今日のテーマは受講生から受けた相談です。

「雰囲気のある文章を書きたいんですが、
どうしたら書けるようになりますか？」

そもそも、雰囲気のある文章って、どんな文章なんでしょうか？
たとえば、
子どものころ私は
「嵐が丘」という小説がとても好きで、何度も読み返しました。

「嵐が丘」は、ある荒野に住むとある一家と孤児の物語です。
特に印象的だったのが、荒野の風景がとてもリアルに描かれていること。
読むたびに心も体も寒々としてきて、荒々しく吹きすさむ風の音が耳元でうなっているような錯覚を覚えたのを記憶しています。

このように、小説の世界に入り込み、
あたかもそこにいるような気分にさせられる、
それも雰囲気のある文章の一つと言えるでしょう。

本題に入りましょう。
魅力的な雰囲気のある、情緒的な文章を書きたい。
であれば、自分が書いてみたい、
真似たいと思う小説を読むのが一番です。
ただ、大切なのは読むだけではダメ！

書けるようになりたいと思う、
文章をメモしておくこと。
書き写すのです。
これ、とっても重要です。
そして、使ってみるのです。
書き写した表現を。

何度も何度も。
すると、それはあなたの血肉となり、
いつの間にか、自然にその言葉が湧きだすようになります。
やってみてください。