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フィリピン留学。セブ行ってきた話。

30歳くらいか。フィリピンに6週間ほど英語勉強するってんで短期留学に行ってた事がありまして。なんつうか、「こういう世界もあるのか」と驚く事ばかりだった。

俺が行った所は寮と学校が併設されてるところだった。俺は眠剤飲んで一人部屋じゃないと寝れないので少しお金を多めにだした。で、後日エージェントに二人部屋しかとれなかったって連絡来たから、じゃぁこの話は無かった事にしてくれと言った。でエージェントは焦ったらしく、結局二人部屋を一人で使う事になった。

眠剤と抗うつ剤を持ち込むのに医者から英語の診断書みたいのを書いてもらった。1カ月分の錠剤ってなかなかの量だから空港で止められても大丈夫なようにするんに必要だった。まぁ結局止められなくて杞憂だったんだが。

けっこう心配性なのに、なかなか道中はワクワクしてたと思う。空港とか結構心配だったけど、案外何とかなった。冒険ってのはいいですな。夕方出発くらいのフライトだったんだっけな。到着したのは夜の22時過ぎとかだった気がする。

飛行機での一人旅は国内なら一回だけあった。おれ関東住みなんけど、昔屋久島に行ったのよな。たぶん鬱になって2ヶ月くらいかな。冬くらい。春になるとめちゃ混むらしいんけど冬に屋久島行こうなんてのはかなりレアらしい。なのでめちゃ空いてた。で、ここで一人旅のスリリングさと案外大丈夫だってのを学んだと思う。

で、フィリピンの話戻るんだが。空港はわりかし綺麗だったような気がする。でやたら空いてたから迷わなかった。外に出るとプラカード持ったスタッフが立ってる。で合流するわけだ。「お疲れ様です!」と挨拶するわけにはいかなかった。というのもガンガン英語で話しかけられたから。痺れたぜ。今までテストにしか使わなかった英語の知識がとうとう火を吹く瞬間が来たようだぜってんでテンション上がった。

セブといえばなんか綺麗な砂浜に海ん中に家みたいなんが浮いてるリゾート的なアレを想像すると思う。そのイメージは車乗って5分で打ち砕かれる。超発展途上国。なんだろ、怪しいストリートな感じ。FF7のミッドガルな感じ(自分で言うのもなんだがミッドガルの例えはわりと近いと思う)。あの細い道入ってったらぜってぇ銃突きつけられてカツアゲされる的な事考えた。

ジプニーと言われる軽トラを改造したバスみたいなのがやたら走ってる。あとトライシクルとかいう原チャにサイドカーくっつけたようなやつ。両方とも個人でやってるタクシー的なもの。だからめちゃくちゃ派手にペイントされてたりする。凹んだボディをセメントで固めてるジプニーが走ってるのをみて面白いから写真撮った。あと赤信号どれくらい待つかわかるようにカウントダウンが信号についてた。これも面白いから写真撮った。

車の運転の仕方も面白かった。車線変更はウィンカーではなくクラクション。てか何かとクラクション鳴らす。あと基本、右車線でも左車線でもなく、真ん中を走る。交通ルールとは、てな感じ。俺はここでは絶対運転出来ないと思った。

宿舎についた瞬間、フィリピンはまたスリリングな思いをさせてくれた。宿舎がね、5mくらいの塀で囲まれてるの。入るのにセキュリティがいる門を通過しなきゃなん。はえー話、刑務所な感じ。進撃の巨人だね。多分、外部からの危険を防ぐためだと思う。

つづく

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