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血清鉄の値の変化に注意。

鉄の日内変動。血清濃度は朝高く、夜に低くなる。
血清鉄を測定する場合、採血時間を定めて行うこと、早朝空腹時採血が望ましい。


血清鉄は個人の測定値の変動が大きいため、8時と16時の測定値比較で、10%ほどしか低下していない人、50%以上低下している人、平均で約40%程度低下していたりと、様々です。


つまり、鉄の値は「個体間差と日内変動」があります。


個人個人で値は異なるし、1日のうちでも値は変わるということです。鉄剤を飲んで、変化をみたいなら「前回と同じ時間に測定する」これがいいです。

検査値は角度を変えてみたり、違う視点からみると、別物に見えてきたりします。

検査値は雄弁に語りかけているのに、汲み取れないことが多くあります。


我々、検査技師はこれらを念頭に置き、臨床側へフィードバックします。


解釈を違え、病的変動と取られないように、採取時間を確認し、電子カルテにコメントを残したり、あるいは電話連絡したりします。


雄弁に語る検査値を正しく解釈し、治療方針の決定に有用な情報を提供できるよう、サポートします。


検査値を見る際は、要注意を。


読んでくれてありがとうございます。

検査値を見る際に注意したいこと、深みが増すような読み方、役立ちそうな検査知識を、ちょこちょこ載せていきますね。

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