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インド2日目 裸足で歩いて


夏の某日、友人宅へお土産を届けに行った
家までは4kmくらいあって、外は雨だけど、いいお散歩だ
靴をそんなに持ってないので、極力雨で濡らしたくない
その頃気に入っていた、コーナンの便所サンダル(圧倒的おしゃれアイテム)は、往復で8kmも歩くと土踏まずが痛くなることを知っていたし、皮のサンダルは雨に濡れるとインソールが剥がれてくる
そこで選ばれたのがバナナ柄のビーチサンダルだった
ホストの体験入店でも履いて行って、店内をぺちぺち音を鳴らしながら歩き怒られたあれだ

ホストのVIPルームで撮ったBeReal。ちなみに服装もアロハシャツにショーツと攻めている!


家を出て、はじめは雨に足が濡れて楽しかったのが、1キロも歩くと靴擦れをおこして一歩も歩きたくなくなっていた

そこで思い切ってビーサンを脱ぎ、傘の取っ手に引っかけた

足を下ろすと足の裏から伝わってくるものが全く違う
今まで歩いていた道までもが変わってしまったかくらいの錯覚だ
裸足で歩いていると、歩くことに集中する
そこからは新しい発見の連続だった

古い道は歩きずらい
小さな突起が顔を出していて、足ツボマッサージの強化版みたい
ふにゃふにゃの俺の足裏では太刀打ちができない
けれどそんな時は白線に逃げればいいのだ
白線は突起を覆ってくれている
白くて優しい肌触りがなんともエロい

新しい道は歩きやすい
とっても平だ、ベタっとしている、痛くもない
けれど、色が濃すぎるから、注意していないと同化している小石やコンクリート片を踏んでしまう
やっぱり白線しか勝たん!

雪国だと融雪のとことか歩きやすそうだね

そこからは、色んなものを踏んでみた
段差を埋めるプラスチックや、小川の蓋、鉄の板にコンクリートの柵
同じように見えても、踏んでみると全く違うと感じるものがたくさんあった

下にあるものをわざわざ手で触ることはそうないし、足の裏で触れることはもっとない
触覚の覚醒ですね

最近名古屋の友人が、食事を手で食べているらしい
手を使うことで食事と味に集中できるんだって
まさしく瞑想、食事メディテーションだな!!

毎日楽しい時って、やってることに夢中になってる
本を読んだり散歩したり、長風呂したりスポーツしたり好きな人と話したり
どれだけそんな瞬間を増やせるかなんだと思う
マルチタスクは悪
宮ノ下にある曹洞宗の住職も、今に集中することが仏教の原理の一つだよと言っていた(座禅させてくれてありがとう)

様々なツールが生活を便利にさせてくれるけど、それが幸せには直接つながらない
「安心・便利・快適が社会を破壊する」By宮台真司
けど、それが携帯だとか飛行機みたいに、大きな分かりやすい物だけじゃなくて、スプーンやスニーカーなんかの日常的な道具も同じなんだって考えた事がなかったから衝撃です
逆にそっちの方が大切なのかも

今度は裸で風を切りながら歩いみようかな

インド2日目にして、初めて手を使って食べた90円ランチ

今日は休日なのでnoteなど書いている暇はない!
遊びで忙しい!
三日坊主にまでも辿り着けないのはしゃくなので、メモにあった文章を加筆
偉いぞ俺

2/3(土)

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