見出し画像

ドッキリと格闘した企画生23 ドキュメント

新しいドッキリを考えましょう

最初にこの課題内容を聞いたとき、
「ドッキリって、私が生み出せるものなのか!?」
と衝撃を受けました。

当たり前のように既に「ドッキリ」はあって、
私が関わるとするならば
それをなぞって誰かにやってみるか、
見るだけだと思っていたから。

締め切りまでに、ちゃんとできるかな…。
うっと重い何かが乗っかる。

一旦、落とし穴に落ちつく

私はもともと「ドッキリ」自体に苦手意識がありました。
企画にもよるけれど、「ドッキリ」には漠然と
「追い詰められている人を笑うもの」というマイナスイメージがあって。
感情移入してしまって、上手く笑えないことが多かった。

今思えば、「ドッキリ」の定義が狭かっただけかもしれません。

でも、とにかく、自分の中で「好き」なドッキリと「苦手」なドッキリの区別が頑固だったんです。
どうしても好きになれないものは、見たくないかなって。

そんなドッキリと自分の間にあるわだかまりのようなものが、
障害物のように感じていたからでしょうか。
見えない、進めない、動けない…!落ち着け…。

課題に取り組む期間に入っても、他のやることを理由に「まだ…もうちょっと…」と本格的に立ち向かえない自分がいました。

手を伸ばす

そもそもドッキリとは?
サプライズとの違いは?
いたずらとの違いは?

新しいってなんだろう。古いってなんだろう。

辞書を引いたり、見たことのあるドッキリを思い出したり。
ノートに書き出してはいました。

ドッキリとサプライズの違い
辞書で辿った「新しい」「古い」

それでもまだ、加速するまでは程遠い感覚で。
むしろ、惰性でゆっくり動いているような…
どうしよう、まだ2回目なのに、もうこんな感じで大丈夫!?

「あぁぁ」
どこか心細くなってTwitterを覗いてみるものの、
講義前だからか、課題に関する話題は見つからず。

みなさん、どう取り組んでますKa!としゃくれて
聞きたくなる気になる気持ちを抑える。

まずは、弱音よりもやることがあるよな!
自分で、もがいてがむしゃらに取り組まないとな!
気合を入れ直しました。

調べることから始まった

阿部さんからのメール

自分の中で流れが変わったきっかけは、
阿部さんから届いたメールでした。

「大井洋一さんを自分の中にインストールをして、課題提出までの数週間の日常を過ごしてみてほしい」

ここで、何が正解かわからない中、
大井洋一さんをこの期間で精一杯インストールしてみせる!!
という目標ができました。

広告の企画で貼られた伏線。

「伝わる」ためには自分を「伝える」だけでなく、相手を「調べる」
課題文を鵜呑みにせず、咀嚼して、自分側に手繰り寄せる。

とにかく「調べる」を始めない限り、始められない。
足の進む方から調べ歩いてみよう。

大井洋一さんのインプット

そこから、大井洋一さんを追いかける毎日が始まりました。

図書館も、駆け回った。
いい本は見つからなかったけれど、
ドッキリの歴史のような本はないか探し歩いたり。

ネットでは「お」の予測変換一位が、
大倉忠義から、大井洋一になった。

過去のネット記事、ブログ記事、note、YouTube、Twitter…
最初は遠くに感じていた大井さんが、どんどん近くになっていく。

初めて、格闘技を見た。

大井洋一さんの引退試合。
試合中と試合後のギャップにときめいた。
ギラギラ戦う姿を見た後、
称えあってハグしている姿を見て、
何かに似た「ホッと」を感じた。

そうそう、ドラマのNG集だ。
カットがかかった瞬間に役が抜けて
素になった俳優さんを目にした時のような。

さらにこの感じ、ドッキリのネタバラシ後の
「あ〜よかった!」
ちょっと近いのでは…?と思いました。

今まで関心のなかった「格闘技」

自分が一番惹かれた瞬間が、自分の好きだと感じる瞬間に似ていたこと。
大井さん、自分、ドッキリの三角形で
思考を繋げることができたように感じて嬉しかったです。


大井洋一さんの「好き」

調べていくうちに、自分の中で「大井洋一さん像」が出来上がっていきました。

大井さんは、
「これどうなっちゃうんだろう」というハラハラドキドキのあるもの
「人が何かに熱くなっている瞬間」
が特に好きなのではないか。
そしてそれを企て、「ノリでやってしまう」やっちゃえ精神。
勢いのあるものが好きなのかなと感じました。

大井さんの手がける番組のうち、「水曜日のダウンタウン」「チャンスの時間」を中心に視聴してみたり。

喧嘩神輿
パルクールの人が高いところ飛ぶやつ
きしたかののドッキリ
筋肉隠し芸大賞
ロナウドの「なんで笑うんだい?」
バスケシュート頑張る女の子の動画

大井さんがこれ面白いんだよ、泣いてしまうよと言っているもの、
できる限り見てみました。

特に「チャンスの時間」と、きしたかのさんの「高野さんを怒らせたい」ドッキリ企画。
涙が出るくらい面白くて、ハマりました笑
どうしてこんなに面白い企画を思いつくのだろう。

