皆さん、武田信玄をご存じですか。

歴史の教科書にも出てきますので、大体の方は名前くらいは聞いたことがあることでしょう、

ここで、武田信玄の生い立ちや歴史を語るわけではありません。

　「もう一押しこそ慎重になれ」という言葉をご存じですか。

これは前述した武田信玄の名言であります。

もう一息という時こそ、慎重に事を運ばないと失敗しますということなんだと思います。

徒然草に出てくる「高名の木登り」とは全く同じではないかもしれませんが、それに似たニュアンスを持つ言葉だと個人的には理解しております。（違うかもしれませんが…）

　先日会社でいつも使っているとあるシステムで、いくつか入力しなければならない項目があるものでした。今月から1ヶ所登録内容を変更してくださいとの連絡があり、指示通りに変更していざ登録しようとすると、エラーになります。

この値は使用できませんのエラー。そんなわけないやろ、変更しろとの指示だったので何度かやり直してみましたが、やっぱりダメ。

出来ないことを問い合わせてみたところ、その値がDBのマスターに登録がうまくできていませんでしたとの返信あり。

登録するの忘れたなというのと、最終確認してないなあと思いました。

結局、双方で無駄な工数が発生してしまいました。

せめて変更箇所のところだけはテストするのが普通だと思います。

その確認の手間を惜しんだために、大きなツケがきてしまいましたね。

テストはいくらしてもバグが完全に0になることはないですが、なんで変更点だけでも確認せんかったのかと非常に残念です。まあレベルの低いトラブルですよね。

　そこで思い出したのが「もう一押しこそ慎重になれ」でした。

私はずっと技術の仕事をしてきたので、バグやトラブルで痛い目を何度もみてきています。

今回のトラブルはそんなにたいしたものではないですが、それだけに事前に確認していれば防げた内容でした。

　自分の業務においても、改めて「もう一押しこそ慎重になれ」を実践しないといかんなと気持ちを新たにした今日この頃です。