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クリエーターにオススメの補助金あります。

2019年は小規模事業者持続化補助金のおかげで色々な活動をすることができました。
ありがとう!補助金!

私が2019年にこの補助金で申請した活動費は以下になります。

・ 展示会出展費
・ 総合カタログ製作費
・ パッケージデザイン費
・ 店舗イベント借料

クリエーターがブランドを立ち上げたのは良いけれど、ブランドを整えるのにはお金が必要ですよね。

そんな時に使える補助金です。



◇ どんなことに使えるの?

クリエーターのブランドを整える活動にはほぼ使うことができます。
例えば以下のような活動について申請することができます。

開発費
・ 新商品の試作費
・ 新商品のカタログやパッケージのデザイン・金型費用

広報費
・ HP・ネットSHOP制作費
・ 販促用チラシの作成・送付費
・ HPやショップの販促活動
(ネット広告・マスコミ媒体PR・ポスティング等)

展示会出展費
・ 展示会出展費
・ 展示会出展のための宿泊・交通費・送料(海外含む)
・ 展示会出展時の商品棚を購入(機械装備設置費)

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◇ 補助率・補助額は?

・補助率 補助対象経費の2/3以内
・補助上限額 50万円
75万円以上の補助対象となる事業費に対し、50万円を補助
・75万円未満の場合は、その2/3の金額を補助。



◇ 申請から補助金受領まで手続きの流れ

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持続化補助金のHPから図をお借りしました。

地域の商工会議所にて相談後に書類を作成し、商工会議所のOKがでると「申請して良いよ書類」を商工会議所が作成してくれます。
自分作成の書類+商工会議所OK書類をまとめて送付します。

その後は採択結果を待ち、採択決定後に活動開始。
活動終了後には報告書を提出後に補助金受領の流れになります。

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◇ 補助金書類作成について

と、綴ると簡単に感じるのですが、書類作成が私にとっては大変でした。
補助金募集告知がされるとすぐに商工会議所へ相談に行き、書類作成を始めたのですが書類作成やり直しが続き、3回やり直しました。
それでも事業について数字をまとめ、活動について綴り、客観的な意見をいただけることは良い機会になりました。
私が書類作成時に注意した箇所は以下になります。



●  活動について、未来展望イメージを納得してもらえる数字で説明

特に数字の部分が苦心しました。
クリエーターはイメージで語りがちになるのですが、書類をチェックする側は「この事業に投資して大丈夫か」と数字での説明を求めます。

・事業の数字
・今回の活動をすることで集客・売上推移予測
・業界の発展性数字

などを活動の未来についての希望や明るいイメージと同時に納得してもらえる数字についても綴りました。



● 社会に貢献できる部分をアピール

国の補助金なので、個人の夢や希望だけでなく社会に貢献できる事業であることのアピールも大切です。
デザイン系のクリエーターだとこの部分を綴るのが難しいかもしれません。
自身のブランドのサスティナブルな部分や事業を拡大することによって、社会がどう変わっていくかイメージを膨らませつつ綴ってください。



● ブランドの強みをアピール

他の類似ブランドや商品とは違う「ブランドの強みや特徴」をわかりやすく説明することが大事です。
一般的な商品と比べて、この強みがあるので自分の事業は拡大できる・拡大する必要がある、と熱を込めつつアピールしました。


参考までに、2019年度の作成書類のリンク貼っておきます。


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◇ 2019年の採択率は86%

中小企業庁のツィートでは平成30年は申請15,202件中、採択されたのは13,099件。採択率86%!高い!
昨年は予算が大幅に増額されたので例年に比べて採択率が高くなった様子です。
例年は50%ぐらいの採択率との噂もあります。



◇ 補助金のデメリット


● 書類作成が大変
これは上記で綴りました。

● 実施期間が短い
今年のスケジュールは
8月4日に採択決定し、補助事業実施期間12月31日まで。
この4ヶ月弱の間に、事業開始〜完結しないといけない。
意外と短いです!
開発費などは採択が決定するとすぐに動かないと完結できない可能性もあります。

また展示会出展費のみ採択前に応募が可能です。
ただ、補助金を見込んで申し込みをした場合、採択されなかった時のことも考えないとね。


● 補助金が支払われるまでのお金を用意しないといけない
採択が決定後、最初に補助金支払いがあるのではなく、支払いは終了書類提出後です。
終了書類は支払い証明書提出が必須ですので、一旦は自分で事業資金を用意する必要があります。


● 申請活動で利益がでると補助金から差し引きされる
利益のでる活動はある一定額を超えると申請金額から差し引きされます。
今回、私も利益のでる活動が含まれていたのですが、多少の利益であれば差し引かれない設定にはなっています。
もし差し引かれずに全額補助金を採りたいなら、利益のでない活動を申請する方が安心かもしれません。


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◇ とはいえ、オススメです!

補助金を活用して、今回初めてデザインを外注しました。
それまで自分でできることは自分でやろう!ときたのですが、プロにお願いすると仕上がりの完成度が違いました。
今は前の自作デザインパッケージは恥ずかしくて封印しています。

デザインを外注にすることのメリットも今は実感できましたが、個人にとって高額のデザイン費はかなりのハードルになると思います。

展示会出展費やデザイン費など、個人クリエーターにとってのハードルを乗り越えるための後押しとして補助金活用はおすすめです。

補助金について詳しくはHPを覗いてみてください ↓↓↓



展示会出展についてはこちらのnoteもどうぞ。


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