夏の魔物に犯されて

寝苦しい夜が続いていますね
いかがお過ごしですか。
かと言ってもここ最近雨が降った夜は
涼しかったり涼しくなかったり…。

ベットで寝ていて横に寝返りをうち
ふと目を開けるとハチワレと目が合う。
そんな夜を過ごしています。

夏になるとほかの季節より様々なことを考えます。
皆様が夏と言われて思い浮かべるのはなんだろうか
赤赤しく様々な色が点在している花火とか
燦々とした太陽の下で皆が集まる海とか
もちろん、僕もそんなこと沢山思い浮かべます。
だけど、僕は夏になると恋に対する考えが強くなります。

夏にする恋というのは何か得体の知れない魔物に犯されているんだと、そんな気がしてなりません。
一夜限りの恋、身体を重ね合った恋、明日には忘れている恋。危なっかしい恋がしたくて堪らなくなる。
それが夏の恋。
なんて人間は馬鹿なんだろうとつくづく思います。
そんな僕もその人間の一人。

蒸し暑い夜に汗ばみながら手を繋いだ夏。
君とカラオケに行った夏。柑橘系の香水をつけた夏。

常に何かを俯瞰しながら、誰かのせいにしながら
僕らは夏の魔物に犯されていく。

それではまた。

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