どちらも、企画の先にいる相手への愛が尋常じゃないのだと感じました。
大井さんの千鳥さんに対する愛。岸さんの、高野さんに対する愛。
企画を通して、その人の「愛おしさ」が伝わるってすごい。

「くだらない、面白いが先にくるように」

大井さんが企画を考える際に気をつけている軸。
それを知ったとき、「ああきっと大井さんも、嫌な気持ちになるだけのドッキリは提案しない人だ」とホッとしたんです。

そうなると、もう提案する勇気が一気に湧いてきて。

不安だったけれど、大井さんを知るほど
「新しいドッキリ」が自分と大井さんの〈真ん中〉にできる気がしました。

たかだか一画面くらいの文字数で
人を簡単に定義するなバカヤロー

『友よ』関ジャニ∞  詞:GAKU

胸に響く。
相手のことをしっかり調べて、色々な角度から知ることって大切なんだなと
実感しました。

まんなかさがし

課題の解釈

大井さんは、どうしてこのお題を出したのだろう?
どんな企てがあるのだろう?

私は、

年齢関係なく「面白い」で選ばれていく
企画会議のようなチャンスの時間】

企画メシで届けてくださるのではないか。

そう解釈しました。

アウトサイダーの年齢規定を乗り越えてしまうほど、
熱く挑戦を重ねた大井さん。
「俺たちおっさんだから」という言葉が嫌いな大井さん。

企画メシも、「年齢関係なく企画する人を増やしたい」という阿部さんの熱い想いに、人が集まった挑戦の場所。

大井さんは、ご自身と企画メシとの真ん中を「年齢関係なく挑戦する情熱」として「放送の企画」を企てたのではないか…。

そして、水曜日のダウンタウンでの企画会議は、年齢関係なく「企画の面白さ」で選ばれていく。「一枚にまとめる」(何個でも可)は、大井さんが水曜日のダウンタウンに企画を提案する形と重なる。
だから、
A4一枚にフォント12くらいで上から下までぎっしり埋める方式」で、「千本ノックのようにどんどん出す」ということに挑戦してみました。

そして、

大井さんが求める「新しいドッキリ」は

面白い、くだらないが先に来るもの」かつ、
「これどうなっちゃうんだろう」と想像がつかないもの。

それがなくて、「フツー」「見たことあるな」と感じさせるものは、
大井さんにとって「古い」になるのではないかと想像しました。

私もドッキリは「面白い、くだらないもの」が好きだし、
「嫌な気持ちになるだけのもの」は提案したくなかった。

きっとこれが、自分と大井さんの真ん中になる。
ドッキリの中心はここにしようと決めました。

あとは、「どうなっちゃうんだろうこれ」を作るためにどう動くか。

発想を、メインゲートから少し外れないとフツーになってしまうと。
どうしようか。
できる限り、大井さんに矢印を込めていたい。

そこで、これが果たして合っているのかはわからないけれど、
大井さんのブログやTwitterでの言葉を中心に、ネタを探すことにしました。

ドッキリ裏話はこちらから…

嬉しい、ちゃんと悔しい!

講義の中で取り上げられなかったこと。
・大井さんの話を聞くという受け身だけで終わってしまったこと。

講義で取り上げられなかったこと

すぐに思い出せる、触れたくなるものには届かなかったかなと悔しくて。
でも、この悔しさに焦ってる自分を見つけた時は嬉しくて。

久しぶりに、ラジオでメールが読まれるか、読まれないか、の時間を過ごしたような。
講義の中で大井さんがラジオでハガキ職人だった時の話されていた時も大共感で小躍りしてたのですが…笑
やっぱりあの読まれる快感、読まれなかった時の悔しさ
どちらも大事な興奮で。

時計チラチラみたりして、
あと何分ある、何分経ったな、あとどれくらい紹介できる…?って、
耳を澄ませては。

ドキドキ、ドキドキ。
そっくりでした、あの時の自分と。

本気で取り組んだからこそ、悔しさも心残りもある。
そんな時が一番、学びが入るし成長できるきっかけになる。
何より記憶に残る!!

質問できなかったこと

へらへら、もじもじ。

せっかく出会えたのに、インストールしたのに、
すぐに言葉が出てこない挙動不審な自分。
もじもじ。
勇気がでなかった…!
あちゃー!!

直接的に声を通じて、繋がる瞬間を求めることができなかった。
そこが心残りで、ちょっと切ない気持ちになってしまって。
卒業の日に、好きな人に告白できなかった時みたいな…!

このまま終わっていいのか。

どうだったんだろう、どう届いたのだろう。気になる。
ぐつぐつしていたら、大井さんがツイートされていた言葉。

考えていただいた企画、コメント皆さんに返せなくてすみません。
メールいただければ返しますので


歓喜。

なんて、なんて、あたたかい方なんだ…!
熱さを感じる人の、あたたかさに触れると涙が出る説!!!

メール、緊張しますが、このままじゃ終われない。
勇気を出して思い切って、送ってみます!!

まだまだ手探り。
長いし、読みにくかったらごめんなさい💦

読んでいただき、ありがとうございました!

この記事が参加している募集

振り返りnote

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?