次の週にアーティゾン美術館にいって、「ここへきてやむに止まれぬサンサシオン ジャムセッション石橋財団コレクション×山口晃」は堪能してきました。

11月の私への伝言

というわけで、長くなっちゃいましたが、ここらで11月への申し送りをまとめておきましょう。

  • 毛玉セーター処分!

  • トレンチコートの試着プランを立てて実施する(できるのか本当に?)

  • ダウンコートも条件がはっきりしたので、試着を。

  • 鞄(スーツでパーティに行くとき用のチェーンバッグとそれを入れられそうな仕事カバン)の妄想をしっかり練る(cf. スーツ再考)

最後の以外は苦手なことばっかりで次の月報も反省文になりそうですが、まずは頑張ってみましょう。今回はこのへんで。


トップ絵は国立国会図書館「NDLイメージバンク」 (https://rnavi.ndl.go.jp/imagebank/)より


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