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結婚という牢獄にいる人々

私は20代のころに出版社に転職し、
その後、広告の仕事について、
フリーランスで活動を始め、多くの仕事に恵まれてきました。
今はコロナで行けませんが、毎年海外旅行に数回は行き、
友達と美味しいものを食べに行き、好きな服を買い、
まあ、誰かに頼らず依存せず、自由な人生を手に入れました。
 
元カレと別れた時に決めた、
自立して自分の二本足で歩いていけるようになる。
それは実現しました。
でも、そうなったら実現しようと思っていた結婚は
できなかったのです。
 
広告の仕事で、フリーランスで食べられるようになったとき、
私は40代前半になっていました。
ふと気づくと周囲は既婚者ばかり。
げっ!婚活しましたわ。
でも、全くこれだと思える人に出逢えず、遅かったのだ、と結婚を諦めたのです。
それから10年位経ちますが、今では結婚しなくてよかったのでは?
と思うようになりました。
自立できるようになったら結婚しよう。
そう決めていた私は、自分がなぜ結婚したいのか?深く考えたことはありませんでした。結婚は当然するものだと。
そして「結婚しないと幸せになれない」と。
でも、ふと気づいたのです。
それって、私たち女性が子どものころから
すり込まれてきた幻想だったのでは?と。
 
もちろん、結婚して幸せになっている人もいますので誤解の内容に。
結婚が幸せになるための条件という考えが、どうかと思うようになったのです。
以前、既婚の40代から50代の女性に最近よく逢うと話しましたが、彼女たちは、常に悩んでいます。
仕事をしようとすると反対され、旦那が鬱になって収入が危うくなっても家にいろと言われ、昔から子育てを全く手伝ってくれないなどなど・・・。
パートナーシップって難しいと言っています。
また、若い時に結婚してずっと主婦で子育てを終え、そろそろ自分のやりたいことをやりたいけど、何をしたらいいかわからなかったり、ずっと家にいたので社会やビジネスの常識、さらにはITリテラシーゼロでメチャハードル高いスタートだったり・・・。
結婚していることって、ある意味、立ちはだかるさまざまな壁との闘いなんだなーという気がします。
もちろん、信頼できる、されるという人がそばにいることって、安心感を生み出してくれ、ビジネスもうまくいきやすいなんて言う人もいます。
でも、結婚という形を取らずに、パートナーと一緒にいて、お互いに自立しあう。経済的にも、家のことや育児も片方に頼りすぎない関係が一番うまくいく気がします。
そして、価値観が合わなくなったら別れる。
人間が永遠に他人を愛し続けることって難しいのではと思うのです。
そうでなかったらこんなに結婚生活に悩んでいる人、離婚する人、いるはずないですよね。
一昔前の、結婚して経済的に精神的に守ってもらう、守ってあげるという依存関係は終わったのではないでしょうか?
まずは、本当に自分がやりたい仕事をやって自立する。
自分の食いぶちは自分で稼ぎ、好きなことをする。
そのうえで、パートナーと信頼関係を作る。
それが、本当に幸せな生き方のような気がします。

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