ただのサクラ大戦オタクが新作発売嬉しいって思ってるだけの話

いやぁ、来ましたね。ついに来ましたね。
3月30日のセガフェス2019で発表された「新サクラ大戦」!
このニュースをTwitterで見た時、私は仕事だったので会社にいたのだけど
嬉しすぎてボヘミアンラプソディーのフレディマーキュリーみたいなポーズをしてました。
Twitterのトレンドに載る「サクラ大戦」の文字を見て「あー、ついにサクラ大戦の新作が出る世界線になったのだな」と、なんとも感慨深い気持ちになっていた。

https://youtu.be/ok_7_2vMHrY

すぐムービーを見て、あっという間に期待値がMAXまで跳ね上がった。
かつての華撃団が失われて10年という文字(初代の花組はみんな何してるんだろう)
スチームパンクマシマシの大帝国劇場(時計かっちょいい)
モダンとハイカラさに磨きのかかった街並み(御菓子処みかづき…気になる子ですね…)
そのまんますぎる歌舞伎座(もしかして歌劇団と交流あったり?)
など、表情が「パーッ」となる。
そして現れた新隊長、メインヒロイン。
襲い来る降魔、やってきた翔鯨丸…!
なんでしょうね、翔鯨丸があるだけでこの安心感は。
次々と映し出される隊員たち。早くこの子たちが戦闘服を着ている所を見たいし舞台に立っている所も見たい。
パッと見の印象では、マリア好きとしてはアナスタシアさんと東雲さんは気にならざるを得なかった。

そして後半の光武(正式名が分からないのでそう呼んでおく)が出てくるシーン…。
めっちゃええやん…かっこいいやん…。
今回の光武は、なんだか西洋甲冑の頭部分みたいなデザインだったけど、時系列的には、この1つ前にSTARを挟んでるから造形としては自然な流れなんだなと思った。
一瞬映った、左手に炎をまとった緑色の機体。
「あれはロベリア?!いや違う、もしや欧州から来たアナスタシアさんのでは?!」そんな考察も一瞬で思い浮かぶ。
嬉しくてついつい何回も見てしまうムービー。
今冬発売、あと何か月待てばよいのだろうか!

トレンドには変わらずサクラ大戦が載っており、新作を喜ぶ人の呟きで溢れかえっている…と、いう訳でもなかった。
人気作の宿命か、やはりマイナスな意見も目立つ。
キャラデザの事、今回名を連ねていない過去のスタッフの事。
過去のスキャンダルの件で外されたとか書いてる人もいてまったく酷い話だなと思った。

本当にただのファンなので偉そうな事は言えんのだけど
新しいサクラ大戦というのは
昔のサクラ大戦に挑戦をしつつも、その偉大な功績を再び世に知らしめる為に、新しいスタッフ達が立ち上がったゲームだと思っている。
実際ストーリー構成のイシイジロウさんからのコメントからは、サクラ大戦と言う大作に挑む、並々ならぬ熱意を感じた。
今この時代に新しいサクラ大戦を作らねばいけないのだ、と。
この時代の為に過去の事を生かしつつ、刷新せねばならないのだと!

とにかくサクラ大戦が残した功績はデカい。
あまりにも新しくて、あまりにも完成していた。
何処にも入る余地のない、唯一無二のコンテンツだった。
しかし強すぎるあまりに、一つの呪縛として存在し続けていたのも確かだ。
きっと心のどこかで「あれを越えるものはない」と思ってしまっている。
斬新だった1、パワーアップしてボリューム満点だった2、OPに度肝を抜かれた3、夢の詰まった4、新天地のV。
そのあとDSでゲームも出たり、奏組も出たりしたけれど、帝都・巴里・紐育はとにかく眩しかった。そして、綺麗に4で終わった。

気づいたら、ゲーム以外の媒体にもどんどんと進出していたサクラ大戦が、いつの間にか小さくなっていった。
外伝的な新作が出る予定だったのがなくなり、ネットゲーム化する予定だったのもなくなり、2回もソーシャルゲームになったのにサービスが終了してしまい、最近では他のゲームに何らかの形で現れる位にとどまっていた。

実際、正直な話「ラブライブサンシャイン」とのコラボが発表された時、私はかなり複雑な気持ちだった。
「サクラ大戦は、他のコンテンツの力を借りなきゃいけないゲームではないんだ!」と思った。
SEGAのアプリや他のゲームで、急にサクラ大戦とコラボしたときは何事かと思ったが嬉しかった。急にアイテムや装備になったりしたので驚いた。
でも、今思えば「どういう形であれサクラ大戦を絶やさない!」という事だったのかなぁ。

中国では新作が出てるらしいという話にも、とてもヤキモキした。
それなのに、なぜ日本では何も起こらないのだろうと思っていた。
Twitterのログを見ると、2010年の時点でこんなツイートをしていた。

多分この時のお知らせは新作に関するものではなかったんだけど、この頃から既に、こんなにもサクラの新作を欲していた。

そしたら、ついにその時がやってきた!
どんなにこの時を待ったろうか…!
私と同じ気持ちになっている人は沢山いた。
みんな過去にサクラ大戦に触れ合った人だ。
そこで忘れてはいけないのが、新サクラ大戦で「サクラ大戦」というコンテンツを初めて知る若い人たちだ。
みんな、どういう感想を持つだろう。
そもそもみんな「買おう!」って思ってくれるだろうか。
ドラえもんの声が大山のぶ代から水田わさびに変わった時のような気持ちになっている。
今の若い人が水田版ドラえもんしか知らないように、今の若い人のサクラ大戦は「新」から始まる人だって沢山いる。

