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小学館ジュニア文庫小説賞、大賞受賞しました!


2023年11月27日金曜日10時、第9回小学館ジュニア文庫小説賞の最終結果が発表されました。
大賞が二作品という今までになかった回でした。
私の作品「訳ありイケメン王子と同居中です!!」も大賞に!
最初にご連絡を頂いた時からずっと気持ちがフワフワとしていて、うまく言えないんですけど、率直にめちゃくちゃ嬉しいです!
応援して下さった全ての皆様と、選出して下さった小学館ジュニア文庫編集部の皆様に感謝、感謝、感謝です!
本当に本当にありがとうございました!
発表、選評ページがこちら

【現場力】? え?
ど、ど、どうしよう、なにも考えずに書いてたなんて言っていいのでしょうか?
【観察】?【研究】?
O型ズボラ人間の一番避けて生きてきたものです。
私に当てはまるとしたら、
【自身のアイデア】【既存の作品にはないオリジナリティ】、あと新鮮度?

私は野生の勘とノリで書いていることが多くて、訳あり王子も最初はそんな感じで気軽に書き始めました!
ですが書いている途中で、M文庫さんの一次にすら残れない悲報発表があったのです。
ちなみにM文庫さん(伏せる意味とは……笑)で落ちた作品は、レーベルカラーをむちゃくちゃ意識して、いつもの自分とは違うお利口さんな感じ(つまり遊びがない)こじんまりした物を出したのはわかっていたんだけど。
あんなにカラー研究したのに、一次に残ってる方のタイトルを見たら去年までと流れが違っている~!!と愕然としました。
その後、落ち込みまくった私は、訳あり王子を書けなくなりました。
ただ、時間は待ってくれないのはわかっているので、内心ずっと焦りっぱなし。
出さなかったら後悔するのも目に見えているし、最後まで流れは決まってるんだから、書ける部分からだけでも書いて行こう!と、なんとか自分を奮い立たせ、そこからはスピード重視です!
普段とは違う手法でラストを先に書いたり、大まかな流れを書き上げて間を後で繫いでみたり……。
つ、つ、つまりは、最初出来上がった段階では、色々不具合出まくりの継ぎ接ぎだらけのお話だったんです……、それが締め切り前十日くらいのこと。
そこからの改稿は自分との戦いでした。
M文庫さんの一件で落ち込みはしたものの、得たものもありました。
「レーベルカラーは重要! でも新鮮味だって大事なはず! ならば、私も自分らしく楽しく行く! えいえい、おー!」と、我が道を突き進めたからです。
今思うとそれがいい刺激になったんだと思います。
締め切りに間に合ってホッとして、一次の結果発表で「やったー!! やった!!」と騒いで二次も「やったー! マジですか!!」と転げまわり
最終選考あたりで「あ、どうしよう、なんか胃痛がする」とようやく正気に返り震えはじめたのも、今となってはいい思い出です。

正味一ヶ月で書き上げたお話でした。
でも、書いていてとってもとっても楽しかったので、選ばれなかったとしても、訳あり王子は私の中で今年一、二を争う自分が納得できた作品(もう一作は今青い鳥さんに行ってます)と思っていました。
そういえば昨年はそう思えた、やりきった、楽しかった、という長編がなかったかもしれません。
訳あり王子のおかげで、自分の得意とする部分、強みも見えてきたので、転機となった作品でもあるんです。
なので、この作品が大賞に選ばれたことは本当に本当に嬉しくて、これからの自分に自信が持てる、そう思います。
結果ページを読み、新鮮味が、という選評には大きく「そうでしょう!」っと頷いて、意識してやっていなかった現場力などには「きょ、恐縮です!!」と、なっていましたが
野生の勘とノリでそれらはカバーし、これからも楽しく書き続けられたら(少しは考えるようにはします!笑)と思います。
今年の目標(毎年?)で掲げていた児童文庫でのデビュー。
夢は願えば叶う? それも大事ですが、私の場合は何度落ちても立ち上がったことが良かったんですね。
夢は願うんじゃなくてあきらめないこと、が私らしいです。
まだまだ未熟者です。
色んな方に教えを乞うこともあると思いますが、今後を是非見守って下さったら嬉しいです。
この度は本当にありがとうございました!



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