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個人作家からのステップ その1

自分で作って販売する1人作家の次のステップについて書いていきたいと思います。
個人的にもネット検索してもハンドメイドサイトで売れる方法論はたくさん記事が見つかったけど、その次のステップが見つからなくて、とても困りました。


最初のステップとしては個人作家が1人で限界を感じた時は、とりあえず外注できるものは外注する!手仕事でしていた部分をもう少し手軽にできないか?を見直してみることだと思います。



私の場合


/////  製造 /////

私は革とリネン布を使ったバッグを作っているので、全て手で仕上げていた取手革の抜きと布の縫製を一部外注にしました。革は「抜き型」という裁断用の抜きを作って、革の裁断屋さんに抜いてもらっています。
(「革 抜き型」「革 裁断 業者」でGoogle検索すると情報がでてきます)


定番の袋の縫製はnutteという職人さんに依頼できるサイトを使っていました。ただ、職人さんによって仕上がりに差が大きかったり、布の裏表を間違えて全部を仕上げてきた方や、仕様書を無視した裁断で布を大幅にロスさせられたり、信頼できる職人さんに当たるまでは失敗の連続でした。
でも工場に出すには数が足りないぐらいの規模の個人作家や、工場に依頼したことがない作家さんの初めての依頼としては良いサービスだと思います。


革の取手は抜きだけではなく、角落とし、裏や側面の磨き、染め、筋つけ、と工程がたくさんあります。角落としはやすりで仕上げていたのをミニグラインダーで、側面の磨きはコバ磨き機を、と機械を購入して手作業を機械に置き換えました。



///// 発送 /////


ギフトラッピングは無料だと「無料ならギフトにしようか」と自分用にもギフト包装を依頼される方も多かったので、有料にしました。
手書きメッセージをやめました。
イラストレーターの友人にイラストを描いてもらい、ステキなショップカードを作りました。それまでの手書きメッセージよりもステキになって喜ばれました。



これだけでかなり楽になりました。
丁寧な手仕事は温かみもあり語るには魅力的だけど、機械や外注で置き換えても仕上がりが変わらなかったり、代替できる方法があるならば、それでも良いのではないでしょうか?
でも手縫いの温かみを訴求しているならば、それは拘るべきだし魅力が損なわれるならばミシンを使わなくてもいいとは思います。


私の場合は革系出身なので、革ベルトの仕上げには拘っています。なので、裁断した革を加工無しで使いたくないので、その部分には拘っています。
でも全てを手で仕上げるのをやめて機械を導入したことで、楽になったし、むしろ手で仕上げるよりキレイになったかも…。


拘るべきところは残しながら、少しでも楽になれる部分はないかな?と立ち止まって工程を見直してみることから始めてください。
全てを丁寧に、なんて1人では無理だと思います。
私も手書きのメッセージをやめるのに罪悪感があったのですが、そのメッセージを心をこめて書く余裕がないならば、自分の余裕の為にその時間を使ってください。


落ち込んだりもしながらもフリーで頑張れているあなたはエライ!完璧でなくても大丈夫!そのコダワリにガチガチになっている部分は自分だけにしかわからないものかもよ?


っと当時の自分に言ってあげたい。笑。

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