私は「新」から始める人たちに、どんな小さな事でもいいから
「新サクラ大戦にワクワクするような気持ちがあるなら買ってプレイしてほしい」と思う。
久保帯人先生の絵が好きだ!とか、推しの声優が出てる!とか、あのキャラめっちゃ可愛い!とか。
と、いうのも、私がサクラ大戦にハマったのはたまたま遊んだカードダスで、この綺麗な絵で可愛いキャラは何だろうと調べて探して
ゲーム雑誌で2の発売を知ったのがきっかけだった。
その頃、ゲームの紹介とサクラ大戦の舞台を巡るムック本みたいなのも発売してて親にねだって買ってもらって、めちゃくちゃ読み込んだ覚えがある。
そこからセガサターンを買い、1と2を買い、ドリキャスで3と4をやり…と、気づけば人生の半分以上遊んでいるゲームになった。
設定資料集が大好きになったのも間違いなくサクラ大戦の影響で、大学の頃は暇さえあれば太正浪漫堂でご飯を食べていたり、サクラ大戦のおかげで色々な興味が広がった。キッカケは些細だったのに、今それがない人生が考えられない。

新サクラ大戦の主人公、天宮さくらは真宮寺さくらに憧れて入隊し、旧花組の華撃団と歌劇団を立て直したいと思っている…という!
これって、新サクラ大戦を作るスタッフの願いなのではないだろうか?
この「新サクラ大戦」をキッカケに、私はPS4のユーザーが再び過去作を遊べるようになってほしいと思う。
今の所、PSPかPSVITAを持ってる人が1&2を
PS2を持ってる人が熱き血潮にと3を遊べる限りで
4に至ってはDCで発売以降移植をされてない。(PC版は除く)
アーカイブを出すならこのタイミングじゃないだろうか。
もちろんアーカイブ化も大変だというのは分かるのだけど
新サクラ大戦をやった人が「旧花組ってどんなところだったんだろう?巴里と紐育はどんな感じだったんだろう?」
って思った今がチャンスなのでは。是非どうにかなって欲しいものである。
そして知って欲しい。サクラ大戦の強大な力を。旧花組の圧倒的さを、巴里華撃団の華やかさを、紐育華撃団のきらめきを。

夢が膨らむばかりである。
各国の華撃団も楽しみだし、世界華撃団大戦って何だろう…!
レッツ&ゴーのWGPみたいな感じかしら…。
ラチェットさんがベルリンで「伯林華撃団」を作るって言ってたし、ロンドンの倫敦華撃団も話に出ていたはずだ…。
もしかしたら、旧花組の面々は各華撃団の立ち上げでそれぞれ出向してたりして?なんていう事も考えてる。

田中公平さんが音楽を担当してくださるのはめちゃくちゃ有難い。
大事なところでゲキテイが流れたり、新ゲキテイが流れたり。
聞いたら泣いてしまうかもしれない。
ウルトラマンメビウス47話「メフィラスの遊戯」の最後あたりでウルトラマンのテーマが流れてウルトラマンが出てきた時「勝ち確BGM」という風に言われていたけど、きっとそれと同じ気持ちになる。
プリキュアがピンチになって、初代プリキュアがテーマソングと共に登場するような安心感というか、曲にはそれだけの力がある。
今回キャラデザもシナリオも変わってしまったのに、音楽だけ変わらなかったのは、あの音楽がないと始まらない!というのがあったのかもしれない。
田中先生の楽曲が、新しいサクラ大戦を支えてくれる礎であってほしい。

今冬発売という事で、私は「同梱版出たらどうしよう」とかという皮算用をしている。
同梱版出たら、今持ってるPS4どうしようかな~とか考えている。
勿論「初回限定豪華特装版はどのお店で予約しよう」という妄想もしている。
でも、それくらい楽しみにしちゃっていいと思う。
なんてったって、据え置き機で完全新作が出るのだ。
携帯ゲームやスマホアプリ主流のこの時代に、サクラ大戦は据え置き機のPS4でしかできない領域へ表現を伸ばしていく。
グラフィックは3Dで、大帝国劇場のマップも新たに描き起こしになり
自由に移動できるらしい。それだけでも嬉しい。
サクラ大戦シリーズ恒例の「夜の見回り」ゲーム版ではなんなくこなしていたけれど、アニメ版を見た際は大帝国劇場のあまりの広さに驚愕した。人のいない広い空間はこんなにも寂しくて怖いのか、そしてそんな所を大神さんは見回ってるのか…と思った。そういった事を、新サクラ大戦では味わえるだろうか?
時には寂しく、でも隊員たちとの思い出が詰まったあの劇場に、私達はまた帰ってこられるのだろうか。
もし大帝国劇場を歩き回れるVRなんて出たら私はVRを購入します。ってか、レビュウを最前列で見られるくらいのおまけがあってもいいのでは?!
据え置き機にしかできない表現、楽しみ。
着せ替えテーマもアイコンも出るんだろうな!PS4を染めてしまうなぁ!

ファミ通.comでの新サクラ大戦の詳細情報の記事にある、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの盛田厚氏のコメント。
https://www.famitsu.com/news/201903/30173890.html

”忘れていたはずなのに、ふとした瞬間にあのフレーズが頭の中に蘇る。そして当時の思い出も。私にとって『サクラ大戦』はそんな作品のひとつです。すべてに斬新でクロスメディア展開の走りでもありました。10年以上の時を経て『新サクラ大戦』が戻ってくる。とってもうれしいです。総選挙1位だし。待っていた人も新しい人も、きっとワクワクする、ハラハラする、笑う、泣く。プレイステーションもお迎え準備、オッケーです。私も泣く準備OK。”

私も同じ気持ちだー!!!!!
おかえり、サクラ大戦。

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